SPECTACLE DIARY

かわいいお客様や今日あった症例などを紹介しています

視力には表れない見方

2012年09月24日 11時18分18秒 | ロービジョン

何らかの形で目が見えなくなる(見にくく)方がいます。

不慮の事故や眼病、先天性による視力低下など。

人間は生活に必要な情報の8~9割を目に頼って生きています。

「目が見えない=恐怖」

こんな考え方が一般的ではないでしょうか?

しかし盲目のピアニストなど、感性に優れた方が多いのも事実。

音楽家のスティービーワンダーやレイ・チャールズ、日本人では辻井伸行さん等。

彼らは目が見えないにもかかわらず、素晴らしい音楽を世界に発信し続けています。

殆どの人は目の前に広がる「画像」を頼りに生活しています。

盲目の人は自分自身の感覚を頼りに生活しています。

感覚とは喜怒哀楽の感情や指先の感覚等、体感を研ぎ澄ます事に繋がります。

盲目のピアニストの音色には感情がこもっているとも言われます。

楽譜と言う説明書を頼りにせず、自己の感情を鍵盤に表現するからではないでしょうか。

目の前に広がる画像が全てではありません、心や体で感じ取る見方も私はあると思います。

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ジョン・エヴァレット・ミレイ 「盲目の少女」


カイロプラクティック

2012年09月12日 13時57分27秒 | スタッフ日記

先日、お客様が通われているカイロプラクティックの見学に行ってきました。

カイロプラクティックとは疾病の原因が脊髄などの椎骨の構造的、機能的な歪みにあるとの考えに基づいている治療法です。

つまり、その歪みを調整することで疾病を治療することが可能であるという考え方。

外科的治療法や薬物治療法ではなく自然治癒力を目的としています。

どちらかと言うと東洋医学になるのかもしれません。

賛否両論がある治療法ですが、考え方としては個人的に非常に興味を持ちました。

医学の治療は壊れている部分のみを修復するのであって、全身との繋がりはあまり重視しません。

カイロプラテックは逆の発想で、身体の中心である箇所の歪みを治すことにより、全身の流れを改善することに主眼点を置いています。

体が歪む要素は様々です。

ストレスや生活環境はもちろん、椅子の座り方一つでも体は歪んでいきます。

現代人の殆どは何らかのストレスを抱えながら日々を過ごしています。

若い方でも肩こりを感じ、姿勢が悪く猫背気味の肩を多く見かけます。

そういう私も猫背気味。

歪み、コリ、ストレス この三点セットは全身に悪影響を及ぼすと同時に、連携しています。

全身に悪影響を及ぼすという事は・・・。

「眼にも何らかの影響が出てくるに違いない」というのが個人的な感想です。

もちろん左右の眼も常に同じところを見ているわけではありません。

眼のズレ(歪み)みなさん見過ごしていませんか?