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nodatchのブログ

鉄道が好きな旅行作家が、取材や出版などの個人的な話を書いていきます

ドイツの高速列車ICEの食堂車

2020-08-12 13:54:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ&チェコの旅、その17

ミュンヘンでの滞在を終え、帰国便が出発するフランクフルトまで、ドイツ鉄道(DB)の高速列車ICEで旅をしました。所要時間は、3時間半ほど。朝10時過ぎの列車に乗ったので、食堂車でランチを食べることにしました。

何にしようかな?とメニューを見ながら考えるさくらこさん。


とりあえず、ビールですね。ドイツでは、昼間から呑んでも何ら違和感はありません(笑)
何か嬉しそうです。


食事が運ばれてきました。

Eintopfというシチューあるいはグラーシュみたいなものだったと思います。ランチなので、あまり胃にもたれるものは避けました。一緒に運ばれてきたパンは、ビールのつまみとしてもぴったりです。

食事の写真をお見せしましょう。




食堂車は空いていましたので、急かされることもなくゆっくりと食事を楽しみました。フランクフルトまでの行程のうち、かなりの時間を食堂車で過ごしたような気がします。そのためか、車窓の写真が残っていませんでした。

(撮影日=2001年8月10日)

<参考>
ヨーロッパ鉄道旅行写真 デジタルアーカイブス、ポータルサイトは、こちら

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ディーゼル版ICE

2020-08-10 18:04:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ&チェコの旅、その16


ドイツの高速列車ICE(InterCity Express)は、飛ぶ鳥を落とす勢いで客車列車のIC(InterCity)にとって代わり、2001年頃にはDB(ドイツ鉄道)の新しい主役の地位を確固たるものとしていました。第1世代のICE(先頭車と最後尾の車両が動力車)に始まり、動力車が片側だけのICE2、動力分散式の完全な電車となったICE3、振り子式のICE-Tとバリエーションが豊かになっていきました。

こうなると非電化区間に直通する列車はどうなるのか、気になっていましたが、何とディーゼルカーのICEが登場したのには、正直驚きました。それが、ICE-TD。2001年7月に運転開始、それもミュンヘン~チューリッヒ(スイス)の国際列車としての運転ということで、ミュンヘン滞在中にその姿を見てみたいものだと思っていました。列車ダイヤを見てみると、朝の8時14分発のチューリッヒ行きがあることが分かりました。

幸い、中央駅直結のインターシティ・ホテルに泊っていましたので、朝食前に、さくらこさんを部屋に待たせて、ちょっとだけ撮影してきました。


運よく、回送列車として入線してくるところをキャッチ。列車は4連を2編成連ねた8両編成でした。




振り子式電車のICE-Tからパンタグラフを取っただけのような(むろん動力方式は異なりますが)外観ですね。
この列車は8両編成なので、中間部は、このようになっています。


発車までかなり時間があったので、ちょっとだけ車内をのぞいてみました。




ぱっと見ただけでは、ICE-Tとの違いは分かりませんでした。



ドアの右にミュンヘン中央駅発、チューリッヒ中央駅行きという表示があるのですが、見にくいですね。念のため、駅の案内板を撮っておきました。
↓写真、左はICE(初代)、右はICE-TD




ICE92列車
列車名 Angelika Kaufmann (18世紀に活躍したスイス生まれの女流画家。ミュンヘンの美術館にも作品が展示されているらしい)
Muenchen Hbf ab 8:14(ab=Abfahrt=発)(an=Ankunft=着)
Lindau ab 10:29
Bregenz ab 10:40
St Gallen an 11:22
Winterthur an 12:01
Zuerich Flughafen an 12:16
Zuerich HB an 12:27

残念なことに、車両は故障がちで、別の車両が代行することもしばしばだったようです。その結果、2003年には運行停止となり、再整備の後、2007年から、ハンブルク~コペンハーゲンの「渡り鳥コース」で用いられたものの2017年には引退してしまったようです。ある意味、貴重な記録だったのかもしれませんね。なお、このときの写真の一部は、帰国後、人づてに「鉄道ジャーナル」編集部に紹介され、ニュース記事の1枚として掲載されました。私としては、「ジャーナル誌」に掲載された唯一の写真です。

(撮影日=2001年8月9日or10日)

<参考>
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ミュンヘンのニンフェンブルク城訪問

2020-07-27 17:56:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ&チェコの旅、その15


ミュンヘン滞在中に、ニンフェンブルク城を訪問しました。かつて、バイエルンを治めたヴィッテルスバッハ家の夏の離宮です。


中央駅前から17番のトラム(路面電車)に乗車。ちなみに、Amalienburgstrasse 行きでした。


15分ほどで、Schloss Nymphenburg (ニンフェンブルク城)という電停に着きます。小さな川というかお濠に沿って歩くと、前方にお城が見えてきました。ニンフェンブルクは訳すと「妖精の城」。その名のようにメルヘン的な雰囲気でした。


