歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

二流の北野。 いつも書いているが・ソ連の崩壊は・単に体制の寿命が到来しただけです。

2023年05月19日 17時33分46秒 | 第三次大戦

正義は国の数ほどあります

一つの戦争や片方の情報だけで

軍師が務まると思うなら2流でしょう

 

ある国の専門家は

自国を愛しながらも

その国を理解できなければいけません

ロシア嫌いになるのはど素人の庶民でもできます

 

所詮英雄に憧れた

庶民の専門家で収まるのでしょう

そうでなければその国の本当の姿を

自国のための戦略に生かすことは出来ないでしょう

・・・・

・・・

・・

 

// 編集部からのお知らせ //

あなたはこの人物をご存知ですか?



彼の名前は、
「アンドリュー・マーシャル」

世界でも彼の名前や顔を知る人は
あまり多くないのですが、、、

実は、彼こそが、

“ソ連の絶対優勢”と言われた東西冷戦を、
ひっくり返し、アメリカを勝利へと導いた
影の立役者だったのです…

彼は一体どのようにして
圧倒的劣勢の状況を
打破していったのでしょうか…?

>詳しくはこちら


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

こんにちは、
ダイレクト出版政経部門の高橋です。

本日のメルマガでは、
国際関係アナリスト:北野幸伯氏に
「北野氏の主張が“変わった”理由」
という題でお話いただきました。

今回のメルマガを読んでいただければ、

・これまでの国際情勢の予測と結果
・北野氏の“変わらない”たった一つの観点

などがわかります…

とても興味深い話となっておりますので、
是非お楽しみください。


=====
 
★北野の意見は、
  モスクワ時代と今で正反対になったのか?

   From:北野幸伯

ダイレクト出版
ルネサンスメルマガ読者の皆さま、
こんにちは!北野幸伯です。

「北野の主張は、モスクワ時代と今で正反対だ!」
という人がいます。

なぜ?

詳細は、↓

先日、YouTubeで

◆【米大統領選挙】トランプ再選の可能性、世界を混乱
させる政治になるのか

https://www.youtube.com/watch?v=vidPmaa9eTc

という動画を出しました。

(@もしよかったら、チャンネル登録お願いします。)

するとコメント欄に、


<北野氏の本をかなり読ませていただきましたが、
ロシアに住んでいた頃と、正反対の事を言っておられますね?
そうなった理由をぜひ聞かせていただきたいです。>


というのがありました。

ウクライナ戦争が始まって、
私は、はっきりとウクライナ側についています。

それで、昔の本を読まれた方は、
「北野は変わった」と思われるようです。

とはいえ、私自身は、今も昔も何も変わっていません。

「北野は変わった」という人は、
「昔は親ロシアだったが、今は反ロシアになった」
とか、

「昔は親プーチンだったが、今は反プーチンになった」
とか考えているのでしょう。

しかし私は、親ロシアではありません。
親米でも親中でもありません。

私は、モスクワ時代から一貫して【 親日 】です。

私の考える基準は、「親プーチン」とか
「反プーチン」とかではありません。

一貫して、【 日本の長期的国益 】です。


これだけいっても、キレイゴトに聞こえて、
あまり説得力がないでしょう。

もう少し詳細に振り返ってみます。


▼2000年代の私の主張

私がメルマガをはじめたのは、1999年です。
なんと、プーチンがまだ大統領でなかった時代。

2000年代初め、私には来るべき未来が見えました。

・中国が超大国になる。

・中国は覇権を目指し、日本の脅威になる。

私の結論は、どうだったのでしょうか?


・日本は、アメリカとの同盟関係を強化すると共に、
 中国とロシアを分断し、
 ロシアを日米側につけなければならない。


これは、突飛な発想でしょうか?

