夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

さよなら、みなさま。 惜別の辞

2020-11-29 09:47:58 | にら
にらですよ。
赤いの着てますよ。
あのね、これね、サンタ服ですよ。
クリスマスは来月ですけどね。
ぼくね、ちょっと寂しいんだけど、にら屋をおいとま申します。
17年も離れていたから、カミサマが帰っておいでって言うんですもん。
ちょっと調子に乗って、のんびりしすぎちゃったかな。
お空への旅は
ボクより一足先に出発してしまったイケわんのMAX君と一緒でしたよ。
さりげなく待っていてくれたの。
くぅ〜かっこいいぜ!MAX!
ボクはイケわんに憧れて、イケわんになれない
キュートなおとぼけわんこでしたが、
ここでの毎日は、とても楽しかったです。
お友達もたくさんできました。
にら屋のお仕事も天職でしたね。
お別れするのは寂しいけれど、それが自然だから。
これからはお空でみんなの笑顔を守りますよ。
安心して、楽しく暮らしてくださいね!

メリークリスマス!

***

2020年11月15日 日曜日。
新月の暗い夜に、にらが永眠しました。
17歳と49日の生涯でした。

11月21日 土曜日。
お友達に囲まれてあたたかい雰囲気の中、お別れいたしました。
大都会の片隅から、晴れ渡った青空へ、旅立っていきました。
地元の空を眺めて見守ってくださった皆様、ありがとうございました。
にらはちゃんと皆様にご挨拶できたでしょうか?

にらと過ごした17年間は至福の時間でした。
にらのことが、かわいくて、かわいくて、かわいくて。
にらと話すのはとても楽しかった。
たくさんのご縁を運んできてくれて、
私たちの生活は豊かなものになりました。
でも生命には限りがあり、
いつかこの時が来ることはわかっていたこと。
神様からお預かりして大切に育てた命だから、
ちゃんと神様にお返ししなければなりません。
今はただ、にらがもたらしてくれた全てに感謝して、
お空での幸福を祈るのみです。
自分の体に蓄えたエネルギーの全てを使い果たし、
にらは立派に生を全ういたしました。
大きな病気もせず、老衰で世を去るのは、
とても幸運なことだと思うし、
二人揃って看取ってやれたのも、
とても恵まれたことだと思います。

今年はCOVID19のせいで、
世界中人々の生活が窮屈なものになりました。
でも、私たちには、
老いたにらとのんびり家で過ごす、安らぎの日々でした。
夏の終わりにモンキチの持病の椎間板ヘルニアが悪化して、
溜まっていた有給休暇を消化しまくって静養していたことも
(モンキチ本人は痛みでしんどかったけれど)
にらとの最後の日々を一緒にいられる濃密な時間になりました。
それら全て、17年間の全てを、
神様からいただいた至上のギフトだと思っています。
感謝でいっぱいです。
残念ながら共に過ごす時間は終わってしまったけれど、
幸せな記憶は私たちの財産になりました。
らーちゃん、ありがとう。

店長不在のため、にら屋は店じまいいたします。
にらが4歳の時に開店し、途中更新が滞った時期もありましたが、
なんとか完結できました。
あっという間の13年間でした。
にらの拙いお話に、笑顔でお付き合いくださった皆様に、
心より御礼申し上げます。
これからの皆様の生活が、愛であふれる日々であります様に。
ありがとうございました。

夕陽亭にら屋一同


* おしまい *

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