夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

目に見えると嬉しいものです

2011-03-29 15:07:52 | ずんのひとりごと
 
震災の犠牲となり失われた多くの尊い命に

東京の桜、開花いたしました。
これは、すでに七分咲きの寒緋桜です。
今週は暖かい日が続くようなので、ソメイヨシノも一気に開花が進むことでしょう。

「にらですよ、はなのいのちはみじかくて・・・」
そう、らーちゃんの後ろの沈丁花は、もう見ごろを終えていました。
でも良い香りはまだ漂っていましたよ。
そこの黒わんこは、もじゃもじゃで、どこにお目々があるんじゃろ?

「目、ここにありますけど、なにか?」
いえね、あればいいんですけどね。。。
しかしずいぶん毛が伸びてきたね~
さすがにトリミングの予約をいれないといけないねぇ。

「いえいえ、まだだいじょぶです、まだまだいけます」
そうかな。。。本犬がそういうなら、まだいいけど。。。
「節電ですからね、とうぶんのあいだは、ひかえなくちゃ!」
トリミングを控えても、直接節電にはならないと思うけどね。
東京電力の計画停電は、日差しが暖かい今日は終日見送りだそうです。
にら家は停電区域にはいっていないので、逆に24時間節電せねば!と、はりきって節電に取り組んでおります。
この頃では、なんだか楽しくなってきましたよ。
本来の目的を忘れて、節電している自分に酔ってる感もありですが。(笑)
小鍋であたためるミルクも吹きこぼさないようになったし、部屋の掃除も箒と雑巾やクイックルワイパーを使って静かに行っております。
掃除機が嫌いでアタックしてくる黒ワンコもソファから降りてもきません。

「かってにおそうじしてください」
ずっと前に、掃除機のあのけたたましい音は、実はわざと大きくしてあるというのを、テレビで聞きました。
もっと小さな音にできるのだけど、掃除してるぞ~がんばってるぞ~っていう気持ちを高めるために大きな音が出るようになってるそうです。
もしもそれが本当だとしたら、迷惑千万ですけどね。
田舎のでっかいお家ならともかく、東京の住宅密集地や集合住宅なんかでは、音がしないほどありがたいというものです。

「そうじきは、てきだ!」
どうしてにらが掃除機嫌いになっちゃったのかわかりませんが、いちいちまとわり付いて攻撃を仕掛けてくるから、掃除機かけは余計な労力を使います。
その点、掃き掃除は楽でいいなぁ。
ちりとりに溜まるのは、ホコリと、にらと私の抜け毛。。。
シュナは抜け毛が少ないとはいえ、結構抜けてるんだなぁとしみじみ。
掃除機ですいとっちゃうと見えませんからね。
もっとも花粉症の方なんかは、掃除機をがんがんかけて、花粉を除去したほうがいいですよ。
節電よりも、体が基本ですからね。
毎日せっせと節電して、さて、果たしてこれでどのくらいになるのかな?
今月の電気料金は楽しみだなぁ~と、期待しておりました。
昨日検針があって、お知らせを見たのですが、先月料金よりも、1300円お安くなってました!

「まぁ、オトク!」
うんうん、やっぱ数字に表れると、やった甲斐があるというものです。
でも、まてよ・・・
「ナニカ?」
念のため、去年の今頃の料金も確認してみると。。。
なんと、去年も2月分と3月分で、1000円以上の差があったのでした!

「あら、びっくり!」
気になったのでもっと見てみると、おととしは、更に2000円の差が!
どうやら、真冬の2月と、暖かい日のふえてくる3月では、もともと電気使用量に差があるみたい。
結果、今月半月分の節電量がどのくらいなのかは、わからずじまいでした。
ハァ~、ちょっとがっかり。。。
でも、まぁ、いいか、節電はこの先ずっと続くことだし、来月はマイナス2000円目指して、がんばろうっと!

「3ヶ月でゼロ円になる計算ですね」
お~、そりゃすごいね、がんばろう~!


