高齢者の窓口負担が増加します。
現制度の一割負担から二割負担、段階的に三割負担へ。
社会保障費増大による抑制を意図としたこの制度。
現在、日本の年間医療費は約36兆円。
今後10年以内には60兆円を超す試算が出ています。
さらに2025年には141兆円(厚生労働省)の試算。
日本のGDP(国内総生産)や税収と比較してみましょう。
日本のGDP 5.87兆USドル = 約472兆円
日本国内における総税収 法人税 + 所得税 + 消費税 + その他税 = 約41兆円
日本国の総支出 約90.5兆円(49.5兆円の国債発行 + 税収41兆円)
※データは2011年度
現在でも税収の殆どは医療費に使われている計算です。
医療費は何処まで増大するのか、不安が頭を過ります。
それと同時に医療に頼りすぎる国民性。
身体も気がついてみれば、使い捨ての考えが浸透してきています。
眼も同じ、近視の原因ですら誰も真面目に考えていません。
近視になったらレーシック、コンタクト、オルソケラトロジー、眼鏡。
消費(対処)することばかりで「予防」の考えはゼロ。
本来、政略や算術などの小手先でなく、医療医薬に依存しない仕組みこそ大切。
一割か二割かなど、算術でやりくりできる話ではないレベルにきています。
病人が減っては困る業界と一緒に、予防する仕組みは無視され続けています。
下のグラフをご覧下さい、このグラフは民間コンサルティング会社によるものです。
現行の医療制度を元に計算した今後の総医療費推移予測。
このグラフを見ると総医療費は2030年に頭打ち。
その後、人口減少に比例して総医療費も減少に転じます。
厚労省試算の141兆円はどこから来た数字なのでしょう。
昨今流行のインフレターゲットならぬ、総医療費ターゲットなのでしょうか?
藤巻 健史 氏の言葉 BSジャパンにて
「この国はこのまま行けば必ず潰れる、一度リセットした方が若者は救われる」
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