探究心をもって人生を生きる

青年海外協力隊隊員としてボリビアで活動していたころを中心に、帰国後10年(2022年)の今を書いています。

リレーコラム

2010-11-30 14:46:05 | ボリビアでのJICA活動
11月30日(火)

僕ら青年海外協力隊22年度1次隊駒ケ根訓練所のメンバー約240人は現在世界中の発展途上国と呼ばれる国に飛び,それぞれの仕事を一生懸命頑張っています。日々充実した活動が出来ている人ももちろんですが,中には着任したけど仕事が全くない,何をしていいかわかんない,言葉がついて行けない,住まいがどうしようもない…etcなんて現状があります。やっぱり途上国への支援ってのは本当に大変です。なんのためにここに来たんだろう…なんて声もよく聞きます。

そんな中,全員が登録しているメーリングリストにときどき送られてくる「リレーコラム」というのがあります。
これは僕らが自主的に行っているもので,22-1の各国リーダーが現在の活動の様子をコラム形式で書いてみんなに配信してくれるものです。

コラムを読んで,なるほど~,みんな頑張っているんだなあ~とか,いろいろ大変だな~とか,俺もがんばろう!と思ったりします。

同じ空の下,みんながんばっている。

ほんと,とても励みになります。

自分の将来に何があるか分からない。
でもいつだって旅立てるように,
準備は怠るな。
仲間と家族を大事にしながら。

失うものがあまりに多い人生。
だけど手に入れたものも多いと感じれたらいい。

だらだらしている暇はないぜ。

さて

11月29日(月)のエルサヘンリチ

朝から自転車のパンクを修理にもって行いって直してもらいました。なんとこれでパンク5回目…買って一月でっせ…
修理代はたった3BS(36円)の仕事にも彼らは手を抜きません。
仕事が出来ているっていうことを本当に誇りに思っているんだと思います。それを感じる。

俺もまだまだやなって思う。

その後,算数の提案資料印刷のためにコピー屋さんへ。

そして学校へ行き,校長先生に提案!!
やっとできた。2011年計画書

内容は超~薄いです。
スペイン語で書くってのが大変だった…
でも校長先生は喜んでくれていました。
言い回しとかいろいろ考えて書いていったから,ちゃんと伝わったんだと思います。
来年から提案が少しでも生きますように。

午後は新曲の録音。
マイクのシールド(コード)が壊れたらしく,歌が録音できません。

日本からの救援物資である炊き込みご飯のもとを使ってご飯を作りました。
幸せ~


11月30日(火)

今日はフェリアがあるから8時においで~
というのでがんばって早起きしていったら…

案の定,いつもと特に変わらない様子。やっぱボリビア時間やわ。
無理して来たのに~
まあ,いいか。ってことでDima先生と話してたら,彼も曲を録音して欲しいと言ってきたので,じゃあやろうということに。
さあて,初プロデュースです。
8曲と言われたけどさすがにそりゃあきついべってことで4曲+Está Bien。
Está Bienのボリビアバンドバージョンが出来ます。
すげえ。

そしてフェリア開始。
どうやら日頃の感謝をこめて子どもたちが食事を先生や家族に振る舞うというものらしい。
食事は買ってきたものですが。

美味しくいただきました。
日頃子どもたちが図工で作っていた作品がたくさん並べられていました。
CDやビニールパックで作った洋服などを着て披露していました。


今日は来年度使用するために教科書を購入しました。
算数の1~6年用と国語の1~3年用です。絞めて255BS。
来年は国語も教えてみたいと思います。

帰りに壊れたシールドをもって電気屋さんへ。
日本にいるときにはシールドが壊れたら新しく買い直していましたが,
なんと修理してもらえました。5BS。
まさかの修理だったので,感激とともに,普段「もったいない」なんて子ども達と一緒に学習していながら,
いつもいろんなことを無駄にしてたんじゃないかと考えました。

しかし,今日は朝から水が出ない。
自宅の貯水層の水が無くなっていました。
トイレも流せず,ご飯を食べても歯も磨けず,暑いのにシャワーも浴びることができず…
そんな時間を過ごしています。

とにかく,作曲や編曲の力を伸ばすこと,楽器の演奏力を伸ばすこと,語学を伸ばすこと,コミュニケーションについて研究すること,空手の指導と自分の昇段に向けて努力すること,そしてなによりも勤務校の子どもたちが楽しく学べる教育方法を先生達に伝えること…

来年の4月からはスペイン語で英語を習いに行く予定です。
せっかくのチャンス,ここでしか,今しかできないことをうんとやって,日本に帰っていろんな形でたくさんの人に返せるように,がんばります。

