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探究心をもって人生を生きる

青年海外協力隊隊員としてボリビアで活動していたころを中心に、帰国後10年(2022年)の今を書いています。

始まってしまった…カルナバル@ボリビア

2012-01-30 12:50:32 | 中南米旅行
1月29日(日)

カルナバル(カーニバル)

【謝肉祭(しゃにくさい、カーニバル)は、もともとカトリックなど西方教会の文化圏で見られる通俗的な節期で、四旬節の前に行われる。仮装したパレードが行なわれたり、菓子を投げる行事などが行なわれてきたことから、現代では宗教的な背景のない単なる祝祭をもカーニバルと称することが少なくない。】ウィキペディアより引用

ということでいよいよ南米はカルナバルの時期です。
メインは18,19日の週末に各地で行われるパレード。
特にオルロ県で行われるパレードは南米三大カルナバルとしても有名です。
ちなみに世界無形遺産に登録されています。

【オルロで毎年2月末頃に行なわれるカーニバルは、リオデジャネイロのカーニバル、クスコのインティ・ライミ祭りと並んで、南米三大祭りの一つと言われている。オルロ市中心部のソカボン広場を終点とする市内数カ所の道路が会場となる。 リオのカーニバルと比較すると、先住民の文化やスペイン植民地時代の記憶に基づく伝統的な踊りが多く、踊りや音楽の種類ははるかに多い。】ウィキペディアより引用

まあ,それはいいとして。

この時期何を血迷ったか子どもから大人まで道行く人に誰かれ構わず水をぶっかけます。
水風船,水鉄砲などを使って。

ほんとたまったものではありません。

昨日,そのカルナバル習慣が始まりました。

そして水びたしです。
道を歩くのも大変ですわ。

確か日本では水を人にかけて傷害罪で訴えられたという事例もあったはず。
う~む国が変われば。

僕も水鉄砲がスプレーを持って歩いて反撃をしようかと考え中。

さて,休みを利用して(利用し続けている)ちょっとした村へ行ってきました。
そこはチュキサカ県ヨタラ村。

なんとも小さな村で可愛い場所でした。

プラサ周辺。

適当に散策。




実はここは手作りチチャが飲めるので所として有名なんです。
【チチャ(chicha)とは、南米アンデス地方でよく飲まれている酒の種類である。特にペルーやボリビアのチチャは有名である。
ボリビア国内ではコチャバンバがチチャの名産地である。】ウィキペディアより引用

ところが僕らが一般に飲んでいるチチャにはアルコールが含まれていません。
庶民の美味しいジュースといったところでしょうか。

で,路地をうろつき見つけたチチャ屋さん。
白い旗が目印です。

こんなかんじでチョリータのおばちゃまが作ってチチャをこの巨大ポリバケツから汲んで売ってくれます。



バケツからチチャ!!


ココナツのお椀で飲む。洗っていません。

あ,一応確認だけどこれアルコール無いよね?

うん,入ってないわよ~と。

でもなんか匂いがいつものチチャと違うなあ。

恐る恐る…


うえええええ
まずい!!

というかあまりに味の違いにびっくり。
どうやら僕が普段飲むのはチチャモラーダというもので,
これは本物のチチャ。
そう思って飲むと案外これも美味しい。

そしてどう考えてもアルコール入り。
実は秘密で作っているとか??
昔は人がトウモロコシを噛んで発酵させていたらしいが,聞くと今は道具を使っているとのこと。

周りの叔父さんおばさんめっちゃ酔ってますもの。絶対アルコール入りですわ。

ひええ~。

まあ,ボリビア渡航前に読んだチリ・ペルー・ボリビア酒紀行!(江口まゆみ/文 小のもとこ/絵 )アリアドネ企画
に書いていたので知ってはいたのですが。

味は韓国のマッコリに似ていました。
半分も飲めずに退散。

しかしあのバケツの中はどうなってんだろうか…
怖くて覗けません。

こうしてボリビア再カルチャーショックはまだまだ僕に襲いかかってくるのでした。さらば,ヨタラ村!!

サンタクルスは雨だった@ボリビア

2012-01-28 09:43:35 | 中南米旅行
1月25日(水)

お昼,南米のパリブエノスアイレスに別れを告げ,サンタクルスに到着。

雨が降ってました。

実はここのところ右目の瞼の腫れが気になっていたので,明日JICAの担当病院へ行こうと思っているところです。
にしてもまあ,とにかく12月,1月とよく旅をした。
いいもん食った。

しかしまあ,ここはボリビア。
わかっちゃいるけど,本当にボリビア。

ネット環境が悪い!!