ワンコもがんばりました

2011-03-26 21:57:02 | つれづれ
  
震災で失われた多くの尊い命に

「にらですよ、たるんでますよ」
大震災から2週間が経ちました。
仏教なら二七日忌(ふたなのか)
あの日亡くなられた魂は、今頃どこを旅しておられるのやら・・・
思いがけずの団体旅行で、にぎやかに楽しんでらっしゃることを切に祈ります。
一時に比べ、頻度も規模も小さくなったものの、相変わらず余震活動が活発です。
早く終息してくれることを願うのみです。
避難所生活を送っている方々には本当に申し訳ないのだけれど、日が経つにつれ、危機意識が薄れてまいりました。
でももちろん、いまだ非常時であるとの気持ちはあり、中途半端な感じで、地に足が着かない感じは続いています。
そして、注意力が散漫になってます。
さっきも、勘違いで、にら屋の記事をひとつ削除してしまいました(泣)
あ゛!と思った時には、すでに遅し。。。がっかりです。

「ボケてるのよ。。。」
本当にねぇ。。。平時なら、春のせいにするところだけど、今年の春は浮かれていられる気分じゃないものね。
でも今日は、道々、桜のつぼみが大きくふくらみ、種類によっては、花が開き始めておりました。
もう、3月も終わりだものね。
日本人の大好きな、桜の花が咲き初めれば、震災以来、暗くなっている人々の心を明るく照らしてくれることでしょう。

「おはなみですか?」
そうね、今年の春は自粛ムードだから、飲めや歌えのどんちゃん騒ぎもないでしょうし、しっとりと花を観賞できるんじゃないかしら。。。
これを機に、“お花見とは、静かに思いをめぐらせること”になるといいね。
うるさい酔っ払い撲滅!(自分も酔っ払いなんだけど。。。♪ぽぽぽぽ~ん!)
今日はこんなニュースがありました。
愛犬、83歳女性救う…散歩コースと逆の高台へ
2011年3月26日(土)13:57(読売新聞)
東日本巨大地震による大津波で壊滅的な被害を受けた岩手県宮古市で、愛犬に命を助けられた女性がいる。
津波襲来までの30分間、愛犬は興奮した様子で女性を高台にぐんぐん引っ張り、安全な避難所に導いた。
 女性は 海岸から約200メートルの同市 田老川向 ( たろうかわむかい ) に
住んでいた赤沼タミさん(83)。
 メスのシーズー犬「バブ」と自宅の居間でくつろいでいるときに
地震に襲われた。
 蛍光灯が消えると、バブはせわしなく走り回り、
尾を強く振って鼻をクンクン鳴らしたという。
 赤沼さんが「散歩の時間にはまだ早いのに」と思いながら、
玄関先で首にリードをつけていると、防災無線が大津波警報の発令を知らせていた。
  田老地区で900人以上の死者・行方不明者が出た
1933年の昭和三陸地震を体験した赤沼さんが「避難しなきゃ」と玄関を開けると、バブも勢いよく飛び出し、いつもの散歩コースと逆の高台へ向かった。
 赤沼さんの歩みが緩むと、バブは振り返って歩みを促すようなしぐさを見せ、追いつくと勢いよく前へ出た。
それを繰り返すうちに、自宅から約1キロ離れた避難所への急坂を一気に上りきっていた。
振り返ると、歩いてきた道は津波にのみこまれ、自宅も濁流の中に。
普段は散歩も嫌がるバブの行動に、赤沼さんは「津波を予知してたのかも」と不思議がる。
バブは今、近隣地区の集会場で赤沼さんら住民約60人と避難生活を送る。
 12歳の誕生日にあたる23日には、お気に入りのピンクの服を洗ってもらい、うれしそうなしぐさを見せたという。(浅見徹)


「バブちゃん、ぐっじょぶ!」


好きな人に会えました

2011-03-22 22:57:49 | お友達

震災で失われた多くの尊い命に

「にらですよ、おでーとですよ! お相手は、ボクのこころの恋人。。。」

「ジジさんでち!」

「あっ、ジジさん、ちがいます! ボクのこころの恋人はジジ姉さんですから!」

「だめ~、わたしの姉さんよ~!」
にらの心の恋人ジジ姉さんに、久しぶりに会うことができました。
連休2日目にジジ家の皆様と会合を開きました。
目的は、ご近所の防災関連情報の交換と、被害状況の確認および今後の対策を練ることです。
せっかくだから、昼食も兼ねてと、

こんなものを食しながら。。。
ほかのお料理は、写真を撮る間もなく、食べつくしました悪しからず。

「外食も、節電になるんでしょ!」
その通り! みんなで集まってお店で食事をすれば、個別に食事の用意をするよりも省エネで、しかも経済活性化につながるのです。
震災以後、流通の混乱による品不足と放射線汚染による不安から、消費活動の停滞が懸念されているのです。
日本の再生には経済力が重要です!
日本経済をこれ以上悪化させないように、一消費者として、お金を回すように勤めるのです!!