フィエスタ(祭り)!!だよエルサヘンリチ

2010-11-28 14:40:10 | ボリビアでのJICA活動
11月28日(日)

今日はのんびり休日。
朝から停電だったため,部屋にいても暑いのでテラスで風にあたりながらギターを弾いたり,本を読んだり,下に住んでいる隊員仲間とおしゃべりをして過ごしました。やっと電気も復旧したのでDVDに音源のバックアップをとっているところです。またHDが壊れたら大変ですからね。

11月26日(金)フィエスタ

さて,26日金曜の小学校のフィエスタですが,本当に子どもたち,がんばっていました。日本でいうところの学習発表会的な感じです。

各クラスで体育で行ったダンス,体操,伝統的なダンスなどを披露してくれました。
5年生がいつもしていた棒体操も,この日のためのものでした。

私も作ったCDを発表しました。
子どもたちは自分の歌声がCDになり,嬉しさと驚きで一杯って感じでした。
家族も喜んでくれていました。
来年はもっと作ろうね!と話して,新曲を発表して,終了。
「この歌は旅立つ6年生に贈る歌だよ。」と言って歌いましたが,日本語ですからね…
それでも子どもたちは一生懸命聴いてくれていました。

6年生の歌声はmyspaseにあげてあります。
「Está Bien U.E.Elsa Henric」

6年生のダンス


明日は算数の提案をして,今年の私の活動も終わりです。
いやあ,あっという間に過ぎた5か月だった…

11月27日(土)

歌謡コンサート

久々の歌謡コンサートをプラサプリンシパルにて行いました。

う~ん。
ここ人居ないなあ。むしろファティマの方がいるんじゃないか?
でもまずはがんばって歌おう。

新曲を含めて10曲前後歌いました。

・青空
・とんでったバナナ(スペイン語)
・青いあの空の向こう側
・GoforOurDreams
・なごり雪
・Stand by me
・新曲
・いつか
・涙そうそう
・故郷へ
・Está Bien

子どもが二人,興味深そうに聴いてくれていました。

CD完成!

2010-11-26 16:32:06 | ボリビアでの音楽活動
11月26日(金)

昨日録音した子どもたちの声にリズムや楽器を重ねて,音源が完成しました。
アップした曲はこちらで聴けます。

マイスペース

「Voló la banana」4年生合唱(注:この曲は著作権の関係上,アップ出来ない可能性もあります。現在調べ中)
「Está Bien」6年生合唱。
やっぱり子どもたちの歌声はいいね!!
最高!!

でも編集がなかなか難しかった。
やっぱりリズムが無いところで歌っているから,ずれてしまうし,
雑音がバリバリ入る教室で録音しているからベルの音やらざわめきやら入るし…

完全防音の音楽室がある日本の小学校はやっぱり凄い!!

今夜は子ども達の音楽発表会があります。
出来たてほやほやのCDをもって行ってみんなに聴かせてあげよう!
来年は各教室でCDを作ろうって言えば,また目標も出来るだろうし。

そんなこんなで今日は学校行ったけど,夜にフィエスタがあると急に聞いたので,CD編集のため1時間で帰宅。

1時間目 6年生 算数

はい,やっぱりやっていません。図工をしてました。
6年生は来週の30日に卒業します。
ほとんど算数を観ることなく終わってしまって残念だけど,約束のCD制作ができたから良かった。

3年生にちょっと大きな女の子がいるんだけど,なんだか荒れています。
周りの子は9歳くらいなんだけど彼女は11歳。
学力が低く来年もまた3年生だそうです。
この国には留年があるのです。
先生もあの子は問題があるんだ,留年したからいらいらしているんだと言っていましたが,そういう問題ではなかろう。
会ったころはとても元気に挨拶をしてくれてたのに最近はいつも暗い顔してます。
なんとかならんものか…なんともできんのが悔しいです。

そもそも小学生に留年が必要なのか,そう思ってしまいます。

さて,励ますにも何をするにもとにかく語学ですから語学をがんばります。
音楽と語学と空手。
この三本柱でがんばります。

今夜は試験終了の記念祭りとして子どもたちの音楽とダンスの発表会があります。

俺も新曲の発表とCDの発表のため,参加します。

録音開始!!

