新しい風を 起こそう!   ~日本をよい国に~

一人ひとりの願いを大きな風に変えて・・・
今 動き出そう!



 

小さな発見

2010-05-05 07:30:51 | 日記
平城遷都1300年祭が賑わっている。
平城京は、飛鳥の地にあった藤原京から遷ってきた。

その藤原京。
畝傍山、香久山、耳成山。
大和三山が有名だ。

  香具山は 畝傍ををしと 耳成しと 相争ひき
  神代より かくにあるらし いにしへも
  しかにあれこそ うつせみも 妻を争ふらしき

万葉集。
天智天皇の歌にもある。

山が人と同じように恋をし、一人の女性をめぐって恋を争った・・・
そんな歌。

この中に出てくる畝傍山。
近くから、遠くから。
東、西、あらゆる方向から。
眺めるのが好きだ。
“女性の寝姿に似ている”と言われる山。

飛鳥の南の山の上に壷阪寺がある。
そこから当時の藤原京の地を眺めた。
遠くに畝傍山が見える。

ふと気づいた。
壷阪寺にある大涅槃石像。
お釈迦様が涅槃に入られる前の姿・・・頭を北にして横たわっておられる。
大きな像だ。
その後ろから見ると、畝傍山と涅槃像がよく似た形をしている。

万葉人もこんな風に畝傍山を眺めていたのだろうか。
いろんな人が、いろんな思いで、いろんな発見をしながら、この山を眺めてきた・・・
畝傍山と涅槃像を重ね合わせる私。
小さな発見。
時空を超え、万葉人とともにあるような気がしてきた。




  *畝傍山:少し分かりづらいですが、写真の右上に小さく写っています。
          (実際に見るとそっくりの形でした)

コメント (2)
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