「ちょっと力説してるわよ、ずんちゃん、あいかわらずね」(ジジさん)
「そうなんです、ますます力強くなっちゃって。。。」(にら)

「ずんちゃんの使うお金なんて、たかがしれてるんですけどね」(にら)
「そうよね。。。なんだかちょっと、言い訳っぽいわね」(ジジさん)

「それより、ジジねえさんは、地震こわくなかったかしら。。。ボクしんぱいでしんぱいで」(にら)
「姉さんは大丈夫よ、大変だったのは私よ!お留守番だったんだから!」(ジジさん)

「そうなんですか! よくがんばりましたね!」(にら)
「がんばっちゃったのよ」(ジジさん)

「あんまりがんばると、ずんちゃんみたく、なっちゃいますけどね」(にら)
「え゛、それはこまるわ!」(ジジさん)

「わたしは姉さんみたいにエレガントになりたいのよ、エレファントじゃこまるのよ。。。」(ジジさん)

熱いディスカッションは、場所を変えても続けられました。
エレガントなジジ姉さんと、エレファントな私ですが、おなべでミルクを沸かすときに、何故か量が減ってしまうという、共通点があることがわかりましたよ!

一見すると優雅なティータイム。
でも途中でブゥオブゥオっと、緊急地震速報が来たりして(幸い、この時の東京の揺れはたいしたことはありませんでした)やはり非常時のミーティングは緊張感がありました。

「やさしい姉さんと、しばらくの間、別々に暮らさなくちゃならないの。。。
淋しいのよ」

「だいじょぶです! ボクがちからになります! ジジ姉さんに、会いに行きます!」

「淋しいのは私のほうよ、らーちゃん、わたしにも会いに来てよね!」

「もちろんです! まいにちでも行きます!」
本当にね。
毎日でも遊びに行けるように、はやく地震が終息するよう祈りましょうね。

「またのんびり遊びにいけるようになるのかしら。。。」(ジジさん)
「放射能は、ちとこわいけど」(にら)
原子力発電所の事故も、どうなるか先行き不安だけど今、この瞬間にも、命がけでがんばってくれてる人々がいるのです。
懸命な努力が報われるように、信じておとなしく待ちましょうね!

「ボクは、好きな人にあえて、しあわせでした! 元気がでましたよ!」
被災地で大切な人とまだ会えずにいる人がたくさんいます。
ひとりでも多くの人が、再会できますように。。。!


春はすぐそこまで来ています

2011-03-20 10:41:12 | つれづれ
 
震災で犠牲になり、失われた多くの尊い命に

にら家近所の神社の大きな桜の木が、満開です。
日本人の心の花、被災地の人の心にも、いつか満開の花が咲きますように。。。

「にらですよ、ボクは、いつも、満開ですけどね」
らーちゃんは、年がら年中、春爛漫だもんね。

「なんだか、ほめられてませんよね」
いいえ、褒めてますよ、ベタ褒めです。
らーちゃんが天真爛漫で、ぽよよんとしてるのが、一番和むよ。

「そうかしら。。。やっぱ、ほめられてない感じよ」
3連休の初日、東京地方は好天に恵まれ暖かくなりました。
連休と言っても、浮かれて遊びに行くでもなし、お彼岸なのでお墓参りに行きました。
お盆やお彼岸など、大渋滞する谷中の寺町ですが、びっくりするほど車が少なかったです。
連休後半はお天気崩れる予報。
初日がお墓参りのピークだと思いましたが。。。
歩いている人はそれなりにいましたし、町中お線香の香りが漂ってるのはいつものとおり。
でも、車でしかこられない人や遠くの人は、控えているのでしょうね。
ガソリンは貴重だし、電車での遠出も、不安ですものね。
大丈夫、私が、出て来られない皆さんの分も、ちゃんと拝んできましたからね!
(ま、拝む先はうちのお寺さんのご本尊だったけど)

「そうだいですか?」
そのとおりです。
檀家総代どころか、国民総代表です、えらいんだぞ、私は!

