【時事(爺)放論】岳道茶房

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歯が黄ばんできた

2010年04月10日 | 健康
最近、歯が黄ばんできた…どうして?
【知りたくもない!?カラダの不思議】

 近頃は歯のホワイトニングが人気となっているが、そもそも「歯の色」って、人によってずいぶん違うもの。どんな違いで、歯の白さが違ってくるのか。

 渋谷区幡ヶ谷の坪田歯科医院・坪田泰幸院長は言う。

 「人間の歯の色は、一見、真っ白に見えますが、よく見ると均一な色ではなく、グラデーションとなっており、根元にいくほど濃い色となっています。私たちが感じる『歯の白さ』は、内側の象牙質が最表層のエナメル質に透けて見えているもの。外見的な色は、象牙質の色の濃さにも影響されますし、エナメル質の厚みによっても違ってくるんですよ」

 ところで、「最近、歯が黄色くなってきた」などという人もいる。歯の色は年齢によっても変わってくるのだろうか。

 「やはり年齢によっても歯の色は違ってきますね。歯の構造は最表層に人体の中で最も硬い組織『エナメル質』で覆われ、その中に黄色がかった象牙質があり、さらにその中に歯髄があります。エナメル質はほとんどが無機質で構成されていますが、わずかに有機質の部分があります。その有機質が着色し、歯の変色となって現れてきます」

 また、エナメル質は次第にすり減って薄くなるばかりか、象牙質は「第2象牙質」を形成し、象牙質の厚みを増していくという。

 「象牙質の厚みが増すと、象牙質の色が次第に目立つようになります。これが年齢による歯の黄ばみ現象なんです。また、表層部のエナメル質は喫煙、コーヒー、茶などの色素の影響を受けやすく、変色してしまうんですよ」

 ちなみに、日本人は、欧米人に比べ、黄色みがかった歯をしているが、これはエナメル質の厚みの違いによるものなのだとか。

 歯の色の違いは、もともと個人差があり、また、年齢によって黄色く見えてくるのも自然なことで、全く問題ないもの。

 ただし、コーヒーや茶、喫煙などの着色による変化は、歯のクリーニングやホワイトニングで改善ができるので、歯科医に相談を。

2010.04.10 ZAKZAK


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