【時事(爺)放論】岳道茶房

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泳いだ後にのどの痛みを感じるのは?

2010年09月18日 | 健康
【知りたくもない!?カラダの不思議】泳いだ後にのどの痛みを感じるのは?

 ようやく少し秋めいてきたが、暑いときはもちろん、健康・ダイエットのためにジムなどで一年中スイミングを楽しむ人も少なくないのではないだろうか。ところで、泳いだ後にのどの痛みを感じたり、声がれすることがあるけど、これってなぜ?

 『裏声のエロス』(集英社新書)著者で、音痴矯正を手がけるBCA教育研究所主宰者の高牧康さんに聞いた。「泳いでいると、ついつい水を飲んでしまったり、むせたりすることがあります。胃への入り口は食道、肺への入り口は気管で、声を出す声帯のある付近から、この管はそれぞれに分かれるのですが、その入り口は隣接しています。本来、空気しか入ってはいけない気管に食物が間違って入ってしまうことを誤嚥といい、むせて排出しようとするのですが、水などは排出されずに流れ込んでしまうことが多いのです」

 普段でもこうした流れ込みはあるが、多くは唾液や飲み物・食品などのため、比較的衛生的なのだとか。

 「ところが、海の水にはさまざまな雑菌がいます。プールの中は、逆に水道水よりさらに強い塩素系の消毒が施されています。つまり、飲んでいるつもりはなくても、鼻からや、息継ぎなどの時に、のどに流れ込み、食道だけでなく、気管にも入っているのです」

 実は、こうした水の流れ込みなどによっておこる感染症の一つが咽頭結膜熱、つまり「プール熱」なのだとか。これは、アデノウイルスという微生物が、プールなどの水を媒介として人の体に寄生し、ノドの痛み、結膜炎、高熱などを発するものだ。

 「泳いでのどが渇いたから、おなかがすいたから、といって、すぐに飲み食いするのは危険なこと。空気感染、飛沫感染、だけでなく、『水浴感染』にも注意が必要です」

 そういえば、泳いだ後には、シャワーを浴び、目を洗う習慣はあるものの、うがいはしない…という人も多いのでは?  これから秋が深まると、インフルエンザ予防も必要になってくる。今後はスイミングの後には、鼻ものども、うがいをお忘れなく。

2010.09.18 ZAKZAK


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