2010-11-25 18:24:26 | ボリビアでのJICA活動
11月25日(木)

朝から快晴!!
やっと学校へ行けたぜ。

さて,本日は1時間目から4年生,6年生を相手に歌の録音をしました。
昨日は一日家にいたので,新曲を録音しており,録音波に乗ってきた感じでしたので。
新曲はタイトル,歌詞ともにまだちょっと秘密です。
始めからピアノで起こした曲で,思い入れの強い曲です。もちろんどの曲もですけど。

4年生は合同で「とんでったバナナ」のスペイン語版を,6年生は「EstaBien」を。
4年生は結構時間をかけて練習したからそれなりにできました。

6年生はかなり早くから練習をしていたんだけど,
歌うってことにムラがあるっていうか,喜んでやっている子とそうでない子に結構分かれたかな。
実際,録音ってのがあまりイメージ出来ないのかな?って感じでした。
なかなか練習をする時間も無かったってのもあるし,みんなをやる気にさせる言葉もあまりもって無いし…
スペイン語もっと話したい,そう思いました。

でも,やっぱり音楽教育に取り組んでいる国とそうでない国では違いは明らかです。積み上げがあるとないでは全然違うね。
自分の指導云々よりも,そういう根本的な部分で考えさせられる授業でした。

写真は自分たちの歌声を聴いているところをパチリ。
どう?初めて聴く自分たちの歌声は?

4か月間授業をしてある程度,音楽教育の様子はわかったので,
来年は一年間を通してどんな授業をし,どこまでもっていくかを考えて取り組みたいですね。

でも,やっぱり子どもの歌声はいい!!
編集しながら,楽しんでます。
もうすぐアップしますので,お楽しみに!!

6年生卒業に向けて踊りの練習中です!!がんばれ!!

雨降って外出られません~

2010-11-24 09:36:34 | ボリビアでのJICA活動
11月24日(水)

う~む。
いつ止むんだろ,雨。
昨日から仕事に行けてません。

雨は困るよ~,雨は。
道路もダメだし,タクシーも走らないし。

なんかいい方法がないもんかなあ。
学校の方は空いてるようだけど,先生行ってるのかなあ。

もうすぐ卒業式だっていうのに。

ふんが~。

昨日は提案文章をやっと作成した。

提案って言っても,スペイン語で全部書くので結構大変でした。
しかも言い回しなんかも優しいいい方しなくちゃいけないし。
それにあれもダメこれもダメって言ってもダメだろうし。

なので,ポイントを絞りました。

算数に関して一点,学級経営に関して二点。
でもこれができたらずいぶん変わるとは思います。

まず算数について。

1.低学年では道具を使って計算をするということを勧めます。
  道具を使って数字を数える,先生たともこの行動がこの時期の子たちにとって大事だとわかってはいるのでしょうが,
  道具もなかなか無いのでなし崩しになっているのかもしれません。
  低学年のうちに頭の中で数字の合成が出来れば高学年になってからも指で数える子どもは今より減るでしょう。
  そこで【百玉そろばん】【おはじき】の出番です。もっともよいのは【百玉そろばん】です。

この案に納得してもらえたら,次は購入に向けて行動します。
学校の予算がどれくらいあるのか,また,現地業務費とどうからめていくのか,などなど,次年度に向けた動きができます。

次に学級経営について。

1.先生を見て授業をしましょう。
  具体的には座席配置を黒板側にしようというもの。
  理由は,まあ,当然っちゃあ当然なんですが,そうすることで,おしゃべり,
  手遊び,間食などなどの弊害が少なくなり,さらには子どもらも集中するでしょう,
  と,そんなようなことを書いてみました。

2.授業はみんなのためにあるものです。
  どうして分かる子だけが勝手に発言をするということがあまりにも目立つので,
  授業にルールを作りましょう,そんなことを書きました。
  例えば手を挙げて発言をするということ。

そんなこんなでわずかA4版1枚の提案。もっとたくさん書けるかなあとか,書きたいことがたくさんあるんだけど,やっぱり伝えるのは難しいし,スペイン語で書くのは難しい。日記を書くようには書けないねえ。言い回しとか。相手に伝えるってんだから。焦るな焦るな。できることが始めよう。これでもいままでに比べれば,ずいぶん書けているんだから。

こうしてブログを書くように,気がついたことを日々スペイン語でまとめていけばあとあとずいぶん違うだろうと思う。
次年度はそうしてみよう。

俺の活動期間は1年と9カ月。内,本日で約5カ月が終了。6月23日にボリビアの地を踏んだわけですから。
早いもんです。あまりに早くいろんなことが駆け抜けていきました。
残り1年と4カ月。帰国して次のステップを踏むための準備も考えると,案外時間はありません。

くよくよなんてしてらんない。突き進むのみです。