nobara*note

くらしの中にアンテナをいっぱい張って日々のお気に入りを主婦の目で綴ります、目指すは雑貨屋さん的ブログ♪

湊かなえ 物語のおわり

2018-12-17 14:38:00 | 本・雑誌・ドラマ
湊かなえさんの 物語のおわり を贈ることができました。読みました。
あらすじ・・・・(「BOOK」データベースより)
病の宣告、就職内定後の不安、子どもの反発…
様々な悩みを抱え、彼らは北海道へひとり旅をする。
その旅の途中で手渡された紙の束、それは「空の彼方」という結末の書かれていない小説だった。
そして本当の結末とは。
あなたの「今」を動かす、力強い物語。

空の彼方/過去へ未来へ/花咲く丘/ワインディング・ロード/時を超えて/湖上の花火/街の灯り/旅路の果て

湊作品を長く読んでいると、これが短篇集であってそうでないことは、読む前から分かります。
冒頭の 空のかなた という短いお話が、現実にあった話なのか?想像の世界なのか?
しかも最後は尻切れトンボで、その先はどうなるのか?
そんな悶々とする読者の気持ちを無視するかのように、次から次にバトンタッチされていく主人公達。
それぞれの主人公たちが不思議な縁で出会い、ぐるぐると回る人生の輪廻。
終盤の 街の灯り で、序盤に出てきた人物が再登場。
そこから段々と伏線が回収されていき、すべてが繋がり、丸い大きな円を描いていきます。
読み終わった後にちょっとほっこりするストーリーですが、もう少し明確にして欲しい部分も残されていたかな?

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