絵になるので、さっそく、お城をバックにさくらこさんを撮影。


ツーショットを撮るため、通りがかった人にシャッターを押してもらいました。



お濠のまわりには白鳥が群れをなしていました。そのうちの1羽と戯れるさくらこさん。近寄ると「ぎゃっ」という美しくない鳴き声を発して逃げていきました。白鳥は、見かけは美しいのに、声は汚いのですね。

城内は撮影禁止なので、写真は残っていませんでした。中を見学した後は、庭園のある方に回って散策しました。





庭園のところどころに置いてある彫刻のアップ写真。


見学が終わり、都心に戻るために、来るときに下車した電停に到着。すると、なぜかバスが到着。どうやら、電停はバス停も兼ねているようでした。

バスをやり過ごして待っていると、17番のトラムがやってきたので、乗り込みました。


(滞在日=2001年8月9日)

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ミュンヘンで乾杯‼

2020-07-26 16:32:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ&チェコの旅、その14


ニュルンベルク中央駅からICE(高速列車)に乗って1時間40分ほどでミュンヘン中央駅に到着。駅に隣接したインターシティ・ホテルにチェックイン。部屋からは、道路を行きかうトラム(路面電車)がよく見えました。


夕方なので、さっそく散策を開始。駅前から歩いていくと5分もしないうちにカールスプラッツ Karlsplatz に出ます。路面電車が縦横に行き交っていましたので、それをしばし撮影。

さらに進むと、市庁舎の建っているマリエン広場に着きました。

仕掛け時計の人形が踊りだすのを見るのは翌日にして、裏手を歩いていくと有名なバイエルン国立歌劇場Bayerische Staatsoper前に出ました。



かつてNHK交響楽団を頻繁に振っていた指揮者サヴァリッシュが長年音楽監督を務めていましたし、好きだった指揮者カルロス・クライバーも、ここで「バラの騎士」や「こうもり」を振ったことも今では伝説になってしまいました。

充分歩き回ったので、いよいよこの日の目的地ホフブロイハウス Hofbraeuhaus へ。有名なビアホールです。



酒豪のさくらこさんが反対するはずもなく、それどころかミュンヘンへ行くなら絶対に行きたいと言っていた場所です(笑) ホール内は賑やかで、楽団が絶えず音楽を演奏し、掛け声とともに「乾杯 Prosit!」の言葉が飛び交っていました。その後のことは、ほろ酔い気分で覚えていませんが、無事ホテルに戻ったのは確かです。




(滞在日=2001年8月8~10日)

<参考>
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ニュルンベルクで途中下車

2020-07-21 14:00:00 | ヨーロッパの鉄道
ヨーロッパ鉄道旅行写真デジタル・アーカイブス 2001年夏、ドイツ&チェコの旅、その13


チェコの温泉保養地カルロヴィ・ヴァリから列車を乗り継いで到着したのがニュルンベルク。さらに、ミュンヘンへ向かうのですが、ちょっとだけ途中下車してみました。

ニュルンベルクといえば、まず思い出すのは「マイスタージンガー」。ワーグナーの楽劇でおなじみですが、その壮麗な前奏曲を彷彿とさせるような堂々たる中央駅駅舎は、2001年夏は工事中でした。

駅前を路面電車が走っているのは、ドイツの中以上の都市ではおなじみの光景。ニュルンベルクでも新旧様々な種類の路面電車を見かけました。




通りを渡ると、向かいにはマイスタージンガーの街らしく、職人広場 Handwerkerhof とFrauentorフラウエントーアの塔がありました。



深入りしてしまうと列車に乗り遅れてしまうので、駅に戻ります。ニュルンベルクは過去に訪問したことがあり、そのときは鉄道博物館にも行きました。ニュルンベルクには色々な顔がありますが、ドイツで最初の鉄道が開通した場所なので、鉄道の街でもあるのです。それを思い出させるように、ホームに上がると、SL列車などのイベントに使われる旧型客車が遠くに見えました。



ミュンヘン行きの高速列車ICEが到着するまでに撮影した列車の写真です。

↑これは、近郊列車。143形電気機関車が牽引する客車列車です。

↑こちらは、103形電気機関車牽引のインターレギオ。インターシティよりワンランク下の「急行列車」に相当する列車でした。

僅かな滞在時間の後、ミュンヘンへ向かいました。

(滞在日=2001年8月8日)

<参考>
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