「かってに、言ってろ!」
ハイ、勝手に言ってますよ。
それにしても。。。
初七日が過ぎても、まだ荼毘にふすどころか、身元も判明しないご遺体が、たくさんおられます。
多分、瓦礫の下などでひっそりと、見つけてもらえるのを待っているご遺体も。
全国のお坊さんには、いつものお彼岸よりも更に大きな声でお経を唱えて欲しいものです。

「声がおおきければ、いいのでしょうか?」
もちろん、成仏を願う思いも大きくなければいけません。
でも、まぁ、わかりやすいのは、声でしょう。
コマーシャルのとおり、思いは見えませんからね。

「ずんちゃんの、おもい、はわかりやすいけど。。。」
ちっちっち、それは重いとちゃいまっか?
それなら大きなお世話です。
私の重いは、放っておいて!
そうではなくて、思いやる心が大事なんですよ。
地震や津波で命を落とされた人々。
怪我をしたり肉親を失った人々。
まだ大切な人の安否がわからずにいる人々。
避難先で不自由な日々を過ごしている人々。
そして、被災地でみんなのために働いてくれている人々。
原発事故の現場で、命がけで働いてくれている人々。
直接できることは何もなくても、そのすべての人々のことを思い、感謝し、不安や怒りといったマイナスの気持ちを振り払って明るく前向きに生きるのが、今の私達の務めなのです。
できる限りの節電をして、欲張らず、買いだめをやめて、普段通りに働いて、普段通りお散歩をして、普段通り、そろそろらーちゃんをシャンプーして。。。

「あっ! 非常時につき、そこんとこは、お気持ちだけでけっこうです!」
(断水が続いている地域もあることだし、にらのシャンプーは当分行いませんよ、本当はね! 臭くて結構、ちょっとばかしかゆそうでも、我慢してもらいます!)
* おまけ *
原発ちんぷんかんぷんの私にもわかりやすいビデオがありました。
おなかがいたくなった原発くん
回復を信じて待ちましょう!


ボクには善意と食欲があります

2011-03-18 14:36:58 | つれづれ
 
災害の犠牲となり、失われた多くの命に

「にらですよ、ずんちゃんのりゅっくには、たからものがいっぱいですよ」

「ボクもりゅっくに、はいりたい。。。」
あの震災から早くも1週間がたとうとしています。
被害の全容すらつかめないのに、更に深刻な原発の問題が、日本を苦しめています。
私達一市民に出来ることは黙って節電して見守ることくらい。
どうか、少しでも被害を食い止められるように祈りましょう。。。
私は毎日ぱんぱんにふくらんだリュックを背負って、通勤しています。
片道5キロ、自転車通勤です。
前カゴににらが乗ってます。
リュックにはもしもに備えてにらのフードと水が何日分か、それ以外はたいしたものは入ってないんですけどね。
らーすけにとっては、玉手箱みたいなものなのです。
私の一番の宝物は、らーすけです!

「ずんちゃん、おたからはっけん!って言ってました!」
ハイ言ってました、お宝発見したんですもん。
震災の日から使っていたモンキチの大きなリュックにはモンキチ用の持ち出し品を入れ、普段の自分は小さめのリュックに替えました。
そしたらね、長いこと使用していなかった私のリュックの中から五千円札1枚と、千円札5枚が入った封筒が出てきたの!
何故入ってるのか、いつ入れたのか、全然思い出せないけれど、私のリュックに入ってるんだから、私のものでございましょう。
ラッキー!
せっかくだから、五千円は募金に、千円札は生活費に回しました。

「そういうときって、全額寄付するのが、ふつうじゃないのかしら。。。」
いいの、普通じゃなくても、前にもちゃんと募金してるし。
お店の募金箱に釣り銭も入れてるし。
善意はね自分に出来る範囲で行うものなの。
また生活を切り詰めて、余剰金が出たら、募金しましょうね。

