西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

心臓アブレーション術

2009年08月09日 | Weblog
横須賀共済病院には高橋淳先生とおっしゃる、
心臓アブレーション術(ABL)に
全国でダントツの症例数を誇る凄いお医者様がいらっしゃる。

夫は数年前から不整脈を指摘されていて、
8月の5日から3泊4日で、心臓のアブレーションをしていただいた。
症状はなかったのだが、不整脈は脳梗塞を起しやすいとのことで、
ABLを勧められていた。

高橋先生はボルドー大学でABLの研究をされ、
帰国後、副作用を最小限に留める術式を開発された。
全国から患者さんが集まってくる。
入院していた時も島根からの方がいらした。

私は高橋先生にお目にかかることは出来なかったが、
異常な刺激の発生源の周囲を超音波で焼く、
肝心な操作は高橋先生にやっていただけた。
システムがとても整っていて、
担当医の先生は1%以下のリスクをもれなくリストアップして、
それに対し一つ一つ予防策を説明してくださったので、
安心してお願いすることが出来た。
看護師さんもとても優しかった。

私は、病院の傍のビジネスホテルに宿泊しながら、病院に通った。
術後、6時間は絶対安静で、寝返りも禁止されている。
赤ちゃんに離乳食を食べさせるように、スプーンで一口づつ、
口元まで運んで食べさた。
「ありがとう」を連発されて、結婚してこの方、
こんなに感謝されたのは初めてのこと。
たまになら、こういうのも悪くない、と思ってしまった。
そんな甘い夢もつかのま、
2日目になると、自由に動き回れるようになり、
「付き添いがいると、看護師さんが遠慮して構ってくれなくなる」と、
言って、私は病院から追い出されてしまった。
「横須賀に泊まって、付き添うから、」
と言って、地元の病院ではなく、症例数の多い横須賀共済病院で
ABLをするように説得したのに・・・もう~
「看護師さんは言葉使いも丁寧で、とても優しい」
と言って、すっかり鼻の下を伸ばしている。
退院の道中は電車で2時間余り、心配なので付き合うけけれど、
経過は順調、こちらも有難い限りである。
横須賀から書道のお稽古に出かけさせてもらった。

病院は古い小さな病棟がつなぎ合わされていて、
おせじにも建物は立派とは言い難いものの、
働いていらしゃる方が、生き生きとしていて、
とても感心させられた。

周辺は横須賀らしく、小さな居酒屋やバー、古い商店が多い。
舗道には猫が寝そべって、少しなじみになると、
通りすがりの私に、お腹を出して、なでてと、ねだっていた。








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