ここ二日まともにブログがひらかなった。更新もままならず。

道を歩けばデコボコ穴だらけ。
なんでこれを直したい,直そうぜ~とならんのかな。

なんも気にせず歩く歩く。

これが日本だったら「穴だ,いつまで穴開けてんの,市役所に言ったろう。」とか思ったりして市民相談課か何かに電話をして,
すぐに市役所の人が飛んでくるなりして舗装されるのだろうか。

アルゼンチンもどこにも穴など空いていなかった。少なくとも僕が訪問した場所は。

が,ボリビア。気がついたとしても魔法の言葉,

ni modo(仕方ない)

が口から出て終了。

いやいや本当に「仕方ない」のだろうか。
何か根本的に違う気がする。

雑多な感じも適当な感じも慣れてしまえば心地よい。
日本とは違うから。
しかし,国を良くする発展させていくという視点に立つならば,なにか根本的なものの考え方なり暮らし方なりが大きく違うのではないだろうかと,思ってしまう。

この国は資源もある,人々もバイタリティがある。
未来は限りなく広がっているようにも思える。
しかしその未来を作っていくのはやはりその国の国民だ。
そう思ってがんばっている人もたくさんいるとは思う。
だがもっと工夫して改善していく余地はあるんではないのか。
工夫するのも人間,改善するのも人間。
それを考えるのも人間。結果を出すのも人間。

だから教育が大事になるんだなあ。
俺も最後の活動を何か少しでも役に立てるようにがんばって,そして帰ろうと思う。


そんなことを考えながらふとチャランゴを弾こうと思ってケースから出すと
壊れてる!!



これはお土産用のやすいもんではないですよ。
ちゃんとプロフェショナル用であるにも関わらず。

ブリッジが外れている。
これでまたラパスに行かねばならなくなってしもうた。
まだ修理出来る範囲だと思うけど。

もうちょっとちゃんと作ってくださいよ~
頼みますよ~

さらばアルゼンチン!!@ブエノスアイレス,アルゼンチン

2012-01-27 09:25:41 | 中南米旅行
1月24日(火)

ブエノスアイレス最終日。
明日はまたあのボリビアへと戻るわけですよ。

そして僕は宿の友だちとTemaikenというbioparqueへ。
このbioparqueとは訳するならば生物パーク。
なんのこっちゃと思いつつ,かなりいい動物園だから行こうよ,と誘われるままに。
市内にあるものとは違い,郊外にある。
バスで1時間の場所にそれはあったのだ。

電車からバスに乗り換えるときにパチリと。

彼らはみんなシステムエンジニア。地方都市のトクマンという所に住んでいて,
ブエノスには初めてきたんだって。
日本ってエレクトロニクスが発達してるんでしょ?
日本に行くのが夢だなあ~って,語ってくれます。
みんな日本に興味津津。

ほえ??日本ってなんだべ。
ああ,中国だっぺねえ~,みんな目が細くてつり上がってんだっぺ~。
と言ってくださる多くのトリニダの人たちの中に普段いる僕にとっては結構カルチャーショック。

バスの中でも写真撮影会。
みんなもブエノスに初めて来たってことでほんと無邪気にはしゃいでかわいい!!



こんな大きなモニュメントがお出迎え。


フラメンコちゃんたちが可愛いですな。


こちらはアフリカペリカン。

世界中の動物,昆虫,そして海洋生物がいるというのが売り!!
それから時間によってはいろんな動物のショーもあるらしい。


いろんな種類のレイヨーもいます。


こんな大きな木も。


こんな真っ赤な鳥も。
ここはジャングルゾーン。


竹林が美しいので友だちにモデルになってもらいました。奇麗ですねえ~


360度スクリーンの大迫力映画館。


キリンの滑り台の前で,ノリ写真とって~と,友だち。


美しい空です。
僕は空が好きです。


この子も友だち。恐竜の骨の前にて。


こちらも。彼女は大の日本ファン。


洞窟もあります。ここはタイガー洞窟といってこの先にタイガーが居ます。
行ったらいませんでした。どこ行ったんでしょう。

外に出てカバゾーンへ。


カバのショーを観ました。
でかい口です!!!


噴水の前で。
水しぶきが奇麗に撮れました。

はっ

しまった,ピンショットは女の子しか撮って無かった!!
男友達も二人も居たのに。
すまん。

その替わりと言っちゃあなんですが,


マンタ


サメ

どちらも下から水槽を見上げる事が出来るのです。
替わりになってませんね。はい。


そうです。水族館です。


シマウマが居ます。
着ぐるみの交通整理ならボリビアのラパスにも居ます。


お土産屋さんで撮影。


たまにはメンズの写真も。

このほか昆虫館もありました。がゴキブリとわけのわからん芋虫と鈴虫くらしかいません。
ゴキブリは南極以外世界中に生息しているらしい。

そういうことか,世界の昆虫だ。確かに。

それから巨大コウモリの館なんてのもありました。
ある意味珍しい。

蝶々館もあったのですがお休み。
これは観たかった。

お昼は友だちがもってきたパンにハムとチーズを挟んで食べる。
ここのレストラン高いもの。
工夫しているなあと思いました。
そしてそれが本当に美味しかった。

そんなこんなでまる半日コースでした。

いやあ楽しかったなあ。
ガイドブックに載っていないこの場所,1人じゃ来ないし,載ってても1人じゃ来ない。
みんなに感謝やね。
ほんとありがとう!!
チリではいつも1人だった気がするけど,
このアルゼンチンではいつも新しい友だちが出来て一緒に回れたなあ。

