探究心をもって人生を生きる

青年海外協力隊隊員としてボリビアで活動していたころを中心に、帰国後10年(2022年)の今を書いています。

4月28日(木)のエルサヘンリチ

2011-04-29 11:48:15 | ボリビアでのJICA活動
4月28日(木)

1時間目 4年A組 算数
エルバ先生

手作りの位取り表をもっていき位とりを教えてから6桁掛ける2桁の掛け算をする。

結構面倒ですよね~,これだけ桁数が多いとねえ。
エルバ先生は「みんな知ってるわよ」と言ってますが,結構出来ていない…
なので2桁は10倍された数であることを何度も伝え,見えな0を点線で書いて授業を進める。

しかし,先生出来たよ~と持ってくるが一桁目の掛け算が終わっただけの子がほとんど…
それを丁寧に指導していく。

エルバ先生はしっかりと手伝ってくれるから非常にやりやすい。

そして話は音楽の話になり,4年生で新しい歌を作ることを提案した。
みんなの夢を集めて,それから好きな言葉を集めて一曲を作る。
これはまだ日本でもやったことのない,でもやってみたいことだから,今年度中の完成を目指してがんばろう!ということになった。

そうそう,大きな九九表をもってきて,これを使っていいからね,と提示した。

2時間目 4年B組 算数
シルビア先生

ここでも1時間目と同じ授業をする。
しかし反応が全然違う。
なんかはじけている。
なんだこの異様な明るさは。
そういえば昨年,この子たちのクラスで授業かなりしたな。
きっとそういう人間関係も手伝っているのではなかろうか。
このクラスの子たちは九九表を積極的に使っていた。
黒板まで観に来てはしっかりと計算していた。
まず,九九覚えなくちゃね。

やはり1桁目だけで終わろうとするこが多い。
丁寧に指導。

シルビアは授業が始まったとたんにどこかに行った。
終わりに戻ってきたが,そろそろ言わなくちゃいかんな。

「先生,帰っちゃだめ~」と子どもたちにつかまり,大変だった。
やっぱり楽しく接してくれる先生を望むか。嬉しいけどね。
ちょっと調子に乗り過ぎる子どもたち,後ほど軽~く注意。どうやら分かった様子ではあったが…
結構分かっていないからな。

3時間目 2年B 算数

毎週のこの時間は先生が居ない替わりに俺がはいるのだが,もともとの趣旨と違うんだよね。活動内容を大きく脱しております,
が,まずはやってみることが大事。
2年生教室,なかなか大変だ。
一人完全に訳わかっていない子が居て,職員室で校長先生とお説教。
この子は遊んでもらいたいだけなんですが,授業中に紙飛行機を俺に飛ばしてくるからなあ。
さっきの4年生もそう。
なにか,遊んでくれる友だちだと思っているの?

ここでは100までの数をみんなで数えて二桁足す二桁の計算をする。
二桁の意味を教えて足し算の方法を教えて。
なんとなくできるようになった様子。
とはいえ積み上げが大事よね。

先生方への技術移転が目的なんですが…
先生の居る時間に授業をしたいですね。

Imagine教えちゃいました

2011-04-27 13:11:16 | ボリビアでのJICA活動
4月27日(水)

1時間目 6年生 音楽

ドロール先生

Go for Our Dreamsを練習する前に,せっかく6年生なんだし英語の歌を教えようかと思い,Imagineを歌って聴かせてました。
みんな知っているかと思いきや,誰も知らない。先生も知らない。
「あの~,世界的にむっちゃ有名なんですが~」と言っても,「へ~,そうなんだ~」的な反応。
英語かスペイン語で教えるよ~と言ったら英語で習いたい!!と。OKじゃ,特別に6年生は英語で歌おう。
ということでImagineを教えます。

いい歌はいいのだ。

でも歌詞の意味を伝えたら微妙な顔をする子が数人。
「天国はない」とうところでは「天国あるよ~」的な雰囲気。
そう,ここはカトリックの教えの強い国ですから。
俺,こんな歌教えて大丈夫かな?

