令和7年6月6日15:19、産経新聞より配信の「国民民主・玉木代表、悠仁さままで皇位の男系継承が「わが党の考え」 山尾氏への批判受け」と題する記事がある。
国民民主党の玉木代表の言っているのは、自民党、政府の有識者会議の報告書と同じということのようだが、せっかく同党の擁立者の中に山尾氏のような方も出てきているというのに、まったく自分の頭で考えようとしないのだろうか。
以下の記載がある。
-----引用開始-----
悠仁さま以降の皇位継承については「具体的に議論するには現状は機が熟しておらず、かえって皇位継承を不安定化させる懸念がある。予断を与えるような議論には慎重であるべきだ」と書き込んだ。
-----引用終了-----
国民民主党の玉木代表によるXへの書き込みとのことだが、悠仁親王殿下以降の皇位継承につき、「具体的に議論するには現状は機が熟しておらず」とは、いったいどういうことなのだろう。
筆者としては、女性・女系拡大支持であるけれども、世の中には男系継承の維持が何よりも大事だと考える人がいるというのも理解はできる。
ただ、その考え方に立つのであれば、現状、将来の世代を担う男系男子皇族は悠仁親王殿下お一人なのだから、悠仁親王殿下以降の男系継承が確保されるよう、今からでも手立てを講ずるべきなのではないか。
自民党もそうだけれども、男系派の国会議員は、悠仁親王殿下までの男系継承を強調しつつ、その後のことは「機が熟しておらず」などと言って、先延ばしにしようとする。
しかし、悠仁親王殿下はこの9月には19歳となられる。
悠仁親王殿下以降の男系継承を確保するためには、悠仁親王殿下が結婚をして、妻となる方に男子を産んでもらう必要がある。
生まれる子が男子とは限らないわけだから、男子の確保のためには、早めに結婚していただき、妻となる方にはできるだけ多くの子を産んでいただくことが重要となる。
そのためには、今からでも、出会いの場をどうするか、妻となる方のプレッシャー軽減をどうするかなど、検討するべき課題は多い。
何もせずに、悠仁親王殿下が結婚するのを待ち、子が生まれるかどうかの状況を見て、仮に、女の子ばかりが生まれたり、子が全然生まれないという事態になった段階で、やおら議論を始めるとでも言うのだろうか。
それでは、妻となる方の負担があまりに過酷であり、結婚自体がおぼつかなくなるのではないか。
悠仁親王殿下におかれても、人生に前向きになれなくなってしまうのではないか。
筆者の感覚からすれば、このような姿勢というのは、あまりに無責任で残酷であり、とても尊皇派と言えるものではない。
結局のところ、自民党にしても、その他の国会議員にしても、現在の皇室の総入れ替えがしたいというのが本音なのではないか。
そんな風に思えてしまう。
平成17年の議論の状況は、まさにそうであった。
現在は、悠仁親王殿下がおられるが、悠仁親王殿下の存在についても、ただただ、女性・女系の議論をつぶすために利用するばかりで、悠仁親王殿下の子(男子)による皇位継承を、特に望んでいるようには思えない。
男系派が主張しているのは、「旧11宮家の男系男子を養子に迎える案」ばかりである。
令和7年6月5日20:10、朝日新聞より配信の「皇族数の確保策、「養子案の棚上げはまかりならない」 麻生氏が訴え」
男系派としては、悠仁親王殿下がお一人にならないように、という言い方のようであるけれども、男系継承の永続を願うのであれば、これからの最も正統な男系男子の担い手は秋篠宮家であるのだから、まずは秋篠宮家を盛り立てるための方策の議論を展開し、旧宮家の養子の話というのは補助的なものとして展開するのが筋なのではないか。
にもかかわらず、秋篠宮家を盛り立てるための方策についての議論をしている様子が全然見られないので、いくら悠仁親王殿下がお一人にならないようにと言ってみたところで、嘘くさく感じられる。
そもそも、男系継承をゆるがせにしたくないのであれば、その最大の脅威は愛子天皇待望論であるはずだから、それに対抗するべく文仁天皇待望論を展開してもよさそうなのに、そういう声は聞こえてこない。
「悠仁親王殿下までの皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない。」という言い方はされるけれども、秋篠宮殿下の名前は「流れ」の中に埋没させられており、注目している人が全然いないかのようである。
かつて東宮バッシングの激しい時期においては、「秋篠宮が天皇になる日」(保阪正康氏)、「皇太子殿下、ご退位なさいませ」(山折哲雄氏)が述べられることがあった。
しかし、今は、男系派からこのような声は聞こえてこない。
