SPECTACLE DIARY

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上下斜位の影響

2013年09月10日 08時39分38秒 | インポート

いつもお世話になっている眼科の元検査員の

お客さんが眼鏡を新調しに来てくれました。


5年前調製した眼鏡が疲れるようになったので

ということで検査しました。

今お使いの眼鏡の度数(jb)

R=S-2.75D C-0.75D AX30  add+2.75D   3.00△base down

L=S-5.00D C-1.00D AX10  add+2.75D   3.00△base up

この眼鏡で視力を測ると右が(1.0) 左が(0.5)

カバーテストをすると上下に眼が動きます。


検査する前にまず問診から取らせていただきました。

思った通り、不定愁訴のオンパレード

肩こり、首こり、眩暈、耳鳴り、腰痛、

さらに最近、突発性難聴になり入院していたそうです。

上下斜位が邪魔をしていると考えました。


検査した結果は予想通り上下のずれの悪化。

偏光板でのポラテストをすると11△のずれ。

5年前より5△も増えていました。

5△の分を必死に合わせようと頑張っていたので

負担がかかったんではないかと思われます。



特にプリズムがupに入る左眼です。


現に以前はなかった回旋変異もあり、物も歪んで見えます。
突発性難聴になったのも左耳です。




今回調製させていただく眼鏡は左眼に関してはもう少し近視が入るので

度数を強くしたかったのですが、歪視の影響から緩めざるをえなかったのです。

違和感が出ない度数でいくとjb度数と変わらなくなりました。



この方は、いまだ現役でバリバリ検査しているので

仕事上でのストレスがかかると思いますし、

上下のずれからくる眼でのストレスもかかっているわけです。


そのストレスを発散出来ないのでどんどん溜まっていって

そのあげく色々なところに影響が出てきているのではないかと考えます。

今度の新しい眼鏡では眼のストレスが今よりかかりにくく解放されるので

それにより全身の症状がよくなることを期待しておきます。


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