夕陽亭にら屋

愛犬と安穏な生活

暴走2009。。。その4

2009-12-05 14:18:06 | 旅行記 房総
「にらですよ、たびさきでも、マスクなのよ~!」
そう、夏でも冬でも、アウトドアでもマスクの怪しいおやじ、それはモンキチ。
さて、二日目の日曜日は、曇りのち雨の予報でしたので、雨の振り出しが帰りのサインと思って、事前にどこに行くか決めずにいました。
なんとか持ちそうだったので、紅葉見物に行くことにしました。
房総の紅葉の名所といえば養老渓谷ですが、混雑も予想されるし、山の中で雨が降ったら嫌だし南房総の紅葉スポットといわれている、小松寺を訪ねました。
知らずに行ったら、この日はちょうど紅葉祭りが開催されていました。
紅葉きれいでした。
こちらのお寺の仁王様は、小学生の男子の描く漫画チックじゃない?
眉毛のせいかしらね。
結構な人出で、境内はにぎわっていました。
露天も並んでいて・・・何か買いたくて、ムリヤリ梅干を購入しました。
この仏さん・・・なんだっけ?
鮮やかな真っ赤なもみじはこれ1本だけでした。
オレンジと黄色が多いので、派手さはないけど、落ち着いた紅葉を楽しめましたよ。
「いいにおいなのよ~!」
紅葉が香るわけではありませんよ!
境内では豚汁だの御餅だのふるまわれていたので、お腹がすく匂いが漂っておりました。
でも、とても長い列ができてたので、味わうことはできませんでした。
こらえしょうがないので、じっと並べないタチなんです。
さてさて、次に向かった先は、鋸山(のこぎりやま)の山腹の日本寺です。
大仏を見に行きました。
しかし。。。日本寺ってネーミングは。。。大きく出たね~!
「ちゃんとついてきてください!」
ここは階段だらけで~ あっぷあっぷでした〜
こんなにキレイなところですが、どんどん登るのです・・・山ですからね~
こちらが大仏様、日本一の大きさだそうですよ。よく見ると・・・
こんなところに・・・
大きな蜂の巣が!
お気の毒さまでございます・・・さぞやうっとおしかろうに。
お願い地蔵尊です。
この石の上の白い部分はね、
奉納された無数のお地蔵さんなんですよ!
この後、更に山を上って、千五百羅漢さんをお参りしましたが、山頂まで行くのは断念しました。
鋸山の地獄のぞきは、以前来たことがあるのでパス。
もうギブアップでした・・・へとへと。
昼食は、適当に入った小さな道の駅にあった食堂の看板にワンコOKと書いてあるのを発見し、そこに入りました。
行き当たりばったりだけど、ナントカなるものですね。
鯵丼とまぐろ丼を食べました。
あわててたので写真はありません。
何故あわてたかといいますと、私たちが席についてすぐ、別のお店の店員さんが駆け込んできて『この後1時から5時まで断水ですっ!』と・・・1時まではあと20分くらいしかありません!
どこかで何かトラブルがあったのでしょうけど、そんなこと急に言われてもね~と、お店のおばさんと声を揃えてしまいましたよ。
とりあえずお水を汲まなきゃって、ペットボトルとか探してたけど、ナカナカ大変そうでした。
関係ないけど協力しようと、黙々と丼を食べて、急いでお店を出ましたが、断水の前に洗い物できたかなぁ~
私だったらこんなとき、お店を閉めて帰っちゃうだろうな、きっと。
なんとか対処しようとしていたおばさん、偉いぞ!
料理はとっても美味しかったですよ~
ごちそうさまんさ!
帰りもアクアラインを使って・・・
往きは満車で寄らなかった海ほたるパーキングエリアに寄り道しました。
ずいぶん久しぶりの2回目だけど、こんな狭かったっけ・・・?
「きゃ! ボクのこと、いじめる?」
デッキのワンコ(?)と記念撮影しました。
とりあえず怖がるらーすけです。
「ここの看板犬は、くたびれそうですねぇ~」
風雨も辛そうだね、 がんばってくれたまえ!
そんなこんなで・・・4話にわたった房総の旅の記録ですが、長いわりにあんまり内容はなかったですね(笑)
お土産お披露目します!
まずはにらのお土産です。
その1に出てきたウエランカラで購入したビッグウッドのおやつとおもちゃ、以前から使ってる愛犬活力源です。
どれもそんな遠くで買ってこなくても~って商品です(笑)
ヒト用のお土産は・・・
海産物の乾物いろいろ、くじらのタレと大和煮、地ビールの安房ビールセット、ゆでピーナッツのおつまみとピーナッツの焼酎、小松寺で買った梅干などなど。
真ん中の偉そうな『高倍』はお醤油です。
説明はコチラをごらんください。
神社で売ってたので買ってみました。
私ったらお料理上手になっちゃうかしら~
「おしょうゆだけでは・・・料理じょうずになんてなれませんよ!」
ごもっとも・・・!
長々とお付き合い、ありがとうございました~!
おつかれサマ!