それからGo for Our Dreamsを。
結構みんな歌詞をしっかり書きとめてて,キチンと歌えてた。
なかなか。
さすがだな~。
6年生。

いい感じでした。

2時間目 3年生 算数
ローサマリー先生

わり算の導入。
持って行ったレモンを使って15÷3の答えを導くという導入。
結構レモンは盛り上がったが,その後の展開がいまいち。
でも答えを即座に掛け算を使ってくる子がおり,いい流れ~と思ったが,
そこからどう導き出すのか,あまりに言葉が足らず。
自分の準備不足を嘆いても始まらず。

なんとかかんとかわり算の考えをかたを教える。
う~ん。
子どもたちなかなかいい意見を出してくれているのに,そこを見取れないとは。まだまだやなあ,俺。

なぜか今日は事務職員の日,ということでみんなでお金を出し合ってマハディットバッティドを食べました。
ええ,この2時間目の時間にです。子どもたちに自習させて。
このご飯,ほんとに大好きだったのですが,一度調理法を見てしまってからは二度と食べたくないものに。
雑炊的なご飯なのに,油を大量に入れるのです…
でも記念なので頂きました。

3時間目 6年 算数
先生いないし。

そう,先生が居ないということで再び6年生のクラスへ。
一緒に歌って楽しく過ごしました。

いいのか,こんなんで。

なんだかなあ,と思う毎日です。
なんだんかんだでやれることが少ないですね。
でもそれは自分の準備不足もあるのかも知れない。
もっともっとやれるのかもしれない。
でも算数やってちょっと音楽やって…
その繰り返し。
日本なら体育教えたり行事を運営したり,他にも全部の教科を教えたり…
なんと言ってもクラス担任として子どもたちと関われるという素晴らしい時間が。
あれがないというのはこんなにも寂しいものなのでしょうか。

目の前の子どもたちのために全力で。
そうだ。
松野先生がいつもおっしゃってた言葉を忘れるな。

レモンを使って授業してみました。

2011-04-26 12:30:45 | ボリビアでのJICA活動
4月25日(月)

1時間目 3年B 算数
ジャネット先生

今日は前回隣のクラスで行った授業をしました。
前回の反省を生かして具体的な「もの」を用意。
手頃なところで「レモン」を用意しました。
こちらのレモンは小さいのでそれとパックを用意して皿の上にレモンがいくつ,それが全部でいくつでしょう?

そんな流れの授業です。
子どもたちは質問の意図がわからないのが,私の言葉が悪いのか?
なかなか答えはでない。
「どんな計算をする?」と言ってもし~ん…
でも何度か黒板に書いたり,レモンの絵を黒板に書いてあげたりしているうちに何を聞かれているのかがわかってきた様子。

少しずつ答えを導きだし,足し算でも出来るし,数えればわかるけど大変だね,ということを伝えて,算数は「速い,確実,簡単」に出来るということが大事なんだと伝えて終了。

2時間目 5年 音楽

バナナの歌,Esta bienなどしっかり歌えるクラス。
そこにGo for Our Dreams のSpanishを教えているところ。

子どもたち,CDを作るぞ,と一生懸命がんばっています。

実際に録音に向けての練習はなかなか大変ですが,これを作って日本に帰るのだ。
Go for Our Dreamsを子どもたちが元気に歌う姿は非常に感動的でした。

隊員仲間も授業を観に来てくれました,ので,緊張しましたね,多少。

やってみたいこと,やらねばならんことなどなど,いろいろとありますが,実際にあまり手をつけても居ないなと思うもまた現状。
やはりこうして異国で暮らすという時点で結構大変なんですね。やっぱり。ある意味閉ざされた世界でもあったりするわけです。
いやあ,やっぱり日本はいいなあ。うん。本当にそう思います。


トリニダに少し風が吹いてきました。
少しずつ,この町も冬に向かっています。

って短パンTシャツの冬なんですが。

約10日ぶりの更新!!

