ひとり暮らしのおじさん日記

札幌市在住。70歳超えおじさんの気ままな日記。

内容がわからなくても読んでみる。

2022-08-22 16:20:53 | 日記
  • 2022年8月22日(月/先勝):東区は風がでてきましたねー。

依頼されていた編集仕事も途中コロナ発症でとん座したけど、

やっとゴールが見えてきました。

それで土、日は久しぶりに読書三昧。

『総会屋錦城』(城山三郎著の短編7作品)、

『4月になれば彼女は』(川村元気著)、

『アウレリャーノがやってくる』(高橋文樹著)

の3冊完読でした。

どれも面白く読ませてもらいました。

他にも「哲学の勧め」的な本や、

ドストエスキーの『罪と罰』も合間に読んでます。

『罪と罰』を読みながら思ったのは、

本を読むと内容を理解しようとするけど、

なかなか理解出来ない本もあります。

たとえば、『罪と罰』は若い時に読んだけど、

長くておまけにちんぷんかんぷん。

あー、ロシア文学は僕には合わない。

最近まで縁遠くなってました。

あまり本を読まない人の中には、

本はこむずかしいことばかりで面倒くさい。

だから本離れした人もいると思います。

最近、カフカ、トーマス・マンといった、

昔読んでまったくわからなかった作家さんの著書を読みました。

たとえば『罪と罰』。読んでてこんなに面白い本だったっけ。

と再発見です。加齢になり人間心理がわかってきたのかあ。

考えてみたら、

18歳で、社会構造や人間関係、経済活動、

大人の恋愛関係も何もわからない若造が、

世界的文豪の名著を一度読んだだけで、

「なるほど!」などと理解するなんてありえないと思うのです。

わからないのが当たり前なのです。

だから、その時はわからなくても、大人になり、再び読んで、

そうかあー、そういうことだったのかあー、

と思いかえしてみるのも読書の楽しみ方と思うのです。

若い時は、無理してわかろうとせず、とりあえず読んでみる、

読み続けてみることも大切かもしれません。