【時事(爺)放論】岳道茶房

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なぜ赤ちゃんは眠る前にグズる

2010年09月04日 | 健康
【知りたくもない!?カラダの不思議】なぜ赤ちゃんは眠る前にグズる

 「赤ちゃんは寝るのが仕事」などと、昔からよく言うもの。大人にとってはまったくうらやましい話だが、それなら素直に眠ればよいものを、なぜ赤ちゃんは眠る前にグズるものなのか。ロフテーの快眠スタジオ睡眠改善インストラクター・矢部亜由美さんに聞いてみた。

 「生まれたばかりの赤ちゃんは、1日単位で活動したり休息したりという指令を出す『生物時計』を持っていますが、まだ作動していません。そのため、寝たり起きたりを非常に短いサイクルで小刻みに繰り返しています。夜昼のリズムができてきて、少しまとまった時間で寝始めるのは、一般に3~4カ月からのことで、リズムができていないうちにはスッキリしないため、寝づらくてグズるということがあるのかもしれません」

 また、もともと私たちのカラダのリズムは25時間周期になっているそうで、地球の1日の周期である24時間に同調させる機能が徐々にできていくものなのだという。

 さらに、大人と赤ちゃんとの眠りにおいて、大きく異なるのは、「レム睡眠の占める割合」なのだそうだ。

 「レム睡眠とは、体は動かず、大脳は覚醒に近い状態になっているもので、夢を見ていることが多い眠りです。胎児の初期には眠りの100%がこのレム睡眠であり、出生時にも約半分がレム睡眠となっています。胎児・乳幼児期のみがレム睡眠が非常に多いのです。というのも、レム睡眠は、脳の発達途上において、神経細胞の分裂を繰り返し、記憶の定着などに貢献しているためと考えられているんですよ」

 「赤ちゃんは寝るのが仕事」と言われるのは、眠りが乳幼児の脳の発達に不可欠だからというわけだ。一方、大人になると、ノンレム睡眠が増えるそうだが、その理由は、「神経回路が構築された後の大人の脳にとっては、脳を休める時間が必要になるためです。大人と子どもとでは、睡眠の役割にも違いがあるんですよ」と矢部さん。

 いずれにしろ、大切なのは、昼夜のリズムに連動した規則正しい生活リズムをすること。大人もお忘れなく。

2010.09.04 ZAKZAK


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