「ふうん。。。ボクのごはんはきりつめないでくださいね」
ハイハイ・・・ってからーちゃんのご飯は、切り詰めるどころか、毎食毎食豪華なものになってるじゃないの!
らーすけ用の冷凍生肉を仕入れたばかりだったので、馬だの鹿だの、何袋も冷凍庫に入ってるのです。
まさかこんなことになると、思ってもいませんでしたから。
にら家は計画停電地区には入ってないので、電気が止まることはありません。
(停電しても3時間くらいなら、その間冷凍庫を開け閉めしなければ、溶け出すことはまずありません)
けれど今後、万が一の事態が起こって、何日も停電するとか、緊急避難するとか、そんなときには、全てダメになってしまいます。
ダメになるくらいなら、食べられるうちに食べさせよう!ということで、毎食生肉メインの、ゴージャスご飯を召し上がってる王子様なのですよ。
はぁ~ 被災地のワンコたちに、届けてあげたいよ。。。

「ボクのお肉、減らして募金しても、いいですけど。。。」
お肉はお金じゃないから、届けられないんだよね。
らーちゃんの気持ちだけ届けましょうね。

「じゃあ、ボクのぶんも、ずんちゃんが募金してくださいね!」
あ~ぁ、持ってれば1億円くらい募金したいよ、私も!


書きかけのブログ、そして311のこと

2011-03-11 14:43:23 | ずんのひとりごと
 

「にらですよ、おやまにきましたよ」
山は山でも、にら家のご近所、飛鳥山の公園ですよ。
「ヒトがいませんね。。。」
平日の午前中の公園なんて、こんなものなんじゃないの。
それにしても、いいお天気だねぇ持ってくればよかったね!

「たこやき、買いましょう!」
まだ朝だから、お店開いてないよ。
公園の目の前にある、たこ課長ってたこ焼きやさん、一度食べてみたかったのよねぇ。
お昼にあわせて出てくれば良かったかも!
また今度のお楽しみということで。
それにしても。。。すっかり春めいてきましたね。
ここ飛鳥山は桜の名所、花が咲くのが待ち遠しいねぇ~

「お花、ありますよ!」
公園内の紙の博物館前のみつまたの花です。
紙の原料のこうぞ、みつまた。。。ずっと昔に授業で習った気がしますが、花を見たことありませんでした。

こんな花。。。黄色版沈丁花って感じです。



☆  ☆  ☆

2011年3月11日金曜日。
この日は職場が臨時休業だったので、私は家ににらと二人でおりました。
あまりに良いお天気と降ってわいた平日のお休み。
ひとりでどこかに遊びに行っちゃおうかなぁ~とは思ったものの、緊急の仕事ができたら(多分ないけど)私が出動することになってるので、遠くに出かけることは自粛。
午前中、ご近所の大きい公園まで足を伸ばし、のんびりお散歩を楽しみました。
寒い冬の間は長く歩く気にならず、排泄メインのちょこちょこ散歩を繰り返していました。
たっぷり時間をかけて歩く気になったのは、久しぶりのことでした。
そして午後、写真を整理して、ブログをつづっていたときのことです。
地震を感じ、ソファで寝ていたらーすけのそばに寄り添いました。
初めはゆっくりゆらゆらと。。。
だんだん規模が大きくなってきて、激しい揺れに襲われたときには、にらを抱いてソファに座ったまま、身動きすらできませんでした。
長い長い時間に感じました。
ただ呆然と、いったい何が起こったのか、大きな地震だったのはわかるのだけど、頭と体が反応しないのです。
私は何をしたら良いのだろう。。。
まずやったことは、すぐそばにあったカメラを手に取り、家の中の惨状を記録に残すことでした。。。orz
その時点で、いかにパニクってたのかわかるというもの。
でも、不在の相方に、こんなだったんだよ~って知らせたい、ただそれだけの気持ちでした。
それって、『おかーさん、今日学校でね、すごかったんだよ!』っていう小学生と同じ?。。。
リビングはこんな状態でした。

