- 2022年8月22日(月/先勝):東区は風がでてきましたねー。
依頼されていた編集仕事も途中コロナ発症でとん座したけど、
やっとゴールが見えてきました。
それで土、日は久しぶりに読書三昧。
『総会屋錦城』(城山三郎著の短編7作品)、
『4月になれば彼女は』(川村元気著)、
『アウレリャーノがやってくる』(高橋文樹著)
の3冊完読でした。
どれも面白く読ませてもらいました。
他にも「哲学の勧め」的な本や、
ドストエスキーの『罪と罰』も合間に読んでます。
『罪と罰』を読みながら思ったのは、
本を読むと内容を理解しようとするけど、
なかなか理解出来ない本もあります。
たとえば、『罪と罰』は若い時に読んだけど、
長くておまけにちんぷんかんぷん。
あー、ロシア文学は僕には合わない。
最近まで縁遠くなってました。
あまり本を読まない人の中には、
本はこむずかしいことばかりで面倒くさい。
だから本離れした人もいると思います。
最近、カフカ、トーマス・マンといった、
昔読んでまったくわからなかった作家さんの著書を読みました。
たとえば『罪と罰』。読んでてこんなに面白い本だったっけ。
と再発見です。加齢になり人間心理がわかってきたのかあ。
考えてみたら、
18歳で、社会構造や人間関係、経済活動、
大人の恋愛関係も何もわからない若造が、
世界的文豪の名著を一度読んだだけで、
「なるほど!」などと理解するなんてありえないと思うのです。
わからないのが当たり前なのです。
だから、その時はわからなくても、大人になり、再び読んで、
そうかあー、そういうことだったのかあー、
と思いかえしてみるのも読書の楽しみ方と思うのです。
若い時は、無理してわかろうとせず、とりあえず読んでみる、
読み続けてみることも大切かもしれません。
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