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nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

スウェーデン南部の近郊電車

2019-03-21 19:48:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 1997年春、北欧編シリーズ第1弾

北欧=鉄道旅物語」の取材で、この年は春と夏に北欧の鉄道を取材して回りました。春は、珍しくSAS(スカンジナビア航空)を利用し、デンマークのコペンハーゲンから旅を始めました。そしてフェリーで対岸のマルメに渡りました(まだオアスン海峡のトンネルと橋はできていませんでした)。

まずは、マルメに連泊して、市内や近郊を旅したのですが、足となったのがPagatag(2つのaの上に○が付くのですが文字化けしてしまうので省略、正確なスペルは写真をご覧ください。)スウェーデンの国鉄に相当するSJの線路を借りて地元スコーネ地方が運行を担当している第3セクターみたいな鉄道です。紫色の電車2~4両編成でいくつものルートを走っていました。


マルメ中央駅では、高速列車や長距離列車を運行するSJに遠慮してか、構内の片隅に乗り場がありました。案内板がなければ途方に暮れたかもしれません。

電車にはロゴが描かれていました。こうのとりとマルメの頭文字Mをデザインしたようなしゃれたロゴでした。

この電車に乗って、大学都市ルンドや港町ヘルシンボリまで往復しました。





車内はクロスシートが主体。近郊型なので日本の新幹線普通車のように3人掛けと2人掛け。体格の良いスウェーデン人には窮屈なのでは?と思ってしまいました。

車内中央にロングシートがあるのが意外です。日本ならドア付近と相場が決まっていますから。

車体は2ドアです。改造して3ドアにできるのかも。それを見越してその部分だけロングシートにしたのかもしれませんね。

マルメ市内をうろうろして、駅に戻ろうとしたときに撮り鉄した写真も出てきました。走行写真です。

この電車はX11という形式ですが、2013年までに全車引退して、今はX61という新型電車に置き換わったとのこと。なお、電車の正面右上に書かれた名前は人名ですが、地元の名士や小説などに登場する架空の人物のこともあるとか。

<参考>
ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら


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3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (SDTM)
2019-03-21 22:15:10
☆ X11、無骨ながら良い感じの車両と思います。
  X61はどんなのでしょうか?
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Unknown (nodatch)
2019-03-21 22:48:34
こちらのリンクをご覧ください。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/Pågatågen
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Unknown (nodatch)
2019-03-21 23:04:01
リンクを貼っても文字化けしてしまうのですが、pagatagで検索すると、wikipediaの英語のページが出てきて新型車両の写真を見ることができますよ。
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