夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

300年さまよう

2007-09-11 08:40:32 | つれづれ
昨日9月10日は「世界自殺予防デー」でした。
数年前たしか桂三木助さんの自殺報道で、立川談志さんのコメントが印象的で心に残ってます。
「死にたいやつが死んだんだから、おめでとうって言うしかないじゃないか」
そんな感じの言葉でした。
もう2、3年前になるかな。
作家の鷺沢萌さんの訃報は、同年代で、好きな作家だったのでショックでした。
発見されるまで、何日か、飼い犬だけが一緒にいたっていうのを知り、遺された犬の気持ちを思うと不憫でしかたがなかったです。
その後遺族がひきとったそうだけど、元気にしてるのかな。
『コマのおかあさん』っていう作品があります。
『ロンリーハート』20年近く前のアメリカ映画ですが、主人公の3姉妹の母親が
飼い猫と一緒に首を吊ったっていうのがエピソードになっていて、不思議と忘れられません。
私は10代の頃、自殺すると魂は昇天できなくて300年彷徨う、って話を聞かされて、そんなのとんでもないからと、自殺はするまいと思って生きてきました。
年を経るとともに宗教観も変わってきて、あの世なんて信じてないくせに何故かやっぱり300年は信じ込んでます。
日本人の気質からなのか自殺は多いですよね。
もしも日本に拳銃の規制がなくなったら、ものすごい勢いで、人口が減るような気がします。
人はいろんな死に方をするけど、自分の死に方を知らないから、こうやってまじめに(!)生きていられるんでしょうね。
今日9月11日はアメリカ同時多発テロの起こされた日です。
合掌

にら「人間はいろいろやっかいだね」