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進んだ医療のディジタル化 (私の闘病記・その十一)

2021年05月18日 04時10分16秒 | 日暮らし通信

発信元:  赤とんぼ






36年前もこの病院に入院していたのは奇遇だが、病院の環境は一変している。
それを全て列記するのは省くが表面的に目に付くのはディジタル化された医療環境で、いわばアナログからディジタルの世界へ変化して多様な方法が実践されている。

医師はパソコンでカルテに入力し、現場の従事者たちはディジタル化された器具や道具を駆使してデータ取得に精出している。

私が入院して見た光景からそれを追ってみよう。
日に三回、看護師さんが部屋で定時検診を行うが、必ずワゴン車の上にはノートパソコン (NP) が置いてある。

この検診は患者の治療に欠かせない現状の兆候を把握する重要な情報源となるので、項目的には多岐に渡っているが、取得したデータは全てNPに入力されている。

私の場合、主な項目はディジタル血圧計で得た血圧上下値、脈拍値、オキシノメータで得た酸素濃度、胸部及び背部での聴聞などが直接計測だが、その他の項目は対話で状況が申告されて入力されている。

しかし、機器で計っても手入力が多いので 「Wi-Fi 機能」 などを利用してパソコンと連携すれば手間が省けないだろうか? いずれにしても今後も進化することだろう。

ただ多くのデータが取得されてもそれをどのように集計してどのように標準化されて治療に役立てるのかは知る由もないが、医療現場が多様にディジタル化されていることは確かなことであろう。

かつては心電図やレントゲン写真などは撮り終わると個人が医師の元へ持参した時代もあったが、今はオンラインで直接医師のパソコンに送られている。

そのレントゲン写真も大判サイズだったが、医師が私の部屋に回診に来た時にA4サイズの胸部写真を持ってきたが、このサイズで見るのは始めてだった。

私は極度の重症者では無かったが、それでもこの程度のディジタル化を目の当たりにしたので、もっと重症患者の治療や手術などの現場では更に高度なディジタル化が適用されていることだろう。

ところで看護師資格を得る国家試験ではパソコンなどの知識、操作技術の項目があるのかを聞いてみると 「無い」 そうです。
私はIT技術の項目があるのかと思っていましたが、これでは看護師さんのパソコン技術は標準的な水準ではないような気がしたが、資格を得た後はいろいろなカリキュラムを受けながらIT技術を高めているようです。








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      写真説明:  都営住宅の花園で咲く花

      撮影場所:  空堀川沿いにて  (2021.5.11)





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