2011-04-25 17:45:44 | ボリビア日記
4月22日(金)

今週は何故かブログの編集画面が開けずに更新がままならなかった。
なので一応書きとめておきますわ。

↑どうもIEのせいだということになり,とりあえず他のブラウザで試したら開きました。
お待たせしました。

4月18日(月)
学校,ストライキのために休み。出勤したら誰も居なかった…

4月19日(火)
久々の学校。

1時間目 3年A 算数

掛け算の授業をする。

日本とは掛ける数と掛けられる数が逆になるので注意。
3 ves 4 es igar a 12.
なので教え方に注意が必要。
やはり具体物が必要。
皿に乗せたフルーツなどもって行けばよかった。次回ジャネットの授業ではそうしよう。

2時間目 2年A,B 算数
引き算

日本から送ってもらったリングを使っての引き算。
20個一袋にした教材を持参。
子どもたちに配り,大事に扱うように教える。
しっかりと出来る子どもたち。
教えれば出来るんだなと改めて思う。

何度も20-8は?など問題を出しながら実際に数えさせてみる。
この時期の子どもたちは実際に数えることが大事ななんだということを先生達にも教えたい。


4月20日(水)
授業の予定は無かったが,3年生ジャネットの授業を観察。
掛け算の交換法則を教えたかったようだが,本当に子どもたちは理解力が低いのかジャネットの教え方がまずいのかわからんが,
全然わかってない様子。

最後は「ちょっとのり,やってみて」というので代わって教える。
今までジャネットが教えるために書いたところと,今まで習ったことを思い出させながら進める。
3 ves 4 es igar a 12.
と説明したらやっとわかった様子。
良かった。
今度はこの部分を具体物を見せて教えようと思う。
misma dantidad.
cuanto me da.
などの言い方を覚える。

4月21日(木)
授業の準備をしていくも行事のために授業出来ず。
キリストの死を悼む,そんな行事なのか??
自分は仏教徒なのでよくわからないがイエス・キリストに扮した子ども,聖母マリアに扮した子どもが出てきて,
子どもたちが各クラスで用意した祭壇の前で聖書の一説を順番に読むというもの。
そして司会の宗教の先生のリードを神を称える歌を歌う。
遅れてやってきたディマがなんのてらいもなくギターで参加するあたりはさすがだった。

そして本日22日はセマナサンタ。
休日なのだ。

今,知ったスーちゃん死去…55歳って。まだまだ若いのに。
子どもの頃親父の運転する車でいつもキャンディーズかピンクレディ。
俺の音楽のルーツだ。
あの感覚,あのテンポ,あのメロディ。

俺よりもたった15歳上だったんか。
ってことはあの頃いくつだったんかな。

いい歌を歌ってたなあ。
そして女優としても活躍なさって…

なんだかなあ。

とても悲しい気分です。
時代が少しずつ変わっていくということを,
誰かの死を通して感じることは本当に悲しいことですね。

4月22日(金)
ボリビアは本日祝日。
セマナサンタ。
夜はキリストの磔シーンの再現を町の大きな教会で行っている。
イエスが磔にされた日だと言っていたが…

4月23日(土)
昼から隊員仲間と豆腐キッドで豆腐を作る。
いやあ,うまい!!うますぎるぜ豆腐。
ここでは手に入らないからなあ。

夜はライブ。
かなりの曲数をこなす。
今日は珍しくお客さんの入りも多かった。

上を向いて歩こう
少年時代
涙そうそう
Go for Our Dreams
別れの旅路
青いあの空の向こう側
I Love You
乾杯
Imagine
No woman No cry

それにしてもブログ編集画面が開かない…致命的だ。

4月12日を最後に勉強がストップしている。
考えてみたら1年間休まずにスペイン語の勉強をしてきたもんなあ。
そういう意味ではちょっと休憩も必要かな。
二週間休んで,再開しよう。そんな時間も大事だな。

4月24日(日)
セマナサンタを利用して遊びに来ている仲間とイバレ川へ。
NAGAO先生と行った懐かしの場所。
魚を食べて,船に乗って…
リフレッシュ。

夜はおしゃれなバーへ。
今日は気候が涼しいせいか虫が大量発生。
恐ろしかった。