暴走2009。。。その3

2009-12-04 22:57:47 | 旅行記 房総
日曜日の夜明けです。
この日の予報は曇り後雨でしたが、朝は雲間からおひさまが顔を出してました。
「かにさん・・・いませんね~」
お宿の目の前は、屏風岩の海岸が広がっています。
岩の窪みの水たまりには、目に見える生物はいませんでした。
「ざんねんですね」
あら、ここに、未確認生物がいましたよ(笑)
「しつれいな言い草だ」
らーちゃんって、宇宙人みたいだね。
「この海のむこうに、うちゅうがあるのかな~?」
いっちょ、泳いで探しに行ってごらん!
「ボクはおよぎませんよ!」
泳がないんじゃなくて、泳げないんでしょ!
「それはずんちゃんでしょ!」
ハイ、そうでした。
房総の血のせいか、海は好きなんだけど、私はろくに泳げないのです。
下町で生まれ育ったからだな、きっと。
とりあえず、平泳ぎでならぷかぷかと浮いていられるんだけどね。
クロールは25メートルがやっとです。
「ボクはいぬかきで、どこまでもおよいでいけますよ!」
え~、ホントかな~?
泳いだことないくせに~!
「たいていのワンコは、はじめてでも、ちゃんとおよげるんですよ!」
確かにウエランカラのお姉さんはそう言ってたけど、らーちゃんがその『大抵のワンコ』に含まれるかどうかは、微妙だよねー
なにしろ、にぶいからねー
このあたりは岩場だから、小さな船のみ出入りできる小さな港がいくつもありました。
お宿の近くを散歩中に、小さなギャラリーがありました。
『アトリエ風』っていう名前だったかな。
いろんなオブジェがありました。
こんな海の近くに住んで、アートしながら暮らすなんて、ちょっと憧れちゃうね。
「海の近くに住んでも、あーとできるかは、別のサイノーが必要ですよ」
よーく、わかっておりますですよ。
アートな才能に恵まれてないことぐらいは!
らーすけの向こうに見えてるのは千倉大橋です。
ここは駐車場なんだけど、芝生ではない部分に、巨大なくじらが描かれているそうな。
この写真じゃわかりませんけどね!
実際現地でもわからなかった(汗)
公園の駐車場のアートも、理解できない私です(笑)
「ボクははらぺこでは、アートできません!」
そうね、お宿に戻って、朝ごはんをいただきましょう~!
朝食です。
小鍋は具だくさんのお味噌汁でした!
「ボクはおさかなをいただきました」
らーちゃんに、干物とごはんと卵焼きをおすそわけしました。
しょっぱいけど、すこしくらい、たまにはね!
 帰りがけにらーすけの写真を撮ってもらいました。
気が向いたら見てね!

