夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

忠犬とらじろう

2007-09-04 08:21:07 | つれづれ
ここ数日過ごしやすい日が続いています。
当初の予報では残暑が厳しいということでしたから、まだ気は許せませんが、
でも、あれほどうるさかった蝉がいつのまにかいなくなり、夕方に虫の大合唱を聞くと、秋だなぁとしみじみ思います。
熱帯夜が続いた夏の間らーすけは、どんなに早起きしてやっても、散歩の途中で座り込んでしまって、「もう僕はここから一歩も進めませーん」と訴えました。
しかたないから散歩は朝も夜も最短できりあげていました。
でも涼しくなってきたらげんきんなもので、自分からどんどん先へ進んでいきます。
それで、今日も少し先まで行ってみたら、久しぶりのわんこに会えました。
いつもおじいさんが一緒だったとらちゃんを若い男性が連れていました。
とらちゃんは息子さんの犬だと聞いていたので、きっと息子さんだろうと思いつつ話してみたら、実は7月半ばにおじいさんが亡くなられたとのこと。
本当に驚きました。
前の日まで普通に暮らしていて散歩もしていて、急な別れだったようです。
とってもお元気で明るい方でした。
らーが夏ばてしてる間におじいさんは虹の橋を渡ってしまわれたのね。
とらちゃんとっても淋しがってるそうです。
同じ人間としてはとってもうらやましい逝き方ですが、遺されるほうとしてはあまりのあっけなさに喪失感が大きいんですよね。
うちの実家の祖母がそうでした。
朝食は一緒だったのに、昼には帰らぬ人となってました。
せめて1日でも2日でも看病させて欲しかった。
心の準備もできていなかった・・・
でも苦しむ姿も見たくないし、苦しんでももらいたくないですもんね。
生老病死は必定というけど、祖母のように生涯大きな病気にかからない人もいるんだから、あやかりたいものです。
とらちゃんのおじいちゃん、今頃は何処を旅していらっしゃるのやら。
合掌