SPECTACLE DIARY

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今日の症例

2014年11月10日 14時02分39秒 | インポート

今日の症例は以前調製させていただいた

奥さまの紹介で来店されました。


職業は歯科医。


今、仕事で使っている中近が見えにくくなってきているということで

最近ではその上からハズキルーペという

眼鏡の上から掛ける拡大鏡を使用しているそうです。


中近jb

R=S-4.00D C-0.50D AX90 ADD+2.50D

L=S-5.75D  C-1.00D  AX90  ADD+2.50D



検査するとこのようなデータになりました

両眼開放にて測定



R=(1.2×S-4.00D C-0.50D AX70)

L=(1.2×S-5.00D C-1.50D AX95)


利目 左眼

遠方眼位は、ほぼ正位

開散力は正常

輻輳力はやや低下


不定愁訴は

時たま左首筋が痛くなる程度で特になし。


これらをまとめて判断すると

眼鏡の度数に問題がありました。

まず過矯正です。

左レンズの度数が必要以上に強いから

それに眼が合わせようとするので

負担がかかります。


次に作業距離です。

患者さんの歯までの距離が28cm。
度数も緩く見えにくいので

力が入り、寄り目も強くなります。

輻輳力も低下するはずです。

最後に作業姿勢。
常に患者さんの左側から覗き込むような

体勢、目線なので

主に利目の左を使ってます。

ですから

近視の度数も左の方が強いのです。

今回調製させていただく眼鏡は

近中レンズ。

中近との違いは近くを重視にしたタイプで

近近レンズより遠方が効きます。

遠方視力は(0.6)

室内で使用するのには問題ない視力です。


距離も焦点距離28cmに合わせ

アイポイントも左にずらして調製します。

作業の体勢に合わせてレンズも作ります。

これで

ハズキルーペなしでも

仕事ができるのではないかと思います。

治療に専念できますね。

ありがとうございました



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