昨日 「Kさんが亡くなった」 との喪中葉書を奥さまからいただいた。
永年の会社勤めでは多くの先輩諸氏からいろいろな薫陶を受けながら、会社勤めを全うできたと感謝しているが、特にKさんからのご厚情は忘れられないほどの重みがあった。
私が子会社へ出向してから一年後の五月連休前に突然 「業務情報システムを構築のため連休明けから本社勤務を命ずる」 との辞令を受けた。
「えっ、何で私が? コンピューターの知識も無い私が何で?」 と、訝ったが社命なので、その通りに連休明けには本社へ転勤した。
このシステム構築のためにもう一人、若い社員と二人で、業務を始めたが、この異動はKさんの計らいで私を異動させたことを後から聞いた。
Kさんは当時は常務取締役の高いポストの人で、以前から面識があったが、実際にその部下として働くのは始めてのことだった。
Kさんからは 「システム構築のためにはお金のことは心配しなくていいから」 と、言われるままにいろいろな知識を得るために私も奔走した。
実際にシステムが稼動するまではたくさんの紆余曲折があったが、二年後には何とか使えるようになった。
その間、Kさんからはいろいろな支援を受け、私たちの足りない面をカバーしてもらった。
退社後は年賀状だけの付き合いになったが、とにかくKさんから受けたご厚情は忘れられない。82歳で鬼籍に入ったKさんに心からのお悔やみの言葉を送ります。
今日の散歩では何故かスズメがたくさん飛んでいた。偶然、前方の木の天辺に何羽も休んでいた。青空に映える木の天辺のスズメはなかなか絵になりそうでした。
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