中国不滞在記 in 神戸

行って見て聞いて考えた中国のこと

春の一日

2015年04月23日 | 内側から見た中国社会
今日は薄曇りでしたが、暖かくて過ごしやすい一日でした。
といっても昼寝3時間してしまいましたが。。。

夜は先週から始まった中国語講座中級。
火曜日は高級講座、といっても中身は中級の上、同僚のT先生と英国人外教のジュリアン先生は、中国語がかなりできるので、ここではついていけず、先生に要望して木曜日は初級の上ぐらいのクラスにしてもらい、数学の魏先生と二人で受講しています。魏先生はアメリカ人の数学の教授のウェイダースの中国名で、「世界上你最快乐的事是什么」(世界で一番好きなことは何ですか)と先生に聞かれて、さんざん考えた挙句、「考虑数学的问题」(数学を考えるのが好きだ)、と答える危篤奇特な御仁であります。

先生は漢語科の大学院生、外教の中国語授業の先生は毎学期入れ替わる。
つまり教育実習代わりに使われているようであります。道理で教え方がもろ下手ッピーですが、
回を重ねていくとだんだん上手くなる。だが、ある程度で進歩がなくなります。
つまりこれでいいと思ってしまうのですね。少人数でやる気のある、聡明な外教(アリンコ頭のオイラを除く)ばかりですから、先生の意図をくみ取るのがとても早いので、教師は、自分がいい授業をしているという錯覚に陥りやすい。以て他山の石とすべきであります。

今回の先生は女性で(いつも女性だけど)御年24歳だそうであります。聞かれもしないのに自分で公開してプライバシー全開です。上記の質問「世界上你最快乐的事是什么」は、彼氏と一緒に過ごすことだとノロケていました。快楽なこと、なさってるんでしょうか。。。またお下劣なことを想像して。。。中国語の快楽とは、単に楽しいというにすぎません。「誕生日おめでとう」は「生日快楽」であります。日本語に付きまとう怪しげな意味はありません。中国語の漢語と日本語漢語は微妙にずれることが多い。
中国語の「熱情」はたいていの場合「親切」という意味で、長い間「日本人は熱情です」と作文に学生が書いているのを、「日本人は情熱的です」と直したりしていた。そんなわけないじゃんと思いながら。

帰宅後、杭州の日系企業の社長への講演依頼の文書の校正。主任の先生は日本で4年学び、博士号を持つ才媛ですが、公文書を日本語で書くのは初めてということでチャットで見てほしいと依頼があり、何度もチャットでやり取りをしながら、校正して公文書のスタイルに仕上げてメールで送りました。とても日本人的な方で、丁寧に何度もお礼を書いてよこしてくださいました。やはり気分がいい。

それが終わったと思ったら、日曜日にスピーチコンテストがあるので原稿を校正してくださいという依頼が。。。仕上げて送りましたが、こちらの方は何の返事もありません。同じことをしていても気分がわるい。やはり、日本の習慣、というか世界で当たり前のマナーが分からない学生が多いのであります。イライラします。やっぱり躾をしないといけないのかな。日本の若者も同じかもしれませんけど。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