わかりにくいけど、グラス類が倒れて無残な姿に。

食器棚の足元に置いてあった、にらのおもちゃが邪魔をして、外に飛び出したガラスは少なかったけど、結構広範囲に破片が飛んでいました。

にらのベッドに落下してきた食器や本、置物。
いつものように、ベッドににらが寝ていたら、下敷きになっていました。
揺れてる間中、この棚と向き合うように位置するソファに座って、にらを抱いたまま、棚から物が落下するさまを、私はぼうっと眺めていました。
ガラスが割れるガシャンガシャンという音が、いまでも耳から離れません。
『にらがガラスを踏んだら困る・・・』と思い、怯えて震えるにらをソファに座らせて、待て!の指示をし、写真を撮ってる私・・・どうかしちゃってました。
すぐに、また大きな揺れが来て、われに返りました。
慌ててにらの傍に戻り、にらを抱きしめ、揺れの収まるのを待ちました。
リュックに貴重品とにらのフードと水を入れ、お散歩バッグを持って外に出ました。
ひっきりなしに余震がありましたが、最初のを超えるのはなかったのが幸いでした。
同じように外に出てきたご近所さんたちと一緒にいると、一人でいるよりも心強いし、冷静にもなりました。
携帯でワンセグ放送を見ながら外で過ごした時間。
入ってくるのはありえない惨状の報告ばかり。
夢を見ているかのようなふわふわした気持ち。
あっという間に感じましたがアナウンサーが、『大きな地震から1時間が経過しました』と言ったときには、信じられない!そんなに時間がたったの!? 嘘でしょう~!と思いました。
相次ぐ地震にすっかりおびえてしまったにら。
そのときになっても、にらの震えは止まりませんでした。
お隣のお姉さんが『にらちゃん、怖いのね、大丈夫、大丈夫』とたくさんなでてくれました。

壊れてしまったご近所さんの屋根。
次に大きな地震が来たら、降ってくるに違いない。
気をつけなければいけません。
☆  ☆  ☆
ここまでとりあえず、自分の覚書のつもりで、回想してみました。
その後のことはまた改めて。
冒頭の飛鳥山のブログは書きかけのままにします。
消さないけど、先をつづる気にもならないので。
☆  ☆  ☆
未曾有の大災害を目の当たりにして未だにわれを失っている私です。
まだ全容がはっきりしない中、新たな災害も起こっています。
被害に合われ亡くなられた方々。
ご家族と連絡を取れずに不安の中にいる方々。
被災地で、まだ救助を待ち続けている方々。
家を街を失って途方に暮れている方々。
私など想像も及ばないほどの、つらい思いをされているすべての方々。
お気の毒です。
胸が痛みます。
言葉もありません。
ただただ頭をたれるのみです。
また報道はされないけれど、
何もわからないままに流されてしまっただろう多くのワンコや動物達にも。
今の私にできることは、ただただ祈ること。
ひとりでも多くの方が無事でいますように。
取り残されている方々が一刻も早く救出されますように。
そして、これ以上被害が広がりませんように。。。
大きな災害の中で、つなぐ事のできた尊い命に心からの祝福を。
被災地で懸命に働いてくれている、たくさんの方々に感謝を。
またいつか、日本に平和な日々が戻ることを願いつつ。
ずん



ボクは常に前を向いている

2011-03-11 07:11:04 | つれづれ


「にらですよ、むしよりも、かふんですよ」
花粉症の皆様、お気の毒様でございます。。。
今日当たり、はげしく花粉が舞ってる様子。
しばらくは辛抱の日々が続きますね、お見舞い申し上げます。
私はどうやら今年もセーフのようです。ちょっと安堵。。。

「よくなるヒトもいるんですよ」
私の実家のお隣に住むおじさんは、長年花粉に苦しんできましたが、ここ数年症状がおさまってるとのこと。
そういえば、お隣からでっかいくしゃみの声が聞こえなくなって久しいです。
特別に積極的な治療をしたわけでもない。
おじさんいわく、『年をとったら治った』そうです。
齢70を数える頃には治ることもあるようですよ。
苦しんでる皆さん、70歳には治ると信じて、がんばってくださいね。

「また、えらく先のながい、おはなしで」
人それぞれですけどね。
私なんかこう見えて25歳だけど、70歳まで四半世紀をきりましたからね。

「勘定あいませんけど。算数のせいせき、わるかったでしょ」
計算は苦手ではなかったけど。。。
成績の良い科目なんて、ひとつもありませんでした。(きっぱり!)

「ひらきなおってるし!」
だって今更学校の成績なんて、上方修正できませんからね。
私の25歳なのに半世紀近い人生において、いろいろ悔やむことは多いけれど、学校の勉強に関しては、かなり悔いが残ってますよ。
成績が良くならないまでも、もう少し一生懸命勉強すればよかったと。
当時は勉強以外のことに夢中で、勉強は迫害してたから。。。こうしてお馬鹿さんな人生を過すことになったのでした。
真面目にお勉強していれば、もうちょっとかしこく生きられたかもしれないのにね。

「ムリですよ、今とたいしてかわりませんよ、たぶん」
あら、つれないお言葉 やっぱそうかしら?

