SPECTACLE DIARY

かわいいお客様や今日あった症例などを紹介しています

レンチキュラー

2014年11月28日 13時14分40秒 | 日記
以前から眼鏡を調製させていただいているお客さんで
今使っている眼鏡が破損したということで新調していただきました。


レンズは日本レンズ  C-65/34

R=S+14.00D C-1.00D AX165°
L=S+14.25D C-2.00D AX165°

このお客さんは現在19才で社会人
先天性白内障の手術で無水晶体眼になったので
強度の遠視になりました。

フレームはしっかりしたモノでということで
智が7枚丁番のセルロイドフレーム。





ほんと丈夫なので壊れにくいです。

また長く愛用していただけると思います。


明日29日(土)は近大店の定休日です




レックスペックス

2014年11月27日 16時42分49秒 | 日記
スポーツ用ゴーグル
レックスペックスに強度の近視を入れて調製しました




レックスペックスMorpheus



レンズ

東海光学
モードサンク1.76


度数
R=S-8.00D C-1.50D AX20°
L=S-5.50D C-1.50D AX30°

使用したモードサンクは内面非球面でカーブがつけられるレンズです。


通常、非球面レンズはカーブがつけられず
このようなゴーグルに入れると
レンズとフレームのカーブが合わないので
外れやすくなるのとフレームが沿ってしまうのですが
このレンズはそういった心配がいらないので
強度の近視の方でもお作りできる画期的なレンズです。

かっこよく出来上がりました













今日の症例

2014年11月26日 21時07分01秒 | 日記
今日の症例は
今の中近両用眼鏡が見えにくくなってきたということで
来店されました。


問診をとると
自覚症状は特になし
希望は中近両用。


眼鏡は普段は掛けておらず近くの物を見る時だけ使用しているそうです。


そして機械で測り検査していきます
左右共遠視で左は+3.00D位ありました。



予備検査は
眼の動き、利目、カバーテスト、輻輳近点をしました。
外斜位で輻輳近点は20cm、左眼が開散します。


そこでもう1度不定愁訴がないか聞きました。

するとこんな情報を聞きだせました。

それは左眼が近くを見た後とかに
充血すると・・・

さらに聞いていくと
左のこめかみ辺りが痛くなる時がある

問診では出なかったことがぞくぞくと出てきました。


この方の眼は近くを見る時
左眼が外に向いている分だけ右の3倍強頑張らないといけないのです。

その頑張りが疲労となり蓄積されていき充血という形で表に出てくるのです。


今お使いの眼鏡の度数も緩いので
なおさらです。


とりあえず今回調製した眼鏡は
中近ではなく累進レンズ
それに輻輳を助けてあげるものをいれました。

それを普段から掛けてもらうことにより
左眼の充血、違和感の頻度は少なることと思います。

今回の症例では予備検査の大切さがあらためてわかりました。
検査をしたからこそ先の問診ではでなかった情報が聞きだせました。

その情報を知っているのとそうでないのとでは
この後の検査でかなり違ってきます。

この方の症状に合わせて
いろいろある検査項目から
どの検査を取り入れるかという組立てもできるので
時間も短縮できます。

今後もきっちり検査をしていきたいと思う症例でした。