先日のフレッシュオールスター。
ジャイアンツからは大田、辻内、橋本が出場したようだ。
大田はツーベースを放ち、辻内は1安打されたものの1回を無難に抑えたらしい。
この日、ジャイアンツからの出場で一番の活躍を見せたのは橋本到。
5打数3安打1盗塁、優秀選手に選ばれた。
橋本はCS放送のイースタン戦で何度か観ている。
小柄ながら身体の芯がしっかりして見える。
高卒ルーキーの弱弱しさも感じない。
周りの若手選手と見比べても、動きが地に着いている。
足の速さ、肩の強さは前評判どおりだろう。
バットコントロールの巧さは、1年先輩の藤村を凌ぐだろうか。
藤村は少し身体の線に弱さを感じるが、橋本にはそれがない。
だからと言って藤村より橋本の方が上で期待出来るということではないのだが、
似たタイプなだけに2人の今後が楽しみである。
入団当初は、小柄な橋本と大型の大田では、
やはり歩んでゆく道も違うだろうと勝手なイメージを抱いたが、
シーズンが始まり、イースタンの試合で彼のプレイを見るにつれ、
その印象が替わっていった。
以外と言っては失礼だが、大田よりも断然、目をひく機会が多い。
それはバッティング、守備、両面においてである。
当然、楽しみと言う点では大田もまったく負けていない。
ただ、あまりにも印象と違う存在感を放つ橋本に驚き、胸躍る思いがした。
5月にはイースタンで3割9分をマークし、月間MVPを獲得した。
「想像を超えて上達している。この勢いで行けば後半戦で1軍デビューもある」と、
岡崎2軍監督のコメントに期待は高まる。
彼は外野手だから、レギュラーどころか1軍枠も狭き門といえるだろう。
似たタイプでは現在1軍で活躍している松本、
あるいは日ハムからきてシーズン前半に1軍で存在感を示した工藤、このあたりか。
ただ彼の身体能力からすれば内野も問題なさそうだ。
現に、内野練習もこなしているという記事を目にした事がある。
となると、セカンド、ということになるだろうが、
以前、執筆人が鈴木尚のセカンドコンバートを書いたことがあった。
ここ数年、ジャイアンツのセカンド起用は落ち着きがない。
セカンドのレギュラーに求められる様々な要素を、橋本は兼ね備えている気がする。
それは藤村にも言えることだ。
彼もショートやセカンドとして試合に出ているようだから、
タイプ的にもやはりライバルになることは間違いない。
やはり以前、藤村についてもこのブログで書いたことがある。
彼の瞬発力に注目した内容だったが、あらゆる面で橋本とはいい勝負になりそうである。
ショートやサードには、今すでに実績を築き上げている坂本を筆頭に、中井、大田がいる。
将来的にこの3人のいずれかが、ジャイアンツのサード、
ショートのレギュラーになってくれることを期待したい。
田中大二郎は外野手だが、ファーストでもいい。
田中も加えて先の4人でサード、ショート、ファーストのレギュラー争いをして欲しい。
となるとやはりセカンドは藤村、橋本の争いに期待が高まる。
矢野がようやくケガから復帰し、2軍の試合に出られるメドが立ったらしい。
いずれにしても、彼らの生存競争が過酷なものになることだけは間違いない。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます