いわさきあきらの音人的生活

京都のキーボーディスト岩崎明のブログです。音楽の知識、機材の紹介、日記など。

思い出のシンセ・機材「YAMAHA P50m」

2009年09月15日 | 思い出のシンセ・機材
 ピアノ音源が、これほど求められるのは、

 ピアノという楽器の録音の難しさである、

 と思います。


 例えば、サックスは、普通のダイナミック型のマイク(例えば、SURE SM57)を使っても、
 結構、うまく録音できます。

 ギターは、マイクでもいいですが、
 最近は、アンプシュミレーターのようなエフェクトもありますから、
 これもそれらしい音で録音できます。

 けれど、ピアノは、
 例え、グランドピアノを持っていても、
 マイクの選び方、
 マイクの位置、
 アンビエント(空間の響き)など、
 素人が録音するのは、とても難しい楽器です。

 それは、レンジの広さがあります。
 高い音から低い音まで、
 大きい音から小さい音まで、
 うまく録ることは、とても難しいのです。

 
 そこで、サンプリングのピアノ音源の登場で、
 ついに、理想のピアノの音が自分のものになる、
 と、思ったのですが、
 実は、そのサンプリングの仕方や
 プログラムの仕方が、いろいろあって、
 気に入るピアノ音源を探して、
 いろいろ買っていた時期がありました。

 写真は、ハーフラックサイズのピアノ専用音源、P50mです。

 ピアノのサンプリングに関しては、ヤマハの音が好きなので、
 これを買ったのですが、音が薄い印象がありました。

 
 もうひとつ、ピアノ音源の特徴としては、
 ピアノタッチの鍵盤で弾く方が、
 ピアノっぽい音に聴こえる、
 というのがあります。

 不思議なんですが、
 弾くタッチが変わると、
 音の聞こえ方もまた違うんですね。

 
 これから、何回かに渡って、
 私が買ってきたピアノ音源などを紹介しながら、
 ピアノ音源と、そのサンプリングについて、
 考えていきたいと思います。