NOBU_san'S ROOM/南行徳のギター教室

南行徳のギター教室ミュージックメソッドで講師を務めています ギターや音楽に関する こと,南行徳の出来事などを書いています

マホ、ローズウッド

2005年07月26日 | HOW"S GOING ON?
アコギのサイド(横)とバック(裏)に使われる木材で
マホガニー、ローズウッドという名前をよく見かける。

一般的にローズウッドの方が値段が高い。
ではローズの方が良い・・・?
高価だから良いのではなく
あくまで材質による音の好みだろう。

マホはエレキのボディー材にも使われており
音全体のバランスが良いと思う。
僕はエレキにもこの材を多く選んでいる。


ローズはマホより比重が重いため倍音がでやすく
艶のある高音、しっかりと輪郭のある中音
といった感じである。

僕の好みはアコギの材でもマホだ。
ローズに比べると音の輪郭はボケるが感じだが
その辺がより木の音っぽくて好きなのだ。
またローズの音の方が
美しい、艶っぽい、まとまっている感じであるが
自分には飽きてしまいそうなのだ。

マホが好きだと言ったが
どちらが良いと言ってるのではなく
個人的な好みである。

エリッククラプトンのマーチンは
ローズウッドである。

マーチン

2005年07月21日 | HOW"S GOING ON?
マーチンといえばアメリカの老舗ギターメーカーだ。

昔から有名アーティストが使用し
憧れのギターの代名詞でもある。

大昔のフォークソング全盛期には
『D-45』というモデルの番号をよく聞いた。
どんなギターかは知らなかったが
マーチン『D-45』イコール有名人しか所有のできない
高級ギターのイメージがあったものだ。

(ハードロックに没頭していた僕には
あまり興味がなかった。
憧れはギブソン、フェンダーであった)

最近ではエリッククラプトンが使用していることでも
有名だ。

歴史も長く、数々の名器を生み出し
多くの優れたアーティスト、ギタリスト達の
信頼を得ているブランドではあるのだが
最近のモデルは若干の不具合が生じる場合がある。
ネックの仕込み角度とボディー上の指板の角度が
違うという不具合である。
それにより弦高が下げられない等の問題を
抱えることもある。

新品をマーチンの専門店で購入する場合でも
注意が必要だ。
専門店以外だと更に注意が必要だ。

木材で作られているギター、
緻密な計算をも超えてしまうことがあるのだろうか。



アコギのトップ材

2005年07月11日 | HOW"S GOING ON?
何気なく弾いているギターだが
アコースティックギターのトップ(表面)には
スプルースという松科の針葉樹が多く使われている。

写真の木材で白っぽく木目は細かい。

バイオリンの表板、ピアノの響板にも使用されている。
スプルースは音速が早く、そして振動吸収が少く、
弦の振動に素早く反応し、効率よく音を放射する性質がある。

ギターに使われるスプルースは原産国等による
種類があり値段も音色も異なる。

シトカスプルース(カナダ、北アメリカ原産)が
ギターのトップ材としては多く使われており
国産ハンドクラフトメーカーの老舗の
『K.Yairi』ギターのカタログには
<アコースティックギターのトップ材としては
理論上最も適している>
と記載されている。

他にジャーマン、イングルマンスプルース等がある。

リッチーブラックモア

2005年07月04日 | HOW"S GOING ON?
教室に体験レッスンで来てくれた20代のS君、
アンケート用紙の「弾いてみたい曲」の欄に
リッチーブラックモアズ・レインボウの
<キル・ザ・キング>との記載があった。

ディープパープル、リッチーブラックモアズ・レインボウの
コピーバンドを昔やっていた自分にとっては
もちろん演奏した曲の一つであり
話が盛り上がってしまった。

演奏も大体は指が覚えてる・・・、
のであった。

http://www.spuck.co.jp/

ギターの木

2005年07月03日 | HOW"S GOING ON?
ギターの材料には『木材』が使用されることがほとんどだ。
最近では樹脂、金属を使ったギターもあるが
木の音の方が柔らかい、暖かい、といった特徴があると思う。

金属と木を比べた場合
材料の中を音の振動が伝わる早さは
変わらないのに
木の方が何倍も振動を吸収してしまう特製
があるのだという。

この適度な振動吸収が上記の
柔らかい、暖かい音を生む原因なのだろう。

また板として振動する際に
耳に優しくない高い周波数帯をあまりださない
性質もあるのだという。

軽く、加工しやすく、振動しやすく
音も柔らかく暖かな耳に優しい音色であることから
長い間ギターには木材が使われてきたのだろう。

余談ではあるが最近のCDでアコースティックギターの音を聴くと
ハイエンド(高音、高い周波数帯)がきついデジタル音で
「ギターの音ってこんなだっけ?」と感じることがある。
もちろんその他の楽器で感じることも多々あるが
今時の音の味付けである。
良い、悪いは別にして・・・。