実践向きというより飾りやんっていう鎧兜。
こんなよろいを加賀百万石の前田利家が
きてたんだとか。

これは全体に漆を塗って金箔を押した桃山時代の
黄金趣味を良く伝える具足で、胸板・脇板の形状などに
初期の当世具足の特徴が良く表れています。
兜は熨斗烏帽子形の変わり兜で、錣(しころ)の上には
白いヤクの毛でできた引廻しが付いています。
具足櫃の由緒書によると、1584年9月、越後の佐々成政が
能州羽咋郡の末森城を攻めた際に、利家が救援に駆けつけるまで
城を死守して功のあった奥村永福に、利家がその日所用の
鍾馗の馬幟、金切裂腰差と鎧兜大小悉く賞として与えたが
のち奥村家より綱利(5代藩主・綱紀)に献上されたことが記されています。
だとか。

子供の利長も。

戦国の兜ってことで。(^-^)/
