こころ煌くとき[CARPE DIEM」

日々心の煌く時,写真を通して公開していきます。

笹平から雨飾山

2006年09月30日 07時52分05秒 | 山旅
 笹平の笹原をアップダウンを繰り返しながら進んでいると、ぼんやり山頂らしき山容が見えてきた。笹原の登山道は歩きやすく、今までの疲れをとってくれる。少し気を緩めて進んでいると、突然、キレ落ちた谷とまたもや急登が始まった。

 伊予富士の最後の登りを連想させる。またしても雨、更に風も加わって体感温度が下がり始めた。谷に落ちないよう一歩一歩慎重に足下を確かめながら登る。周りが見えないのは気分的に辛いものがある。しかも登山者と一人も会わないことも一因だ。もう少しと自分に言い聞かせる!!

笹平

2006年09月29日 11時01分36秒 | 山旅
 森林限界を越えたあたりから小雨となって暫く風景を楽しむことが出来た。しかし、稜線の道は続く。ザレているため歩きにくい上に傾斜が加わって気を緩めると一気に谷底へ、との不安からか全身に緊張が走る。雪渓で冷や汗をかいた荒菅沢が眼下に見える。

 誰も登ってきていない。人気のない山だと独り合点して一歩一歩足を運でいるとまたしても突然の笹の原っぱ。写真の景色が目に飛び込む。笹ヶ峰を思わせる風景に故郷に帰った様で今まで塞いでいた気持ちが一気に明るくなってしまった。げんきんなものだ。

 笹平に到着。15分ほど笹原を楽しむ。花が沢山咲いている。晴れていればもっと豪華な花畑に巡り会えたかもしれない。苦しい思いをして登って来る価値があると思った。この後一気に山頂を目指します。

布団菱の岩峰

2006年09月28日 06時38分20秒 | 山旅
 雪渓を抜けると稜線に向かって登山道が延びている。かなりの急登で木の枝に捕まりながらの登りとなった。さらに小雨となっていた雨が激しさを増し粘土質の登山道を益々滑りやすくするためなかなか前に進めない。何回も登山道を見上げるが一向に稜線に出る気配が感じられない。疲れが出始めたこともあって羊羹をかじる。

 2時間が過ぎようとしているのに登山者には一人も会わない。少し寂しさと不安に攻められながら一歩一歩進む。この山行では突然の風景に驚かされる。それは突然訪れた。森林限界を越えたところでまたもや小雨となり岩峰が目の前に飛び込んできた。布団菱と呼ばれる岩峰だ。すばらしい眺めに疲れが吹き飛ぶ。写真の角度で登りの角度を想像していただけると思います。まだまだ続く急登!!その後にすばらしい笹原が!!

荒菅沢の雪渓

2006年09月26日 16時38分29秒 | 山旅
 標高を100メートル程下ると雪渓にあたった。写真では分かりにくいがかなりの大きさで登山道を塞いでいる。登山口にも注意書きがしてあったことを思い出し慎重に雪渓に取り付く。雪渓に取り付いて動けなくなってしまった。ほとんどアイス状態でアイゼンが必要と気付く。引くに引けない状態となって慎重を欠いた自分を責める。

 やむなく登山ナイフをピッケル代わりに使いながら四つんばいでヒア汗をかきながらクリア。写真では分かりにくいが滑落すれば2~3メートルの高さは落ちることになる。下山するときに反対から見て分かったことだが写真の右端に雪渓の切れているところが!!ルートファインディングをあれほど自分に言い聞かせてきたはずなのに一歩間違えば遭難の危険性をはらんでいることを再認識し、さらなる急登を目指す。

荒菅沢への下りから

2006年09月26日 16時04分33秒 | 山旅
 ブナ平からブナ樹林帯の中を只ひたすら登ってゆく。雨が降っているため周りの景色は数十メートルしか見ることが出来ない。しかもむき出しの根っこは雨に濡れて滑りやすく、気を抜くことが出来ない。カッパを着ていることもあってあっという間に汗が噴き出してくる。けれども特殊繊維のアンダーのおかげで冷たさを感じない。

 突然急な下りとなった。今まで降っていた雨が小降りとなってガスがあがり始めた。やっと写真の風景を見ることが出来、暫しの慰めとなった。しかし写真の右側の急な尾根を直登していくことになろうとは!!

ブナ平

2006年09月25日 07時51分23秒 | 山旅
 午前5時予約タクシーに乗り込み一路登山口へ。後部座席でうとうとしていると30分程で到着。少し高めの料金を支払って休憩所で身支度を調え登山開始。

 雨が降っているのでほとんど景色は見ることが出来ない。400メートル程渓流に沿って下って行くと、突然急登が始まった。登山道が雨に濡れているため慎重に足を運ぶ。

 30分ほど登るとブナの巨木が現れた。このあたりで少し登りが緩やかになった。暫し水分の補給と息を整える。写真のブナ平到着。ここからさらなる急登が始まろうとは!!

雨飾山山行記録

2006年09月24日 14時50分17秒 | 山旅
 6ヶ月ぶりの投稿になりました。新しい環境にも慣れ、少し時間の余裕が出来たことから、今回は9月11日から14日にかけての山行記録を載せたいと思います

。今回は秘湯をも目的とした山旅となりました。9月11日午後2時過ぎのJRで四国から一路長野を目指し出発です。今までの山行は専ら自家用車のパジェロミ

ニでの夜間の出発でしたが、時間の都合と体力温存を図るため列車の旅を計画しました。JR各線を乗り継ぎ写真の南小谷駅に着いたのは午後11時30分、ここで

朝の5時にタクシーを予約していたことから待合室で暫しの休憩を目論んでいたところ駅の待合室は朝まで利用できないことを駅長さんに告げられ、やむなく駅の入

り口で野宿をする羽目となってしまった。そして、ほとんど眠りにつくことなく朝の5時を迎えることとなった。さらに運の悪いことに雨がぱらつき始め厳しい山行を予想させた。

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