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● 私のひとり言 ●
この頃、所沢航空記念公園でも空堀川沿いでも、またヤマブキの花が咲いているが、それは極く数少ない
「ヤマブキ」 は春の季語でもあるが、今年私が空堀川沿いで初めて一重のヤマブキを撮ったのが4月4日のことだった
ヤマブキ一枝(の花持ち期間は約一週間ほどのことだが、5月には咲き終わってもう姿を消した
しかし、6月22日にはまた撮って画集に残っているが、咲いたのも短い期間で7月にはまた姿を消した
そしてまた8月末には公園でも川沿いでも咲いているから不思議な花だ
花名の 「ヤマブキ」 は、細くしなやかな枝が風に揺れる様子から 「山振(り」 と呼ばれ、それが転訛(したものと言われているが、この秋霜の時期に雨滴を含んだヤマブキの花びらを見ていると、なかなか情緒たっぷりの風情を持った花だと思った
ヤマブキ全般の花言葉は 「気品」 「崇高」 「金運」 とか?
そう言えば 「ヤマブキ色の小判」 なんて言葉も思い出しました
少しづれて咲いてくれます。
悪徳商人が、菓子箱の底に賄賂の小判を忍ばせて悪代官に贈る…「どうかお納め ください、お代官様」「越後屋、おぬしもワルよのぅ」「いえいえお代官様にはかないません 」「ふぁふぁふぁ」時代劇などでのワンシーンが浮かび
ました。今でもあるのかなあ~噂ではあるらしいですよ。
ヤマブキと言う花は本当に不思議です
何で何回も咲くのでしょうか?
でも今、咲いているのは極く僅かですが
この花の色合いは綺麗です
何とも言えずについ引き込まれてしまいそうな色です
昨日は青空も出たのに
また今日午後からは曇ってしまいましたが
気温も高めですが、湿度も高いので
蒸し暑い日となりました
「ヤマブキ色の小判」、私も一枚でいいから欲しくなりました
そして何にもましてこの話・・・
太田道灌は扇谷上杉家の家宰でした。ある日の事、
道灌は鷹狩りにでかけて俄雨にあってしまい、
みすぼらしい家にかけこみました。道灌が「急な雨
にあってしまった。蓑を貸してもらえぬか。」と声を
かけると、思いもよらず年端もいかぬ少女が出て
きたのです。そしてその少女が黙ってさしだしたのは、
蓑ではなく山吹の花一輪でした。
花の意味がわからぬ道灌は「花が欲しいのではない。」
と怒り、雨の中を帰って行ったのです。
その夜、道灌がこのことを語ると、近臣の一人が
進み出て、「後拾遺集に醍醐天皇の皇子・中務卿
兼明親王が詠まれたものに【七重八重花は咲けども
山吹の(実)みのひとつだになきぞかなしき】
という歌があります。その娘は蓑ひとつなき貧しさ
を山吹に例えたのではないでしょうか。」といいました。
驚いた道灌は己の不明を恥じ、この日を境にして
歌道に精進するようになったといいます。
この話が好きで・・よく話したものです。
何時までも綺麗に咲いて欲しい 山吹です
武士は凄いですね! 和歌も嗜むのですから
太田道灌の話し、これにはいろいろな事がありますが
特にヤマブキの花を見ると想い出します
その時の情景を勝手に想っていますが
道灌に八重のヤマブキを差し出した娘さんの
姿は正しく日本の大和撫子ではなかったのかと
また想像が膨らんできました
いい花です、ヤマブキの花は