■『エクレールお菓子放浪記』10年目の上映会とトークショーご案内
■『エクレールお菓子放浪記』チラシ
■仙台メディアテークスタジオシアター
3月21日(日)、仙台市青葉区定禅寺通の仙台メディアテークスタジオシアターで開催された、『エクレールお菓子放浪記』のトークショーと上映に行ってきました。
【仙台にゆかりのある方のトークショー】
トークショーの出演者は、元巨人・横浜で活躍された野球選手で、2005年に誕生した新球団・東北楽天ゴールデニーグルスの楽天一軍打撃コーチに就任した駒田徳広氏で、仙台にもゆかりのある方で、『エクレールお菓子放浪記』へも出演していました。
【映画のキャスト】
『エクレールお菓子放浪記』は、原作西村滋の作品で、監督近藤明男、キャスト遠藤憲一、高橋恵子、林隆三、いしだあゆみ、小川吾一、吉井一肇(新人)、早織などで、小川吾一は、映画出演後に亡くなっていました。
【震災の石巻市などを舞台に】
石巻市を舞台に撮影され、震災後に全国で公開された『エクレールお菓子放浪記』は、撮影が、震災前の2010年秋から石巻などで行われ、翌2011年3月10日には、東京で完成披露試写会が開催された翌日に大震災が起きるなど因縁の映画になりました。
【「復興の旗印」の映画】
被災地での上映の見通しがたたなくなった後、「復興の旗印」にしようと、全国各地で上映を広げ、2年かけて850ヶ所45万人の方が、被災地支援に大きな足跡を残したという、あれから10年、映画製作の関係者たちが当時を振り返ろうと、今回の企画をしたそうでした。
【失われた宮城の情景が】
失われた宮城の情景が映画のシーンとして出てくることから、この『エクレールお菓子放浪記』は、国立映画アーカイブに登録されて国で保存するということになったという報告がありました。
映画のシーンには、石巻の市街地を一望できる日和山公園、北上川河口のヨシ原、芝居小屋として登場する「岡田劇場」、亀山石巻市長の出演、津波で亡くなったエキストラの方、撮影に協力した多くのエキストラの方の出演と思い出の多い映画になっていました。
映画の内容は、記しませんが、撮影地の石巻市、大崎市、村田町、登米市、富谷市と行ったことのある懐かしい場所でした。
【印象的なロケ地が沢山】
特に、津波で流された「岡田劇場」、北上川河口のヨシ原は、写真を撮ったりした思い出の場所でした。
【子役の吉井一肇に釘付け】
当時、子役の吉井一肇の演技に釘付けでした。
笑いあり、涙ありの映画を思う存分楽しんできました。
【コロナ対策を万全にして】
コロナ禍の中での上映は、受付で体温を測り、消毒をし、氏名、住所、連絡番号を記入し、会場では、席を離れて座るなどコロナ感染防止を徹底していました。
【因縁の映画】
今回の上映は、震災後10年の節目で、2週間前に福島沖地震、上映の前日には宮城県沖の地震と何か運命付をされる因縁の映画鑑賞になりました。更に、最近、娯楽に疎くなっていたことから久しぶりの映画鑑賞を楽しんできました。