「そうですよ、ニンゲンちょっとやそっとの努力じゃ、人生まで、かわったりしませんよ」
そうかもしれないわね。
元になる私の性質を変えられるほどの努力を昔の私がするとは思えないものね。
らーちゃん、私のことをよくわかってらっしゃる。

「わかりやすいですからね」
そう?
私って、ミステリアスじゃない?

「みすてりあすじゃないです」
そうか、残念。
魔性の女になりたかったんだけど。
らーちゃんは、いままで生きてきて、悔やんでることはないの?

「しいていえば。。。ねっとでボクの私生活をアケスケにされたことですね」
あらあら、かわいそうに!
それって、どこのどいつの仕業かしら~?
私がやっつけてあげる!


しつこいのは、誰?

2011-03-10 00:02:55 | ずんのひとりごと

梅の花が見ごろです。
青空がまぶしい!
この冬何度目かの雪で始まった今週、にら家の近い親戚に不幸がありました。
闘病中の老人ですから、「いつかは」と思っていましたが、とてもさりげない、静かな幕切れでした。
どんな形であれ、お別れというのは、切ないものです。しんみり。。。

「むしごろしのくせに!」
そう、虫殺しの私でも、死を悼むものなのです。

「そうかしら?」
そうですよ、一寸の虫の五分の魂を奪うときでも、この胸はキリキリと痛んでいるのです。
命は全うしなければいけません。
途中で誰かに奪われるなどもってのほかなのです。

「う~ん、なのに、むしごろし。。。」
だから、家の中に入ってくるほうが悪いんだって言ってるじゃん!
ま、虫のことは、この際置いておきましょう。
毎日のように起こる新たな殺人事件。
ある日突然命を奪われる被害者を思えば、病院でひっそりと長い生を終えるのも幸せというものでしょう。
ちゃんと調べたわけではありませんが、ものの本によると、日本中で毎日3~4人が殺されている計算になるそうです。
そして実は、その5割~6割が尊属殺人だそうな!
どんな事情があろうとも、なんびとも命を奪ってはいけません。(他者の命も自分の命も)
殺人事件の判決文などで最近よく耳にする言葉。
『何の落ち度もない被害者を執拗に追い詰め、云々』とか、『罪もない被害者を死に追いやった凶悪事件、云々』など、これらを聞くたびに、ならば落ち度がある人間のことは殺してもいいのか!?
罪のある人間のことなら、嬲ってもいいのか!?
と言いたくなります。
私なんか落ち度だらけですし、罪深い人間です。
殺されても仕方ないのか!

 「むしごろしだし。。。交通違反だし。。。」
そう、おろかな私は、虫も殺すのです。
ごめんなさい。。。
交通違反もたくさんしてます。。。
でもね、そんな大悪人のことも、殺してはいけないのです。
判決文に、『落ち度がない』とか『罪のない人』とかの言葉を入れるのは、どうかやめにしてもらいたいものです。
命ははかない、はかないからこそ、尊いのです。
私は、私の近くの尊い命を、懸命に守って、大事にしなければいけないね。

「ずんちゃんの近くの、尊いいのち。。。やっぱ、むしのことかしら?」
そうです、虫も含めてです。。。って、違うの!
虫のことは、この際忘れてくれないかしら!

「だって、むしごろしなんだもん」
そうなんですけどね。
虫は仕方ないの、私に寄って来る、虫のほうが悪いのよ。
家の中に入ってくるからには、殺されたいと思ってるに違いないのよ。
今度生まれてくるときには、私から遠く離れたところで生きていくんだよ!って言い聞かせて、誠実に送り出しているから、いいのよ。

「それが、むしごろし。。。」
ハイハイ、わかりました、私が悪うございます。
しつこいんだから、らーすけは。。。
今日はいつになく、まじめにお話してるのに。
でもね、私は改心しないぞ。
私に近づいてくる虫は殺すぞ! 覚悟しておれ!


