SPECTACLE DIARY

かわいいお客様や今日あった症例などを紹介しています

IOFT

2012年10月25日 10時11分23秒 | etc

東京にて眼鏡の国際総合展(IOFT2012)が行われ参加しました。

毎年少しづつ規模が縮小しています、残念なことです。

フレームは取り扱いのあるメーカーを主体に発注。

その後、展示会でも意外とスポットが当てられていない検査機器を見て回りました。

気になった物を幾つかご紹介します。

(株)興和の下で韓国の検査機器メーカー「Huvitz」の国内販売が本格化にはじまります。

値段は今までの国産メーカーに比べ安く、性能も同程度。

ここの液晶視力検査表はなかなかの物。

ポラテスト・赤緑分離テスト・動体視力・瞬間視測定など様々な機能が付いています。

私も実際に体験しましたが、これは日本メーカーよりも一歩先に進化しています。

日本製の検査機器と組み合わせる事も可能だというので、これは良いですね。

次に紹介するのは東北ライト製作所より発売されたアコモレフシリーズ。

梶田眼科の梶田先生が開発に関わっているようです。

私も以前勉強会でお会いしたことがある先生です。

通常のレフケラ測定とは別に内眼筋(毛様体筋)の緊張具合(調節)を測定出来る装置です。

Speedyi01

VDT症候群や調節パニック症など、用途はかなり広い範囲で使用できます。

眼科への導入がメインだそうで、眼鏡店では殆ど興味を示してもらえないそうです。

こういった装置が眼鏡店に広まり出すと良いのですが・・・悩ましい所です。

検査機器ばかりの話になりましたが、新作の眼鏡フレームも沢山仕入れています。

新作が入荷次第、順次お伝え致します。


ips細胞、いよいよ網膜へ

2012年10月18日 10時57分44秒 | 眼病知識

2ヶ月ほど前にお伝えしたips細胞の網膜再生、いよいよ臨床です。

兵庫県神戸市にある理科学研究所にて実施されます。

10年後の実用を目指し、ips細胞再生治療では網膜が第一号に選ばれました。

今回は加齢黄斑変性に対する治療・再生移植。

成功すればあらゆる網膜症に対応する事も期待できます。

日本の失明原因第四位は加齢黄斑変性症。

原因は未だ解明されていませんが、確立した治療法への第一歩となるでしょうか?

確実な成果が見込める治療になる事を切に願いたいと思います。

Amslar

アムスラーチャート

加齢黄斑変性症の症状を検査します。

  

◆検査方法 ※片眼づつ

①中心の白い点を注視して下さい。

②碁盤の目が歪んだり凹んで見えていませんか?

歪んだり凹んで見えたら危険信号、眼科を受信しましょう。