白山朝日

　朝４時、部屋の動く人の気配で目を覚ます。どうもご来光を見るために頂上を目指して身支度を整えているようだ。前日に頂上を踏んでいる私にとっては室堂でもご来光は見られるものと確信していた。暫く布団にくるまって外が明るくなるのを待っていた。５時半過ぎに外に出ると北アルプスのシルエットがくっきりと見えていた。一瞬光が射したかと思ったら朝日が目に飛び込んできた。感動の一瞬だった。

白山夕日

　午後からのんびりと過ごしているといつの間にか日が西に傾き始めていた。室堂宿泊予定者が一人二人と外に出てきた。夕日目当てだろう。雲海が周りを覆い、幻想的な雰囲気が漂っている。すばらしい光景だった。

白山室堂

　ななかまどが真っ赤に紅葉している。まだ９月下旬だ。今年は紅葉が早いのかもしれない。昨夜は夜を徹して車を走らせてきたせいか少し眠くなってきた。今夜はこの室堂で泊まることにしているので気が緩んだのかもしれない。１２時前に頂上を踏んで室堂まで降りてきた。昼食に食堂でうどんを食べ午後１時に宿泊手続きを済ますと、ベンチに横になって登山者を見ながらゆったりとした時間を過ごすことが出来た。

白山

　久しぶりに単独行をした。日本三大名峰の一つ白山。アルプスから少し離れているので行きそびれていた。花の時期を過ぎていたので登山者は少ないだろうと思っていたら以外にも多くの登山者に驚いた。登りは砂防新道を登った。よく整備された登山道で危険なところもなくマイペースで登ることが出来た。