エベレスト３

カラパタールからの一時。

寺院からの展望

高度順応日でのんびりとした一日.

風景に見入っていると前を幾人もの

トレッカーが通り過ぎていった。

プモ・リ

いよいよ７０００ｍ級の山が迫ってくる。

岩と氷の世界で他には何もない。

静寂の中、自分の足音だけが響いている

様に感じる。

タウツエ

前方左側に６５４２ｍのタウツエがその勇姿を

現してきた。青空に映えて格好が良い。

標高も４０００ｍを越えて深呼吸をする

回数が増えてきたように感じる。

タンボチェの寺院

タンボチェに着くといきなり大きな寺院に

迎えられる。ここは一種独特な雰囲気を

漂わせている。だから信者でなくともこれからの

トレッキングの安全を祈ってお参りをしている。

ヌプラとコンデ・リ

エベレスト街道を歩いているとずっと後方に

壁のように控えている山がある。

それがヌプラとコンデ・リ。

カンテガ

タムセルクの奥に６７８３ｍのカンテガが

控えている。タムセルクが裾野を大きく

広げて聳えているので余り目立たない山だ。

タンボチェに向けて

３４４０ｍのナムチェから３８６０ｍのタンボチェへ

向けて進む。遠くに素晴らしい山容を望みながら

ただただこの感動を胸に刻みながらのトレック

となった。

名もなき名峰

雪景色に興奮して写真を撮りまくっている内、

秀麗な山容を見つけ、シェルパに質問をした。

５０００ｍ級の一つのピークとのことで名はないとのこと。

一時間ほどして日が昇るとあっという間に雪は

消えてしまった。

タムセルク

堂々とした山容は６３４１ｍのタムセルクだ。

見る方向によって色々と形を変えるけれども

なかなか魅力的な山だ。

タイムスリップ

５０年ほど昔にタイムスリップをしたような感覚に

陥ってしまいそうな素朴な顔の子どもに出会った。

挨拶をするとかわいい声で返事が返ってきた。

失われた感のする素朴さだ。何故かほっとしてしまうのは

私だけだろうか。

ワーグナーを聴きながら

久しぶりにフルトヴェングラーのワーグナーを

聞いている。

何時までも・・・・

そんな山だ。

雪景色

３８６０ｍのタンボチェに到着。

ここで初めてテント泊となった。

富士山と同じくらいの標高なので高山病の

影響が出てくる高さになったので早々に

無理をせず就寝することとした。

朝、テントをたたくシェルパに起こされ

外に出るとそこは雪景色。雪が降ることを実感した。

エベレスト１

間近に見るエベレストです。

只感激に言葉はありません。

ナムチェバザール

急登を登り切るとナムチェバザールに着く。

週に１回市場が開催されることからこの名前が付いたと

教えられた。中央の道を上っていくと土産物売り場が

所狭しと並んでいる。所々から片言の日本語で客引き

をしている。その中で「パパさん」「パパさん」と

声を掛けてきた３０代の女性店主につい惹かれて

店の中に取り込まれて土産を買ってしまった。

日本人ぽい顔の美人だった。