にんじんにっき

アトリエにんじん畑の作品紹介と日々のできごと。

一目惚れしたモノとは。。。

2013-11-18 23:37:51 | おでかけ
本堂からライトアップを見るために靴を脱いで上がると、住職さんも副住職さんもいらっしゃってご挨拶。
わざわざライトアップを見に来てくださったととても喜んでくださり、こちらも嬉しい気持ちに。

そしてそこにはこんなものがズラリと並んでいたのです。

大屋根の大修理が行われた時に回収された屋根の内側に貼ってあった木の板。
いつの時代のかちゃんと調べれてませんが相当古いということだけは見てもわかります。
ありがたいお言葉や禅にまつわる言葉を住職さんが書いておられて、分けていただけるとのこと。(買うとは言わないのですね。)

私が一目で気に入った板。偶然主人も同じのを見てたらしく、やっぱりこれいいよねって。。。
それで、文字だけど喫茶。。。?ぽくない?
でも、喫茶なんて喫茶店みたいだし、尋ねて違ったら恥ずかしいから・・・。なんて言ってたけどどうしても知りたくて。
副住職さんにこれは何と書いてありますか?と尋ねたら。「喫茶去」(きっさこ)と書いてあるとの答え。

やっぱり喫茶だったんだとちょっと嬉しくなってどんな意味か更に尋ねたところ、
禅の言葉で「喫茶去」という言葉があり、意味は「まあ、お茶でも一服召し上がれ」という意味だそう。
やっぱりお茶を召し上がれというところの喫茶だったんだ~。
その真意はコチラを→★

私はそんなすごい人間にはなれませんが、でも小さいながらでもお茶を飲んでいただくお仕事をさせていただいてて、
どんなお客さまでも、わざわざたくさんある喫茶店の中からc-fieldに来てくださったお客さまに対して
喫茶去。。。そうあれたらいいなと深く思いました。

今回、バタバタしっぱなしの1週間だったので日曜に岡山にいって大丈夫かな~明日ちゃんとお店開けれるかな~なんて
ちょっと思った時もありましたが、どうしてもライトアップされてる様子を見たくて強行で日帰り岡山に来たのは
この古くからの教えを知るために来たのかも。。。と
あんまり信心深くない私たち夫婦ですが
このお札(木の板というのは失礼ですね)は大切にずっと一緒に暮らしていきたいと思います。

その後お茶席でお抹茶をいただき、
この掛軸がとっても素敵!!!

結構なお点前でした。

久々のお茶席に心洗われ、こういう時間って大切だなとひしひしと感じました。


そうこうしているうちに時間は過ぎ、早く帰らなきゃ日付が変わっちゃう!!ということで大阪に戻ることに

そして帰りは主人が運転担当!
私は3時間バッチリ爆睡させていただき
気が付けば昭和町に戻っておりました。自宅にいるより睡眠たっぷりだったかも。
今回も良い旅でした。

宝福寺のライトアップは終了しましたが、彫刻の展示は24日までやっております。
主人の作品以外にも沢山の彫刻が展示されてます。
お近くの方は是非、紅葉と彫刻をみにいってくださいね。

あまりうまく撮れませんでしたが、他の方の作品を少し。