今日は 「文化の日」 、妻はDS行きだから、独りで所沢航空公園に行ったが、目的は地上展示されている 「C46輸送機」 を見たくなったからだ
最近は自衛隊基地や空港に行って写真撮りをすることも途絶えてしまったが、時々公園に行って 「C46輸送機」 を見て写真を撮るのが楽しみの一つでもある
展示されているのは認識番号が 「91-1143」 の 「C-46A型輸送機」 だ
この機体がいつ製造されたのかは判らないが、おそらくは第二次世界大戦中か戦前かで、かなり永い歴史を持っているのは確かなことだ
この機体を見ているといろいろなエピソードもあるが、今日私が改めて見て感慨深めなのが、貨物室にある左右10個の四角い窓だ
この頃の航空機は客室や貨物室は与圧されていないから、唯の明かり取りのような窓だが、現在の航空機はこのような四角い窓は存在しない
それには航空機事故からの教訓があった
世界で始めて定期航空路にジェット旅客機が就航したのはイギリスの 「コメット」 だが、1952年のことだった
しかし、その後、事故が多発したため、イギリスは国の威信をかけてその事故調査を実施したが 「金属疲労による破壊」 が原因だとの報告が発表された
また 「コメット」 も四角い窓だったがその鋭角の隅の部分からクラック (割れ) が発生したことも判明したため、その後の航空機の窓は丸みを帯びた形になったそうです
航空機がお客さんを運ぶようになった頃、アメリカではこのような四角い開閉自由な窓からお客さんがタバコや葉巻の吸い殻を外に捨てたため、地上で火事が発生した事例もあるそうだが、今の航空機ではとても考えられない 「珍々出来事」 は山ほどあるようです
今日は 「C46輸送機」 を右後方から撮った写真を使いました
この機体を見ていると二基搭載されている2000馬力のエンジンをフルパワーにして、自重約14トンの 「C46輸送機」 が今にも離陸しそうな、そんな錯覚に酔ってしまった
|
昔の航空能力は、高度がとれずに比較的
空気の濃い地上近くをとんでいたので
抵抗も大きかったのでしょうね。 四角い
窓は初めて拝見しました。
この大きな機体が空に浮くことそのものが
今でも不思議です その古い機体から
もはや70年が経過しても綺麗に保管
管理されいればこのように綺麗でいられる
多くの人たちの夢と希望を乗せて・・
飛んだ昔を偲びながら未だにその勇姿
を誇っているのですね
全く不思議な出来事だと思っています
原理的には簡単なことでしょうが
今では数百トンの機体がいとも簡単に飛び上がる
それにはエンジンの性能がアップしたこともあると思います
この展示しているC46輸送機は所沢市役所の所管です
ただ表に置いておくだけですが機体表面は結構汚れるので
たまは掃除したり、塗装したりと管理も大変なようです
もうこのようなレシプロ機は飛んでいない? と思ってますが
もしかしたら南米のローカル線では
まだ飛んでいるかもしれません
このような昔の機体を見ていると
航空機の進歩の速さに驚くばかりです