nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

道の駅 すず塩田村

2011-07-30 11:31:20 | 石川・福井・富山
能登の仁江海岸では、日本でただ一ヶ所、江戸時代以前から続く 揚げ浜式製塩 が今も続けられています。
塩田まで海水を汲み上げることから 揚げ浜式 と呼ばれ
汲み上げた海水を、塩田の砂にふりまき 太陽と風の力で 乾燥させます。
夏の炎天下の砂と海水による塩田作業は、大変な重労働ですが
今でも塩田村の浜士は、こうして手間ひまかけ揚げ浜塩をつくっています。
塩分を含んだ砂を集めて、海水をかけて塩分の濃い かん水 をつくり
それを平釜で煮詰めることで、やわらかい風味の塩が出来上がります。

そんな昔ながらの 揚げ浜式製塩 が体験できるのが 道の駅 すず塩田村(えんでんむら) 塩の資料館 です。





もちろん裏はすぐ海です。





海辺に降りることもできます。





作業の様子を見せていただきながら、塩作りの大変さを教えて頂きました。
作業は4月後半から9月後半までの、風のない太陽の出る日に限られるそうです。







ものすごく正確で効率の良い動きをされていた、年配の女性3名。
ほれぼれと見入ってしまいました。
能登の女の人は強いです。













カン砂(塩のついた砂)を地盤からおこす「駒渫(コマザラエ)」や
カン水(塩分濃度の高い水)を釜屋の桶に入れ
23時間以上かけて水分を蒸発させる 釜焚き
全て浜士の長年の勘と技術を頼りに
能登の揚げ浜塩はじっくりと製塩されるそうです。

能登の揚げ浜塩は口どけが良く、口に含んだ瞬間から塩本来の味が広がって
その後旨味が口の中に押し寄せ、まるで 寄せては返す能登の日本海
を思い出させる味わいと言われるのは
太陽と風とこういった浜士の技術のなせる業なんですね。











塩田村のすぐ近くにある 角花 さんの製塩所
こちらは、代々個人で昔ながらの製法を守り続けていて
国指定の重要無形民俗文化財となっています。 
年間100日ほどしか働けず、割に合う収入が得られないので
冬場は出稼ぎに出ながら、それでも伝統を守り続けているご家族だそうです。

損得を抜きにした、個人のこういう地道な伝統継承の積み重ねが  
能登の里山里海 の 世界農業遺産 認定に繋がっているんですね。





角花 さんで買ってきた 能登のはま塩

能登観光 には 能登空港 がお勧め
能登について知りたいときには のとねっと  

またこのブログを読んだ方が、能登空港にいらっしゃった場合
能登空港到着出口左側にある 能登の旅情報センター にて
もれなく珠洲の天然塩小袋を頂けるという特典があるそうです。
nobara さんのブログを読んだ、もしくは nobara*note を読んだとお伝えくださいね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
雨のとき (kobby)
2011-07-30 16:30:27
確か、この揚げ浜式塩田は、NHKのあるクイズ番組に出ていたと思います。作業をしていてもし途中で雨が降ったらどうするかというクイズだったのですが、正解は「諦める」というもので、なかなか収入になりにくいのはこういう理由もあるのかもしれません。

別記事ですが、「狼煙」も記憶にあります。単に木を燃やして煙を上げるのが狼煙ではなく、狼のふんなどいろいろな添加物を加えて色を変えて、情報量を増やそうとしたようです。
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kobbyさん (野ばら)
2011-07-31 12:36:08
kobbyさん、こんにちは。
ああそうですか、途中で雨が降ったら諦める・・・
想だったんですね、確かにしれしかすべがないのは分かるような気がします。

狼煙って言葉に、狼が付いているのは糞を混ぜるんですね。
知りませんでした。
こちらの地名の狼煙の所以はどうなんでしょうね。
気になって調べたけど、よくわかりませんでした。
返信する

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