リアリズムの神様ミアシャイマーさんも、
世界一の戦略家ルトワックさんも、

大昔から「アメリカ最大の脅威は中国」
「中国に勝つために、中ロを分断し、
ロシアを味方につけろ」

と主張していました。

2005年、私は一冊目の本
『ボロボロになった覇権国家アメリカ』を出版しました。

この本の内容をざっくり書くと、

・近い将来、アメリカ発の危機が起こって、アメリカ一極
時代は終わる。

・中国は、08~10年の危機を短期間で乗り越え、2020年ご
ろまで成長をつづける。

実際、この本が出版されてから3年後の2008年、
リーマンショックから「100年に1度の大不況」が起こった。

それで、「アメリカ一極時代」が終わったのです。
そして、中国は、予測通り、危機を短期で乗り越えた。
それで、世界は「米中覇権戦争の時代」に突入していきます。


私は2冊目の著作

『中国ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日~一極主義対多極
主義』(2007年)

の中で、「日本は、中国とロシアを分断すべき」と主張し
ています。

その後も、一貫して「中ロを分断すべき」と
書きつづけてきました。


▼反日統一共同戦線を無力化するために、ロシアとの和解を主張

さて、私3冊目の本は、

『隷属国家日本の岐路~今度は中国の天領になるのか?』

(08年)です。

この本の主な主張は、


・アメリカは没落した。(この本は、リーマンショックの
直前に発売になっています。)

・これから中国が台頭する。

・尖閣をめぐって、日中対立が激化する。


です。

そして、実際そうなりました。


2010年、尖閣中国漁船衝突事件。

2012年、尖閣国有化。


この二つによって、日中関係は最悪になりました。
そして2012年11月、中国は、ロシアと韓国に

【 反日統一共同戦線 】

創設を提案します。

@全国民必読証拠はこちら↓
https://rpejournal.com/rosianokoe.pdf

中国の主張は、

・中国、ロシア、韓国で、【反日統一共同戦線】を作ろう!

・中ロ韓で、日本の領土要求を退けよう。

・日本に断念させるべき領土とは、北方4島、竹島、尖閣、
 【 沖縄 】(!!!!!!!)。

・日本に【 沖縄 】の領有権はない。(!!!!!!!)

・反日統一共同戦線には【 アメリカ 】を
 引き入れなければならない。(!!!!!!!)


私は、この情報を知って、
「嗚呼、日中戦争がはじまった・・・・・」
と大いに嘆きました。

そして、即座に

【 反日統一共同戦線戦略を無力化する方法 】

を繰り返し繰り返し、
あらゆる媒体で発信するようになったのです。

中国の驚愕の対日戦略。

本質は、以下になります。

・日米関係を破壊する。

・日ロ関係を破壊する。

・日韓関係を破壊する。

・日本を完全に孤立させて、尖閣、沖縄を奪い、
 日本を破滅させる、

です。

この戦略に対抗する方法は、理論上簡単です。


・日米関係を改善させる。
(鳩山さんのせいでボロボロになっていました。)

・日ロ関係を改善させる。(メドが北方領土を訪問し、
 日ロ関係はボロボロになっていました。)

・日韓関係を改善させる。
(李明博が「日王が韓国に来たければ謝罪しろ!」といって、
 日韓関係は最悪になっていた。)


それで私は、


「日米関係を改善させましょう!」

「日ロ関係を改善させましょう!」

「日韓関係を改善させましょう!」


と主張するようになったのです。

この話をするとき、「背景」まで、
きっちり説明する必要がありました。

というのも、

「日ロ関係改善」「日韓関係改善」

という主張は、あまり理解されないからです。

しかし、安倍総理は、
完全に私の主張どおりに動いてくださいました。


・日米関係は、2015年4月の「希望の同盟演説」で劇的に
 改善されました。
 安倍さんは、トランプさんとも良好な関係を築きました。

・日ロ関係は、2016年12月のプーチン訪日で、
 これも劇的に改善されました。

・日韓関係は、2015年12月の慰安婦合意で
 一時改善されました。


安倍総理は、見事に中国の「反日統一共同戦線戦略」を
【 無力化 】することに成功したのです。

このあたりの話、詳細に興味がある方は、拙著


◆『中国に勝つ日本の大戦略』

詳細は↓
https://amzn.to/3Bti9hX

をご一読ください。

証拠つきで全部わかります。


▼なぜ私は、中ロを分断してロシアを味方につけろと
主張
しなくなったのか?

