のぶひさの日記

生きていくのはいろいろあるね。出会いを大切に。また会えるといいね。

高校生と

2006年04月29日 | 専門科目
きのうは高校生と一緒に勉強しました!

ある都立高校の2年生5人が「現代社会」の授業の一環として、
私たちの市民運動の拠点である弁護士事務所にいらっしゃいました。

テーマは「少年非行と少年法」。

どうして同世代の人が人を殺してしまうのか?
刑罰って何?
どうして少年犯罪が多いのか?
少年犯罪のほとんどが高校生なのはどうして?
少年院って何するの?
などなど、みなさんいろいろ疑問を持っているようでした。

2時間弱でしたが、とても楽しかったです
高校生はスポンジのように吸収が早い!
それと高校生の疑問ってストレートだなあという印象を持ちました。問題の核心をついているんですよね。
その疑問にわかりやすく答えるにはどうしたらいいのか
自分自身ももっともっと向上せねばならんと思いましたよ。
(予備校で働いていたころの自分に戻れたようで少し安心もしました。)


今国会で少年法はおそらく改正されます。
私はその改正を阻止するためにある議員さんとも連携して活動しています。
改正内容は、
警察はこんなに困っている、
保護司はこんなに困っている、
裁判官はこんなに困っている、

だから改正しようという内容。つまり「大人はこんなに困っている」という内容。
それに対して私や弁護士という大人たちは
「改正されたら困るぅ~。」と言って、あの手この手で改正を阻止しようとしています。

ふと気づいたのですが、

困っている大人の対立なのではなかろうか?と。

そこには少年法の当事者である「子ども」はまったくの不在です。
「困っている」大人の対立の中に自分もいるだけなのではないかと・・・。

そんな大人になってしまった自分がいるんですよね。ショックです。
本当は子どもたちの声を聴かなければなりませんよね。
非行、教育、いじめ、虐待・・・。
子どもたちに関わることは本人に聴くのが一番!というとても大切なことを忘れそうになっています。
だからこれからは「大切なこと」に向けて活動していきます。
具体的には、中学生や高校生のもっと近くで活動できるように考えています。
秋頃には動きだすかもしれません。がんばるぞ!

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1 コメント

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被害者の不在 (DH)
2009-10-23 18:31:01
はじめまして。早速で恐縮ですが、

>そこには少年法の当事者である「子ども」はまったくの不在です。

と仰っていますが、むしろ

>そこには少年法の当事者である「被害者(遺族)」はまったくの不在です。

と言ったほうがより適切ではないかと思います。

「とにかく厳罰を与えさえすればいい」とは思いませんが、少年犯罪被害者(遺族)の置かれている状況は真剣に考慮されるべきだと思います。

「非行少年の保護・更生・社会復帰」という大義の前に被害者が泣き寝入りを強いられることはおかしいと思います。

「感情論に過ぎない」とお叱りを頂戴するかも知れませんが、被害者(遺族)の声に耳を傾けることも必要ではないでしょうか。
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