秋篠宮殿下は、何かを潰すためとか、ネガティブな仕方で利用されるばかりで、ずいぶんと気の毒な印象である。
国民民主党の玉木代表の言っているのは、自民党、政府の有識者会議の報告書と同じということのようだが、せっかく同党の擁立者の中に山尾氏のような方も出てきているというのに、まったく自分の頭で考えようとしないのだろうか。
以下の記載がある。
-----引用開始-----
悠仁さま以降の皇位継承については「具体的に議論するには現状は機が熟しておらず、かえって皇位継承を不安定化させる懸念がある。予断を与えるような議論には慎重であるべきだ」と書き込んだ。
-----引用終了-----
国民民主党の玉木代表によるXへの書き込みとのことだが、悠仁親王殿下以降の皇位継承につき、「具体的に議論するには現状は機が熟しておらず」とは、いったいどういうことなのだろう。
筆者としては、女性・女系拡大支持であるけれども、世の中には男系継承の維持が何よりも大事だと考える人がいるというのも理解はできる。
ただ、その考え方に立つのであれば、現状、将来の世代を担う男系男子皇族は悠仁親王殿下お一人なのだから、悠仁親王殿下以降の男系継承が確保されるよう、今からでも手立てを講ずるべきなのではないか。
自民党もそうだけれども、男系派の国会議員は、悠仁親王殿下までの男系継承を強調しつつ、その後のことは「機が熟しておらず」などと言って、先延ばしにしようとする。
しかし、悠仁親王殿下はこの9月には19歳となられる。
悠仁親王殿下以降の男系継承を確保するためには、悠仁親王殿下が結婚をして、妻となる方に男子を産んでもらう必要がある。
生まれる子が男子とは限らないわけだから、男子の確保のためには、早めに結婚していただき、妻となる方にはできるだけ多くの子を産んでいただくことが重要となる。
そのためには、今からでも、出会いの場をどうするか、妻となる方のプレッシャー軽減をどうするかなど、検討するべき課題は多い。
何もせずに、悠仁親王殿下が結婚するのを待ち、子が生まれるかどうかの状況を見て、仮に、女の子ばかりが生まれたり、子が全然生まれないという事態になった段階で、やおら議論を始めるとでも言うのだろうか。
それでは、妻となる方の負担があまりに過酷であり、結婚自体がおぼつかなくなるのではないか。
悠仁親王殿下におかれても、人生に前向きになれなくなってしまうのではないか。
筆者の感覚からすれば、このような姿勢というのは、あまりに無責任で残酷であり、とても尊皇派と言えるものではない。
結局のところ、自民党にしても、その他の国会議員にしても、現在の皇室の総入れ替えがしたいというのが本音なのではないか。
そんな風に思えてしまう。
平成17年の議論の状況は、まさにそうであった。
現在は、悠仁親王殿下がおられるが、悠仁親王殿下の存在についても、ただただ、女性・女系の議論をつぶすために利用するばかりで、悠仁親王殿下の子(男子)による皇位継承を、特に望んでいるようには思えない。
男系派が主張しているのは、「旧11宮家の男系男子を養子に迎える案」ばかりである。
令和7年6月5日20:10、朝日新聞より配信の「皇族数の確保策、「養子案の棚上げはまかりならない」 麻生氏が訴え」
男系派としては、悠仁親王殿下がお一人にならないように、という言い方のようであるけれども、男系継承の永続を願うのであれば、これからの最も正統な男系男子の担い手は秋篠宮家であるのだから、まずは秋篠宮家を盛り立てるための方策の議論を展開し、旧宮家の養子の話というのは補助的なものとして展開するのが筋なのではないか。
にもかかわらず、秋篠宮家を盛り立てるための方策についての議論をしている様子が全然見られないので、いくら悠仁親王殿下がお一人にならないようにと言ってみたところで、嘘くさく感じられる。
そもそも、男系継承をゆるがせにしたくないのであれば、その最大の脅威は愛子天皇待望論であるはずだから、それに対抗するべく文仁天皇待望論を展開してもよさそうなのに、そういう声は聞こえてこない。
「悠仁親王殿下までの皇位継承の流れをゆるがせにしてはならない。」という言い方はされるけれども、秋篠宮殿下の名前は「流れ」の中に埋没させられており、注目している人が全然いないかのようである。
かつて東宮バッシングの激しい時期においては、「秋篠宮が天皇になる日」(保阪正康氏)、「皇太子殿下、ご退位なさいませ」(山折哲雄氏)が述べられることがあった。
しかし、今は、男系派からこのような声は聞こえてこない。
秋篠宮殿下は、何かを潰すためとか、ネガティブな仕方で利用されるばかりで、ずいぶんと気の毒な印象である。