さて、安倍総理のおかげで、中国の超反日戦略は、
無力化されました。

そして、2018年10月、ペンス副大統領の「反中演説」から
【 米中覇権戦争 】の時代がはじまったのです。

安倍総理のおかげで、
【 日中戦争 】は【 米中戦争 】に転化しました。

私は以後、「中国に勝つために、中ロを分断し、ロシアを
こちら陣営に引き入れましょう。

そのために、ロシアを仲よくしましょう」
とあまり主張しなくなりました。

「反日統一共同戦線戦略」の脅威が、ひとまず後退したからです。

それでも、「日ロ関係どうしたらいいですか?」と聞かれれば、
「中国に勝つためには、ロシアを味方につけた方がいい」
と答えていました。

これは、リアリストだったら、「スタンダード」な答えでしょう。
たとえばルトワックさんの超名著

◆『自滅する中国』

詳細は↓
https://amzn.to/42Xetk4

を読めば、日本は中ロを分断すべきだと書かれています。


しかし、2022年2月24日、状況は完全に変わりました。
プーチンが、隣国ウクライナへの侵略を開始したのです。

2022年3月2日、国連総会でこの侵略を非難したのは141か国です。
この決議に反対、すなわちロシアを支持した国は、
ロシア、北朝鮮、シリア、ベラルーシ、エリトリアだけ。


このメンツをみてください。
ロシアが、国際社会で完全に孤立しているのは明らかです。

ところが、「親プーチン派」は、棄権した35か国を
ちゃっかり「味方」にカウントして、

「孤立していない」と主張します。

これは、完全に「詭弁」でしょう。

日本がロシアのウクライナ侵略を支持して、
北朝鮮、シリア、ベラルーシ、エリトリア
の仲間入りする?????????

はたしてそれが、「日本の国益」でしょうか?
違うことは、子供でもわかります。

もう一つ。

日本と欧米がウクライナを支援せず、
プーチンがサクッと勝ったとしましょう。

習近平はそれを見て、


「プーチンがウクライナを侵略しても、
 日本と欧米は何もしなかった。

俺が台湾に侵攻しても、日本と欧米は動かないだろう。」

と考え、台湾侵攻の可能性が高まります。


しかし、日本と欧米の支援で、ロシアが戦争に負け、
プーチンが失脚すればどうでしょうか?

習近平は、

「日本と欧米の支援でウクライナは勝ち、
プーチンは失脚した。

台湾に侵攻すれば、日本と欧米の支援で台湾が勝ち、
俺も失脚することになるだろう。」

と考え、台湾侵攻の可能性が減ります。

つまり私たちは、ウクライナを支援することで、
台湾侵攻を阻止する戦いをしているのです。


まとめます。

私は、「親プーチン」とか「反プーチン」とかいう基準で
物事を考えることはありません。

私が考える基準は、常に【 日本の国益 】です。

中国に勝つためにロシアと友好関係を築くことは、
【 日本の国益 】に適ったことでした。

しかし、2022年2月24日に、
ロシアがウクライナへの侵略を開始した後は、
ロシアと友好関係をつづけることは、
【 日本の国益に反すること 】になったのです。


私は、変わったのでしょうか?
根本は、何も変わっていません。

昔も今も、【 日本の長期的国益 】を
軸に情報を発信しています。

昔はロシアと友好関係を結ぶことが【国益】だったのが、
今は【国益ではなくなった】ということです。

理解できない人に、
イギリスの宰相パーマストンの言葉をご紹介します。


「英国は永遠の友人も持たないし、永遠の敵も持たない。
英国が持つのは永遠の国益である」

そして、私はいいます。

「日本は永遠の友人も持たないし、永遠の敵も持たない。
日本が持つのは永遠の国益である」



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ご意見・ご感想・リクエストがあれば
ぜひこちらより教えてください。

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<メルマガ著者紹介>

国際関係アナリスト
北野 幸伯

 
「卒業生の半分は外交官、半分はKGBに」
と言われたエリート大学:
ロシア外務省付属モスクワ国際関係大学を
日本人として初めて卒業。

その後、カルムイキヤ共和国の
大統領顧問に就任。

大国を動かす支配者層の目線から
世界の大局を読むことで、数々の予測を的中。

自身のメルマガは、ロシアに進出する
ほとんどの日系大手企業、金融機関、政府機関の
エリート層から支持されている。


北野 幸伯先生について、もっと知りたい方は、
こちらの紹介ビデオをご覧ください。

パワーゲーム・活動のビジョン
https://youtu.be/Us60-HunT9c


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