久しぶりにファームの試合を観た。
とは言え、CS放送でやっていた対ヤクルト戦。
中盤から放送の終わる後半までの約一時間程だった。
ほんとうに久しぶりだったので初めて見る選手も何人かいて、
それなりに興味深く観ることが出来た。
その中のひとり、藤村に注目した。
昨年の高校生ドラフト一位の選手。
小柄で駿足、熊工出身は、今一軍でコーチをしている緒方に通じる。
どうやら怪我をしていたらしく、少し前からようやく2軍の試合に出れるようになったようだ。
打順の巡りが良くて二打席見ることが出来た。
結果は二打席とも凡退だったが、なかなかきびきびしたキレのある動きが印象に残った。
それが彼のウリだろうけど、やはり、足、速いな。
内野ゴロで一塁を駆け抜ける速度、あるいはそれは単に足が速いというより、
打ってから走り出し一塁を駆け抜けるという一連の動作の中でのひとつひとつがすべて素早い。
瞬発力か。
ちょっと例にあげて比較するのは大袈裟過ぎるが、イチローがやはりそういったひとつひとつの動作が速い。
もちろんイチローほどではないにせよ、そんなイメージの速さを、藤村を見ていて感じた。
バットも強くしっかり振っていたし、一度だけ飛んだショートゴロも素早くこなしていた。
まだ身体が出来ていないだろうけど、今後が楽しみなひとりといっていい。
高校出という意味では、早く坂本の刺激になるくらいの存在にまで上がって来て欲しい。
投手はふたり、ジャンは説明するまでもないだろう。
彼はちょっとピッチングが小さくなった感じがした。
スピードもイマイチだったし。
そしてもうひとりは古川という投手。
昨年の社会人ドラフト4巡目の一年目左腕。
このところ上に上がってくる若手の投手は、皆、比較的大柄で本格派タイプが多いなかで、彼は非常に小柄。
球にキレのあるタイプだろうか、変化球、速球ともに悪くない。
さらに磨きがかかれば面白い存在になる可能性もある。
久々だったが、やはり、ファームの試合観戦は楽しい。
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