【まだ続く】


暴走2009。。。その2

2009-12-03 20:59:31 | 旅行記 房総
♪あ~、くじゅうくりはまぁ~♪♪
ここはひとつ松海岸、九十九里の最南端(一宮海岸)のちょっと手前くらいのところです。
夏場は海水浴客でにぎわう浜辺も、まばらに波乗り客がいるくらいでした。
「オットセイが、ながれついてきてるんですね!」
ちがうよ、らーちゃん。
海の中の黒い点々は、波乗りの人たちが波を待ってるんですよ。
あの中に『自称プロサーファー』もいるかしらね!
「たいへん!クスリはやめなさいね~!」
大丈夫、ほとんどの人は、イイ人だから!
こちらは九十九里から海沿いを南下すること約20㎞、御宿町の月の砂漠海岸です。
晩年を御宿で過した詩人の加藤まさをが、ここの美しい砂浜を見て作詞したのが、童謡『月の砂漠』ですって。
浜辺には記念碑と王子と姫の像があります。
観光客、意外に多し!
「王子さま、こんにちは! ボクも王子です!」
小心者らーすけは、このラクダを怖がってました(笑)
「べつに・・・こわくなんか、ありませんけどね・・・」
そぅお? 腰が引けてたけど?
「・・・ボクもお姫さまといっしょだったらいいのになって・・・」
え~、私が一緒で、すごくいいじゃないの~!
。。。見解の相違があるようです。。。
私の両親は共に東京の生まれのようですが、その親の世代となると出身は様々です。
父の父親(私の祖父)は、実はこの御宿の隣町の勝浦の出身で、父の母親(私の祖母)は、笠森観音のある長南町の出身なのです。
なので私の中には、房総の血が、かなり濃く流れているのです。
この旅は、私の根っこの旅って感じかな~
さてさて、今回の目的地は南房総の千倉町です。
海沿いに走っていけば、すぐに着くだろうとタカをくくっていましたが、行けども行けどもたどりつかない・・・
御宿からはノンストップで移動しましたが、約50㎞がこんなに遠いなんて!
高速道路ならあっという間なのに~
予想していた以上の長時間ドライブになりました。
・・・たいしたことないじゃ~ん!って声が聞こえてきそうだけど・・・
ひ弱なにら家的には、あっぷあっぷでしたよ。
「みっともないですよ!」
まったく・・・泣き言言ってる自分が情けないっす・・・
でも泣き言ついでに言っちゃうと・・・
今回、やたらと階段や坂道を歩いたので、なかなかハードな筋肉痛になりました。
日ごろの鍛錬の成果はどこに・・・?
そしてやっとこさたどり着いた千倉町の、こちらは高家神社です。
*リンクには〔たかいえじんじゃ〕とありますが、神社のパンフレットには〔たかべじんじゃ〕と書いてあります。
後者が正式な読み方のようです。
ここの参拝は、今回の旅の目的のひとつでした。
なんでも、日本で唯一の料理祖神を祭る神社なんですって。
絵馬には料理の腕前の向上を祈願したものがたくさん。
私はといえば・・・いいの、これ以上、あがる腕はないのだ!
包丁塚もありました。
この前週の23日に、包丁式なるものが催されたようです。
知らなかったけど、ここでも逃した感あり・・・
こんな音頭碑があるのもご愛嬌。
たかべ音頭だって・・・こういうセンスって、日本ですよね~
スイッチを押すと歌が流れてきましたよ。
とりあえず押してきたけど、ちゃんと聴いてこなかった(笑)
本日の宿泊は、しぶごえ千倉です。
目の前が海ですよ。
わんこ連れ専用のお宿なので、ドッグラン(お庭と室内)があります。
そして、人間は温泉に入れます。(千葉県ですから、沸かし湯ですけどね)
「もうボク、はらぺこぱーです」
レストランでは、らーすけもテーブルに着いて、ヨイコにできました。
お料理(一部撮り忘れあり)は多すぎず少なすぎず、ちょうど良い分量でございました。
「ボクも主役の、はしくれでした」
予約のときに、うちの子記念日旅行だと伝えてあったので、余分にデザートをいただきましたよ。
飼い主用
手前がワンコ用です。
この日は満室でしたが、宿泊客のおよそ半分の組が、なんらかの記念日だったようで、あちこちでスイーツセレモニーがありました。
特に証明するものも必要ない、申告オンリーなので、言ったもの勝ちでしたね。
逆に、もらえなかった方々に申し訳ない感ありです。
「ごちそうさまでした!」
ひげにごはんつぶをつけて、給仕のお姉さんに笑われたらーすけでした。
「よっぱらいは、お風呂にはいっちゃ、いけませんよ!」
ハイハイ、わかっちゃおりますが、温泉ですから、入るでしょう~
到着してすぐに温泉、寝る前に温泉、朝起きて温泉の、3風呂はお約束です。
「ボクはひとあしおさきに、おやすみです・・・」
こちらのお部屋は・・・驚愕の狭さで、居場所がなくて・・・
お世辞にもくつろげるとは言えない感じでしたので、早々に就寝してしまいましたよ。
ドライブ、くたびれたね~!
【続く】


