【時事(爺)放論】岳道茶房

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「眠っている間は神聖」

2010年10月02日 | 健康
【カラダの不思議】「寝言に返事すると魂が戻らない」ってホント? 「眠っている間は神聖」

 「寝言に返事すると、魂が戻れなくなるんだって!」というのは、昔からよく聞く話。なぜ寝言に返事してはいけないの? ロフテーの快眠スタジオ睡眠改善インストラクター、矢部亜由美さんに聞いた。

 「昔から『返事をすると魂が戻れない』とか『死ぬ』とか言いますが、これはひとつの迷信という説があります。『眠っているときには魂が離れる』という信仰上のものから、また、枕の語源が『魂の宿るところ(たまくら)』ということから、眠っている間は神聖なものとして、話しかけてはいけないという説があるんですよ」

 寝言を言うのは、睡眠段階の浅い「レム睡眠」のときといわれてきたようだが、実際にはどの段階でも見られるという。

 ただし、睡眠段階によって、寝言にも違いがあるのだとか。

 「眠りの浅いレム睡眠のときには、脳が覚醒して筋肉が弛緩しているので、カラダのスイッチはオフになります。このとき、自分では起きているつもりでも、周りから見ると寝ている状態になっています。そのため、声を出そうとしても出ず、モゴモゴした寝言になるのです」

 ときどき金縛りにあったように感じるのも、こうした状態にありがちなのだそうだ。

 では、睡眠段階の深いときの寝言って?

 「ノンレム睡眠中は、カラダの筋肉が比較的弛緩していないので、起きているようなはっきりした寝言になることが多いようです」

 実際に、寝言がいちばん出やすいのは、深い眠りから睡眠段階が浅くなったときらしい。そんなとき、モゴモゴした寝言が多い場合は、注意も必要だという。

 「現実の精神的ストレスが多いと、寝言が多くなるという報告があります。睡眠中の寝言に返事をしてはいけないというのは、浅い眠りのときに外から刺激を与えると、人の眠りを妨げてしまうという意味もあるかもしれません」

 いずれにしろ、「寝言」はひとつのバロメーター。うなされるような寝言が多い場合には、そのモトになっているストレスを解消するのが大切だ。

2010.10.02 ZAKZAK


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