西分堂日記

書画を趣味にする私が、感じたこと見聞きしたこと、たまに、自作の書画を掲載できれば、と思います。

重九会郡楼

2009年12月19日 | 臨米フツ 
重九会郡楼

山清気爽九秋天
黄菊紅茱満泛船
千里結言寧有後
群賢畢至猥居前
杜郎閑客今焉是
謝守風流古所伝
独把秋英縁底事
老来情味向詩偏


9月9日(重陽の節句)に郡楼で会う

山清く気爽やかな九月の空
黄菊、紅いグミを船いっぱいに積む
たとえ千里を隔てていても、
どうして約束に遅れることがあろうか
立派な方々が並ぶ中、みだりに前に出てみた
山出しののどか者とは私のこと
大守の謝安の風流とは昔から伝わっているが、
独り、秋の恵みを手取るは、何の縁であろう
年をとって気持ちが詩にばかり向かう


蜀素帖を書いたのは米フツが37歳の時である。
年寄り、というべき年ではない、と思うけれど、
疲れていたのか、昔は三十も半ば過ぎると老人だったのだろうか?

先生に戴いたお手本を書いていたら、
だんだん元気になって来て、自信が沸いてきた。
未だ、半紙練習もしていない詩を書いてしまった。
ちょっとばかり、調子に乗りすぎかなぁ。
蜀素帖の中では、最も気にいている詩である。
11月から書道3年生になって、
今はやっと3年生の気分を味わっている。

写真にとってPCでみると、
客観的に見れるようになる。
書いたままの興奮は急激に衰え、
だんだん嫌な気分になってしまった。











最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。