探究心をもって人生を生きる

青年海外協力隊隊員としてボリビアで活動していたころを中心に、帰国後10年(2022年)の今を書いています。

その合間に授業

2011-03-31 13:07:50 | ボリビアでのJICA活動
3月29日(火)授業

祭り2日目だが,1時間目は授業があるということだったので3年A組へ。

1時間目 3年A組 算数

Juana先生

もしかしてフアナ先生の前で授業するの,初めてか?

いくら俺の出勤時間が8時半だって言っても,
8時に来て授業してね!!というので,よっしゃと意気込んで行くもフアナ到着は8時20分頃。
予想通り(笑)

でもその後校長と話したら8時が出勤よ,とさらっと。
え??
俺何回も確認したじゃない??
たぶん,ブログにも昔書いた。

話会いの結果月曜の集会は8時からだから月曜は8時出勤となった。
まあ,でも基本は15分前には着きたいと思うので,結局は15分遅れてくる先生達と一緒だな。
余談。

さて,授業。掛け算の復習から掛け算の仕組みを知るという内容。

ところが予想通り,九九を覚えてはいなかった。
なので仕組みもくそもない。
初めは2×2=4などのいくつかの九九を解かせ,次に答え2×□=4の□に答えを入れさせる。
これは1回目のものと全く同じ式をわざと出した。
子どもたちもだんだん「あ,さっきと一緒だ」と喜んで答える。乗ってきた!!
この箱を埋めるには九九を使って答えを導き出すことを教え,
何度も練習してすぐに九九を引き出すことが出来るよう,伝える。

それから答えが全部同じになる計算を考えさせる。
その中にはひっくり返しても同じ答えになるものを意図的に混ぜてみる。
そして板書。

他にあるかな?
と言ったら数人の子ががんばって思いだし,書いて見せにくる。
そのうちだんだんみんなも分かってきてひっくり返しても同じ計算になるものを見つけ出す。
本当はなぜ?と問いたいのだが,それはここではきっと混乱を招く。
まずは,あ,分かった!!出来た!!を教えたい。
今回は数がひっくりかえっても答えは同じということに気がつかせたかった。
気がついたと思うが,算数の用語を教えることも大事なので,最後はしっかりと,
「掛け算はひっくり返っても答えは同じになる」ということを教えた。

初めて俺の授業を見た先生,子どもたちが一生懸命取り組む姿をちゃんと見ててくれました。
一応,最後に「もう一回九九をしっかり覚えさせて行きましょう」伝え,先生が九九表を貼って覚えさせようとしていることを褒めました。
さてさて,各クラス1週間に一度,この時間を大事にしたいですね。

祭りの2日目は

2011-03-30 00:02:26 | ボリビアでのJICA活動
3月29日(火)写生大会

祭りの2日目は写生大会。

教室絵を描いてクラスの代表を決めて今度は代表が外にでて描いてそれを先生が評価して決めるといいうものです。




どれが一番とか聞かれても,それぞれが一番だと思います。
そうはいかないんだなあ…ここでは。
で,大きく丁寧に書いたものや高学年では描写を細かく描いているものなんかを選びました。

そんな写生大会の間ちょっと校長と打ち合わせ。
校長が先生が居ないコマが埋まらないからそこを一人で授業をしてくれないかと。

なので校長に思いきって聞いてみました。
「僕は先生がたに教育技術を伝えにきたので先生居ないと困るんですが,それはどう思いますか?」と。

校長
「え??誰に教えに来たって??」

ああ,やっぱり分かってなかったか…

その後,日本の技術とは申し訳ないけどものすごい差があって,私が伝えに来たんですよと。

そうね,校長,知らんかったんだよね。
それから少し学校のことについて話,俺の目から見た改善点を評価としてまとめることになった。

ところで新しく来た校長先生に,JICA調整員はどのように説明をしたんだろうか。

ということで,よっしゃ。これから立場もはっきりしたしがんばろう!!と思ったのでした。

夜も行事があったけど,俺は英会話スクールのため遅れていったら終わってた。
そして翌日の祭りの準備をお手伝い。

紅白のカーテンを作りました。なかなか凝ってます。明日の朝に最終の飾り付けをするそうです。

みんなで何かを一緒にがんばってるって,ほんと楽しい!!

そして祭りは始まった

2011-03-30 00:02:26 | ボリビアでのJICA活動
3月28日(月)行進そしてダンスコンテスト

祭りが始まりました。
開校記念の祭りが1週間続くのです。

いいから勉強しようよ…
と思うのですが,そうはいかないのがここボリビアなんですね。

初日はファランドゥラ
【Farándula】道化・芸人という意味。
祭りはこのファランドゥラからスタート。

学校に行くとなぜかマスクをかぶり変装した子どもたちがたくさんいたのです。
その子どもたちとバンドの演奏者たちと一緒に校区を練り歩きます。

私「なんでマスクをかぶってるの?」
校長「ファランドゥラだからよ。」
私「ファランドゥラってなに?どんな意味があるの?」
校長「マスク被って歩くのよ。」
私「…」

多分そんなに意味はないんだろうな。

うちの学校の校区,本当に貧しいんだなって思います。
写真は載せてないけど,床の無い家,壁が竹かなんかを束ねて作って隙間だらけの家…
ほんとに10M先の道路一本挟んでそうなるんです。
もう少し自分なりに考えてからこのことについては書きますし,写真も載せます。



みんなで練り歩く。

そして戻って各クラス別で対抗のダンス大会。



踊りたい子だけが踊るというダンス。どうせならみんなが参加するという風にしたらいいのに。
勝ち抜き方式で最後に残った一組がその学年の優勝者。

そして終了。

明日は写生大会だそうだ。

言葉の意味はわからなくても

2011-03-28 22:55:56 | ボリビアでの音楽活動
3月26日(土)ライブ

いつもの土曜の歌謡コンサート。
先日の日本祭でCDを買ってくれた人が来てくれました。
正確にはそのときにお金をもっていなくて,でもどうしても欲しいということだったので,お金はいつでもいいですよと言って渡したのですが,わざわざ来てくれました。嬉しかったです。

奇麗なスペイン語で話してくれるのでとても分かりやすく,ゆっくりと話を聞いてくれるので会話も弾みました。

こういう友だちが一番嬉しいですね。
大事に付き合っていきたいです。

彼女は「歌の歌詞はわからないけど,メロディがほんとにいいわ」と言ってくれました。

嬉しい一言でした。


セットリスト

1.上を向いて歩こう
2.涙そうそう

3.別れの旅路
4.Go for Our Dreams

5.I Love You
6.少年時代

7.青空
8.Esta Bien
9.青い空の向こう側

10.乾杯

突然ですが,パナマで活動中の友だちが現地の人達と作った被災地応援DVDが福岡放送で放送されて,その次に東北で流れたとの吉報!!その中にはGo for Our Dreamsも使ってくれたそうです!!国際電話でインタビューを受けたとのこと,詳しくはまたここに書きますね。

音楽には力がある。その力を信じて,そして文化交流を通して人とつながっていきたいと思う。
とは言ってもなかなか日本の歌に興味をもってはもらえないでっせ~,ほとんど誰も聴いていない中で歌うってのは…
いやあ,鍛えられますわ。





土曜日の学校へ

2011-03-27 22:24:32 | ボリビアでのJICA活動
3月26日(土)フットサル大会

本日学校では各クラス対抗のフルビット(フットサル)大会が行われました。

前日,明日大会やるわよ~とアルヘリアが各クラスに伝え歩いており,ノリも明日見に来てねと。

土曜はスペイン語の授業があるのでいつもは出勤しないですが,今週はないので言ってみようかと思い行ってみました。

そしたらなんと普通に授業があるではないですか。
というか各クラス自習をさせて先生達はお茶をしながらくっちゃべってます。

アルヘリアが一緒に審判してというので笛を吹きました。「出来る?ルール分かる?」って聞かれたので,
日本の教育がどんなものなのか分かっていないんだなって思いました。
だから知ってるよって言って。
でもボールを蹴るpate!
とかキーパーがarqueroなんていう単語は審判しながら覚えました。



一生懸命ボールを追う子どもは世界共通。



審判出来て楽しかったなあ!!

久々の体育。
体育を通してルールを守る大切さや仲間との時間の楽しさ,運動の面白さなどなどいろんなことを伝えられるんだよね。

友だちも喜んでた。
約3時間という日本では考えられない時間試合の審判をしたし,暑かったし,休憩もなかったけど,一緒に仕事をしてるって感じがして良かったし,審判しながらちゃんとスローインのことだとかコーナーキックのことだとかをちゃんと教えることができてよかった。

とにかくいっしょにやるしかない。
高い所に居たって,誰も拝んじゃくれないぜ。

その後は友だちリリーの誕生会へ。


可愛いサンダルを買ってプレゼント。喜んでもらえたようで良かった。
ここでもいい友だちが何人か見つかって,その中にはカナダ出身の方なんかも居て,英語でちょっと話せて嬉しかったなあ。

夜は歌謡コンサート。また後で別に書きますね。