「仕事で使うのだから安～い中古車で十分！慎ましやかに１０年落ちのクルマに乗っている方が美徳なんだョ！それに新車なんて高くて買えねぇ～！」という考え方の人の場合・・・舗装もされていない仮設トイレとプレハブが置いてあるような中古車店にポツンと置いてあるステーションワゴン・・・ニッサン・ス○ージア・・・手書きのプライスボードに書かれている内容・・・金額は３０万円・車検切れ・補修歴あり・走行距離１２万キロ・・・ざっと外周を見て回ると・・・フロントのサイドはツルツルのスタッドレスタイヤ・黄ばんだヘッドライトレンズ・バンパー左端はコスリキズ・ウエザーストリップはガサガサ・ボンネットの艶もない・近くで見ると哀れな姿・・・車内を見渡すと・・・剥げたレザーハンドル・後付けナビを取り外した跡のあるダッシュボード・たばこの焦げ跡・気の抜けたシート・フロントガラスに張り付いたままのお守りや前のオーナーの私物が残るコンソールボックス内・そして臭い・・・見積もりをすると車両代＋消耗品交換代＋諸費用＝約６０万円・・・それにローン会社を通しての購入としての手数料が足されて約８０万円・・・確かに初期投資は安い！・・・２年乗ったとしてクルマ代は８０万円・・・机上の計算だと・・・だが１０年以上前のハイパフォーマンカー・・・構造が複雑な為に対応年数を超えた各パーツ類がダメになり始める・・・パワーウインドウ・エアコン・トランスミッション・マフラー・ディスクローター・電球切れ・オイル漏れ・・・月一の割合で修理工場へ・・・で・・・２年で約６０万円の修理代がかかるでしょう・・・ランニングコストも膨大です。ハイオク指定のエンジンには予算の都合で大抵入れられるのがレギュラーガソリン・・・平均燃費の約５ｋ/Ｌ・・・月に２０００キロ乗ったとして燃料代が一か月約５６０００円・・・二年乗ったとして１３４４０００円・・・クルマ代８０万円＋修理費６０万円＋燃料代１３４４０００円＝２７４４０００円・・・です。・・・なによりＮＧなのは常にクルマの故障と膨大なランニングコストに怯えていることです。・・・では・・・「仕事で使うからこそキチンとしている方が良い！」という考え方の人の場合・・・モチロン新車ディーラーで売っている最新のステーションワゴン・・・トヨタ・プリウスα・・・ざっと外周を見ても車内を見渡してもモチロン新車・・・初期投資は高い！？・・・ん？・・・ローンで買えば月の払いだから約４００００円を月々払うとしたら２年で９６０００００円・・・「安いので十分！」のクルマと大差がない・・・新車なので故障も少ないし・・・たとえ故障したとしても保障付きなので修理費はかかりません・・・月に２０００キロ乗ったとして燃料代が１４０００円・・・２年乗ったとして３３６０００円・・・クルマ代９６００００円＋修理費０円＋燃料代３３６０００円＝１２９６０００円・・・です。・・・なにより良いと思えることは常に安心して気持ちよく最新のクルマに乗れること・・・安い中古車に乗るのが美徳という考え方・・・ん～・・・ソレで良いのでしょうか？・・・写真は偶然プリウスαのトリップメーターと平均燃費の数字が同じになったところをパチリです。
