今年の“里の秋”

2011-12-03 | Music


のち

 
 一昨日あたりからかなり寒く、冷たい雨も降った東京・多摩地区ですが、今日は午後からは晴れ間も見え、気温もそれほど寒くはなく、愛犬との散歩も楽でした。

 お決まりのコースですが、多摩モノレールを中央に配した根川緑道沿いを歩いていたら、ここ数日の低温で紅葉がかなり進んでいて、緑から黄色や赤に変わっていく途中のグラデーションがとても綺麗でした。

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 先週末に行ったライブの音源も整理しています。前回の記事にも書きましたが、PAのトラブルから録音も上手くいっていないのですが、比較的マシだった音源をもう1曲スライドショー仕立てにしてみました。
 ↓一昨年もアップロードしましたが、“里の秋”です。

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 施設で行うライブの選曲は、ややもすると品行方正(?)な曲を選びがちですが、少し考え直させられるような出来事が起きています。

 それは、恋愛妄想というのか、入所者が、職員もしくは他の入所者のご家族に対して恋愛関係になっていると勘違いされてしまうようなことです。
 入所者ご本人は、本気で思い込んでいるのに、その対象の人は全くそのような感情は持っていない。そうなるとお互いの関係がギクシャクとしてしまい、入所者の生活も荒れてしまうことになりかねません。
 なかなか難しい問題ですが、普段の生活の中で何らかの刺激が足りないことも遠因かもしれません。歌が軽い刺激になって、それで充足され、感情が暴走することを抑えられるのかもしれない、そう考えることがあります。
 唱歌なども良いのですが、ベタベタなラブ・ソングもやってみようかな、と思っています。

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立川駅北口のファーレ立川のイルミネーションが綺麗でした。


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4 Comments

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Unknown (コタローママ)
2011-12-04 13:29:40
恋愛は永遠のテーマですね。

確かに歌のなかで愛や恋を思い切り感情移入するのもありかもしれません。

今日は無茶苦茶快晴ですね。
我が家はこれから徒歩で動物病院です。
お尻を絞ってもらいまして今年のスケジュールはすべてこなしたことになります



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Unknown (ハナミンママ)
2011-12-04 14:24:25
「里の秋」オーソドックスな選曲の中にも、ギターバンド「ぼんくら~ず」らしい、こだわりを感じる演奏でした。

わが職場でも昨日はボランティア合唱団によるクリスマスコンサートでしたが、
荘厳なクラッシック調のミサ曲メドレーを第一部として、第2部は合唱団の皆様が観客の中に入って一緒に歌う数曲の日本の歌、そして第三部は軽いクリスマスソングのメドレーという構成でした。
観客の中には、失語症で「あ~~、う~~」くらいの発語しか出来ない方もいらっしゃいましたが、
一生懸命手で指揮をし、二部の「ふるさと」合唱では滂沱の涙となっておられたのが印象的でした。
やはり心に染み入る日本の歌・・・いいですね。

恋愛妄想は、抱ける人が羨ましい!!
認知症を患うと、おそらく色々な壁が取り払われて、その方の素の部分が出てくるのかもしれませんね。
亡くなった義母も、元気な頃はおよそそのようなことから縁遠い人かと思っていましたが、
亡くなる間際の数ヶ月間は、結構そちらの妄想的発言があり、この方の人生にもそのような時期があったのだ・・・と人間の業の奥深さを感じたものです。
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コタローママさまへ (non_B)
2011-12-04 19:43:15
入所者が誤解など無しに真面目に恋愛したり、例えば若いアイドルに夢中になったりすることは精神衛生の上でとても良いことだと思います。
しかし、そこに誤解を基とした感情が入ってくると人間関係もギクシャクしてきて、これがとても悩ましい問題となりかねません。
限られた人間関係で生活する施設という場では、感情の問題はどうしてもナーバスになってしまいます。

今日の快晴は職員のモチベーションも高めました。
早めに通常業務を終えて時間を作り、人数は限られましたが何人かの入所者の方々を屋上へ誘導して、ほんの少しの間ですが日光浴をしました。
陽射しに当たるのもとても良いことですが、久しぶりに外の空気を吸うことができた方も多く、とても良い機会になりました。
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ハナミンママさまへ (non_B)
2011-12-04 19:43:36
“里の秋”は、男声と女声の歌もさることながらwataru君のギターを前面に出しています。
3年続けて演奏していますが、定番の曲はやっぱり良いですね。みんなで歌えるのが楽しい。

クリスマスとミサ曲は切っても切れない関係ですし、この時期ならではの楽しみでもありますね。
ぼんくら~ずは、さすがに讃美歌などは難しいです。

失語症の方にも音楽はきっと何かを訴えていると思います。また、言葉にならない声というのが、かえって弾き手や歌い手の人に伝わってくるような気がすることがあります。
“ふるさと”など日本人の琴線に触れる曲は、これからもずっと歌い継がれていってほしいと思います。

認知症が、閉ざしていた心の奥底の気持ちや、抑えつけられていた感情を吐き出させることはあると思います。「業の深さ」が、介護者の心に重い負担になることもあることを感じてしまっているこの頃です。
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