大佐と呼んでくれ

2011-03-06 13:37:29 | つれづれ


♪は~るの、うらぁらぁのーすぅみぃだーがわ〜♫
3月最初の日曜日、今日は啓蟄です。
東京地方、朝から良いお天気です。
暖かくなるのは喜ばしいけれど、またまた虫たちとの闘いの日々が始まるのかと思うと不愉快。
私だってね、小さな虫の命を奪いたいわけではないのです。
でも、家の中に飛んでるのを見かけると、殺戮者にならざるを得ない。。。
あらゆる手段を用いて抹殺します。
大量虐殺もいとわない私。
でも、声を大にして言いたい『殺されたくなかったら、家の中に入ってこないで!』

「そうですよ、入ってこないで! 虫がとんでると、ずんちゃんうるさいんだから!」
だって、嫌いなんだもん、うっとおしいんだもん、飛ぶ虫。

「とばなきゃいいの?」
そうね。。。どちらかと言えば、飛ばないほうがいいかな。。。

「クモとか?」
クモは嫌い!
でも殺さない。
がんばって捕獲して、外に出します。

「ごきちゃんとか?」
ゴキは飛ぶんだよ~
だいーっ嫌い!
去年は家の中で一度も見なかったけど、どこかに居たんだろうか。。。
今年も殺虫剤を、たくさんしかけておかなきゃ!

「ちょうちょやハッチは?」
もちろん嫌い!
益虫も害虫も、飛ぶのはみんな嫌いなの!

「ボクがとんだら、ボクもきらい?」
らーすけが飛ぶの? そりゃすごいことだ!
あのね、虫が嫌いなだけだから、飛ぶ犬は別に嫌いじゃないと思うよ。
鳥も飛ぶけど。。。嫌いじゃないし!
ためしに一度、飛んでみる?

「ボク、飛べるかなぁ・・・?」
うーん。。。難しいと思うけど~
もしも羽が生えてきたら、飛べるかもね。
らーすけは、もしも飛べたら、どこに行きたいですか?

「それはもちろん、キラーずんちゃんのいないところですよ!」



春はいずこに

2011-03-04 17:07:33 | つれづれ
 昨日は桃の節句でした。
皆さま、お雛様はもう片付けましたか?
私はもちろん片付けました。
嫁き遅れないようにね~!(もうとっくに遅れてる。。。ってか、嫁くのか、私?)

ここ数日真冬の寒さが続いている東京地方ですが、春はすぐそこまでやってきてます。

「ボクはねんがらねんじゅう、花ざかり!」

満開にらも、満開桜(河津桜)も、春爛漫です。

一生懸命花をついばんでたメジロさん。。。
メジロと聞くと角栄さんを思い出す昭和な私。。。

「かくえーさんの新潟は、まだまだ雪のなかですよ」
豪雪地帯だからねぇ、新潟は。
屋根まで雪に埋もれる生活なんて想像できないけれど、冬が厳しい分、春がやってくる嬉しさは格別なんだろうね。
らーちゃんの周りは、桜に菜の花に、春そのものだねぇ。

「いちめんのなのはな、いちめんのなのはな。。。」
その詩を詠むには、菜の花の数がちょっと少ないんじゃない?

「だって、こんなですもん」
公園のしょぼい花壇だもんね(笑)
このところずっと冬篭りしているにら家です。
すっかり出不精になってしまいました。
先月も、出掛けたのは、義父母の住む田舎に日帰りしただけでした。
強い寒波の来てた頃で、田舎はとっても寒かったです。

「キンキンひえひえでした」
皮膚に感じる空気の冷たさが違うのよねぇ。
夕食後、8時過ぎに現地を出て帰路につきましたが、車の気温計はマイナス4度でした。
ハンドル、氷のように冷たかった。。。
東京に入ったあたりで氷点下は解消、首都高に入ったときは4~5度でした。
その夜は、首都高の山手トンネルを使いましたが、トンネル内、工事で渋滞しておりました。
渋滞をのろのろと進むうちにどんどん気温が上がり、最高気温は20度超!
渋滞で暇してたし、1度上がるごとに『うぉ~』と叫んでしまいましたよ。
走り始めた時は氷点下だったのに、およそ2時間の間に20度を超えるとは、ものすごい温度差!
都心の地下道渋滞恐るべしの巻きでした。
ちなみに一般道に下りて、にら家の周辺は5度くらいでしたよ。

「びっくりして、コーフンしちゃいましたよね!」
うん、らーちゃんはよく眠ってたけどね(笑)