みんな気さくで本当にいい人達ばかりだった。
やっぱり気さくってのがいいよね。
さっと誰とでも友だちになれて融けこめて。
そういう人に成りたいですね。

その夜,みんなで晩ご飯。
のりのお別れ会しなくちゃねと。
ありがとう~


おしゃれなレストランんで。


アルゼンチン最後はやはりお肉!!
これはコスティジャと言って牛のアバラ骨つきにく。スペアリブ的な感じです。



この後もホテルに戻りチャランゴ弾いたりアドレス交換したりと盛り上がりました。

そして翌朝。
早朝。

近代的なブエノスアイレスを後にします。


飛行機の中からパチリ。

ああ,いつかまた来れるのかなあ。

パタゴニアも本当に良かったなあ。
まだまだ観たり無いなあ。

でも,行きたい国も山ほどあるし。
もうきっと来れないだろうな…
でもいつかまた来たいな…

そんな思いを胸に交錯させながら,飛行機は一路サンタクルスへと飛ぶのでした。

さらばブエノスアイレス!!さらばアルゼンチン!!また会う日まで!!(多分)


今日はお休みざんす@ブエノスアイレス

2012-01-26 16:11:57 | 中南米旅行
1月23日(月)

本日はドミトリではなくて一人部屋を取り,ただ眠る。
やっぱり他の人がいるってのは何かと気になるものです。

ああ,ただただ眠りました。

お昼に日本食レストラン「いちはし」へ行き定職を食べる。
これで約2600円。しょうが焼とシャケがセットです。贅沢!!
でも海外で食べると高いね~。


美味しかったです。

ああ,大戸屋の定職とか食べたい!!

そして寝る。

夜にはパスタを作って食べて。

そして寝る。

友だちが部屋に呼びに来てくれたけど,遊ぶ元気なし。

おやすみなさ~い。

あ,

部屋のカギ空きっぱなしだった。と夜中に気がつく。

あぶないあぶない。
せっかく一人部屋取った意味無いでしょ。

それではまた明日。

さあ,国境を目指せ,地球の果てへ!!@パタゴニア

2012-01-25 19:28:08 | 中南米旅行
1月22日(日)

いよいよ本日ウシュアイア滞在最終日。
町も可愛いし,みたいところもたくさんあるんですが,
ティエラ・デル・フエゴ(parque nacional tierra del fuego)
海岸線を3時間のトレッキング,そしてロカ湖を目指します。
このロカ湖からチリへは往復約10キロの距離だそうです。
チリのこの場所は渡航禁止区域なのでさすがに行きませんが,
せっかく来たんだし,アルゼンチンの南の果て,
つまり大陸の果てまで行ってみたいじゃないですか。

さあ,朝10時のバスを予約して公園へ出発。
この公園は東京都の約3分の1の広さだそうです。

宿からコロンビアの親子と一緒のバスにて。


そして出発地点に到着。
コロンビアからの親子は写真を撮りながらゆっくりと進むらしい。
美しいウシュアイアの海岸を左手にひたすら歩く。

途中で休憩。
また歩く。

海沿いの森林を歩く。

大体最近歩き過ぎだ。

いい歳して僕は歩き過ぎだ。
3時間なんて歩いたこと無いですわ。
と音を上げるかと思いきや,景色がいいからあまりきつく感じませんでした。
そしてずっと年上の方も楽しそうに歩いているわけです。


木にぼこぼこが。


寄生している模様。


海鳥も何かをついばむ。
海鳥か??

実は今夜の飛行機は20時に飛ぶわけです。
何としても3時までについてそこからバスで町に戻って,お目当ての「世界の果て博物館」を見学して,
出来たら海鮮たっぷりのパエジャを食べて帰りたいのです。
なのでがんばりました。


コンコン音が響くから何かと思ったら…

キツツキが!!


スコント抜けた原っぱ。向こうの山が奇麗。


あ,川が,この先が湖か。

そしてやっとロカ湖に到着。




美しい…
この先がチリかあ。よう歩いた。

が,景色を5分と眺めたくらいで帰りのバスに。
他にも日本から一人で来ていると言う若者に出会ったので町で合流することに。
途中車両の故障があり,他の車に乗り換える。

そして町に到着,若者と合流。

そして博物館へ!!!

閉まってた。
あり??

地球の歩き方には無休とありましたが,
いつの間にやら日曜定休日に。
昨日見たときに気がつけばよかった。
こんなんだったらあと1時間ゆっくりしたかったな~
せっかく歩いたのに。
なので昨日行った監獄博物館へ行こうと思ったのだ。
チケットは2日間有効なので。

無い。

あ,宿に忘れてきた。

どこまでも間抜けなのり先生であった。

そして若者とご飯を食べ,
飛行機の時間に間に合わせるために宿に戻る。

一路空港へ。

最後の景色。

が,強風のためか便が一時間遅れている。

深夜ブエノスに到着。
ホテルへ。

そこでトゥクマンという街から来ている若者達と知り合う。
みんな元気だなあ~,そして気さくでいい人達であった。