秋田の金足農の準優勝で夏の甲子園の熱戦も幕を閉じた。
私も高校野球ファンだから毎大会テレビ観戦しているが、この金足農のチームほど、私の感動を呼び起こしたのは始めてだった。東北へ始めて優勝旗が行くチャンスだったが、それ以上に多くの人たちに感動を与えたチームプレーは優勝以上の価値ある戦いぶりだった。
昨日朝、あるテレビ局の番組で秋田出身のメインキャスターが大阪桐蔭のことを 「あそこはプロだから・・・」 と、口を滑らしたようなコメントだったが、本当は言いたい本音があるのだろうが、放送としては過ぎたる言葉として問題視されなかったであろうか?
そのキャスターの思いを想像するならば、今の高校野球界はプロとアマが混在しているような状況ではないだろうか?
スポーツだから勝つのは当たり前のことだが、それが優先して学校教育としてのやるべき行為が忘れられているような、県外から過度の人材集めやそれを職業とするような監督の横行など目に付くことは多いはずだ。だから金足農のプレーが一段と光ったのに違いない。
だが、私が心配したのは投手の投球回数だ。本来なら吉田投手がベストの状態で大坂桐蔭の誇る強力打線との対決を願っていたが、五試合連投の吉田投手の肩はあまりにも疲れ果てていたのではないだろうか?
甲子園優勝の投手でプロ入りしても大成した例が無いのは明らかに高校野球での過ぎたる投球が及ぼした影響に他ならないような気がする。
吉田投手が投げた881球はまだ成長途中の体に決して良い影響を与えたとは言えない過酷な球数だったはずだ。
このような多い投球数を何とか制限しないと幾多の優秀な人材を無碍に失っているような現状を関係者はどのように考えているのだろうか?
今はどの投手でも多彩な球種を投げる。直球と違って変化球は肩や肘にに大きな負担を負わせてしまう。何とかしないと有能な選手の生命を縮めてしまうことになるから何としても防がなければならない。
球数を制限するとか、完投したら連投は禁止するとか、それ以上に多くの変化球を投げても肩や肘に無理を掛けない投球フォームを考えるとか、国を上げて対処する必要があるだろう。
だが金足農はよく戦った。胸張って、どうどうと秋田に帰ってください。多くの感動を有り難うございました。
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感動を貰いました。・・・・らしく。という言葉が好きなんです。本当に高校生らしい
純真なプレーでしたね。
大差だったけど内容的には勝ってたかも
知れませんね?
どの試合も見応えがありました。
最近は東北の高校も強くなりましたね。
花巻東、そして金足農と次ぎの大会が楽しみです。
あの優勝旗が東北に届くのももう夢ではなくなりました。
こちらはまた暑さが戻って毎日が真夏日です。
秋はまだまだ遠くにありそうです。