今までで、一番売れたシンセは何かと言われれば、
これでしょう。
KORG M1 (コルグ・エム・ワン)
発売は1988年。
キーボーディスト以外の楽器の人や、
そして、音楽の素人の一般人にも、やたら売れたそです。
その数、10万台以上、と、
シンセとしては、異例のヒット作。
その秘密は、ワークステーション型という、
シンセ、リズムマシン、シーケンサー、エフェクターが内蔵され、
これ1台で、音楽制作、つまり曲作りからアレンジまで出来る機材、
今では、それが普通なんですが、
このM1が、そのハシリだったわけです。
そうは言っても、リピート機能を使わなければ、
すぐに、メモリーいっぱいになってしまうシーケンサーで、
今考えると、かなりのロースペックなんですが、
これ1台で済む、
というメリットが大きかったんでしょう、
大ヒット商品となりました。
音もパッド(バックで雰囲気を作るシンセ音)や、
独特のエレキピアノ、
エキサイターというエフェクトを効かせたサックスの音などが魅力で、
今でも、ファンが多い名機です。
あまりにヒットしていたので、
へそ曲がりの私は、敬遠していたのですが、
それでも、やはりその音が使いたくなり、
M3Rという、1Uの音源モジュールを買いました。
最近は、ソフトシンセとして、
コンピュータでその音を再現したソフトがありますが、
それを使っています。
その厚みのあるマイルドな音は、
今でも充分に使える音がたくさんあります。
このM1以降、シンセはワークステーション型が一般的になります。
1台に、どんどん色々な機能が入ってきて、
説明書はどんどん分厚くなり、
機械の苦手な、特に女性などには、
どんどん、とっつきにくいモノとなっていきました。
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今では、それが普通なんですが、
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