暴走2009。。。その1

2009-12-02 22:17:23 | 旅行記 房総
「にらですよ、おでかけですよ」
11月最後の週末、房総へ出かけてきました。
たまりにたまった日ごろのストレスを洗い流すべく(いつもそんなこと言ってる!)急遽企画した、温泉につかる旅です。
千葉県の俺は男だ知事の肝いりで800円になったアクアラインを使いました。
できたばかりの頃に走りに来たきり、久方ぶりの東京湾横断です。
まず最初に訪れたところは、房総半島の中程、長生郡というおめでたい住所の笠森観音です。
こちら10月中旬から11月中旬までの一ヶ月間、6年に1度のご開帳でした。
時期をはずしてしまって、ちょっと残念。
ま、急に思い立って決めた旅だから仕方ないですね。
「なにか、気配を感じますよ・・・」
山門では東京都知事に似た仁王様がお出迎え。
観音堂は、日本唯一の『四方懸造(しほうかけづくり)』という建築様式で国宝に指定されています。
ワンコはNGなので順番に拝観しました。
こんな風に、岩の上に乗っけるように建てられています。
見上げると、ちょっと不安になるけど・・・
もう、建立から千年近く経ってるんだから全然大丈夫なんでしょうね。
「モンちゃんは、どこにいっちゃったのかしら・・・」
知らない場所で相方と離れると、ものすご~く不安になるらーすけです。
こんなとき、私はまったく信用ありません。
居ても居なくても一緒みたい。
そんならーすけの心も知らず、のんきにお堂の上から写真を撮ってるモンキチ。
こちらがその写真、不安でいっぱいのらーすけと、お付きのヒト。(笑)
「モンちゃん、いましたよ!」
そりゃあ、いますよ、一緒に来たんだもん。
「まいごにならなくて、ヨカッタですね!」
うんうん、そうだね、キミの心配性は一生そのままなんだろうね。
さてさて、次に向かったところは、同じ長生郡の長生村(笠森観音は長南町)にあるBig Wood 九十九里ウエランカラです。
ウエランカラって・・・アイヌの言葉で『あなたの心にそっと触れてもいいですか・・・?』って意味だそうです。
人が尋ねているのかな?
ワンコがささやいているのかな?
こちら、犬の総合教育施設というだけあって、大きなドッグランがいくつもあります。
夏場はプールもあるみたい。
放牧されていたワンコ達・・・かなり自由にしています。
いいねぇ~ 楽園だねぇ~
生まれて一月のパピーちゃん達も日光浴していました。
こちらのカフェでランチです。
「マテにかんしては、ボクもかなりイケます!」
そうね、最低限の教育は身についたって感じね、キミは。
お宿の夕食は時間が早く始まるだろうから、その辺を考慮して軽めに。
パスタとホットドッグをいただきました。
どこかの別荘に遊びに来た気分にひたれる空間です。
「ボクも、べっそうにいるセレブわんこ気分にひたっています」
おまけで、らーすけにジャーキーをいただいちゃいました。
「ありがとうございました!」
「あ~、おいしかった!」
長い時間車に乗って、イイコトあったね~
「おクルマ大歓迎です!」
ムフフ・・・それはよかった!
これから、まだまだたくさん、乗ってもらうのよ~! 【続く】